いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

不思議なポケットスクエア

2010-06-27 05:23:57 | その他
冒頭の写真
不思議なポケットスクエアです。
どうやって挿しているかわかりますか?

こんな感じにすると、炎が燃えるようになり
又、雰囲気が変わります。



不思議な挿し方ですよね。

実はこのポケットスクエア
同じ物が二つ。
これを組み合わせて挿しています。



そのことによって
とても表情豊かなポケットスクエアに
なります。

しかも柄が面白い。



エッジの部分が4層のストライプになっています。
内側がバイアスのストライプ柄。
しかもネイビー、白、グレーという色の組み合わせなので
ドレッシーでもあり、しかも何にでも合う
ピンストライプのネイビースーツに挿してもOKですし
ライトグレーのスーツでも合います。

実は、このポケットスクエア
いつもお世話になっているパーソナルテーラーで
発見した物(正に発見です)。

パーソナルテーラーのwebで
ビスポークシャツとタイの組み合わせの写真が
何点か掲載されていたのですが
そこで発見した物です。
シャツよりもタイよりも、このポケットスクエアに
釘付けになってしまいました。

直ぐさま、問い合わせて
譲っていただいた次第です。

素材は1950年代のビンテージシルク。
一辺が27cmと小振りですから
恐らく婦人用のハンカチーフではないかとのこと。

テーラーのオーナー氏が
販売するにはエッジ部分の仕上げが
満足いかないとのことで
エッジ部分をばらして
ハンドロールし直しています。

う~ん、素晴らしい。
これは正に奇跡のポケットスクエアですね。



バタクハウスカット acornのドレスシャツ

2010-06-26 06:15:32 | ドレスシャツ
前回、大阪に出張に行った際
ただでは帰りませんよ~とばかりに
batakを捜索。

何気なく見ていると東京から来た
お客さんがドレスシャツをまとめ買いしています。

ムムっ!?

どういうことかとK部店長に
確認してみると
新生バタクハウスカットになった時
あのイギリスのacornの生地限定で
ドレスシャツを作ったとのこと。



にもかかわらず
パターンオーダーの方が盛り上がってしまい
既製品の方は今まで残ったとのことでした。
ということで半額以下のシークレットなセールに(笑。

生地はどれを見てもacornだけあり
魅力的ですね~。

前回バタクハウスカットでは
ドレスシャツをパターンオーダーしましたが
既製品でも大きな問題はありません。

すかさず私は
「すべての白以外の15サイズの物を
 持ってきて下さいっ!」
と思わずバブリーな発言をしてしまいました。

白は既に沢山ありますからね。

そして購入したのが冒頭の写真を含む
3点です。

まずは冒頭の写真のセミワイドでダブルカフスの物。
バタクハウスカットのドレスシャツって
この襟の開き具合含め、本当にパターンが秀逸です。
何か色気まで感じますね~。

生地は下の写真ですが


acornの生地全体に言えるのですが
織りが緻密なせいか、光沢がありますね。

そしてもうひとつがこちら



タブカラーでシングルカフ仕様です。
バタクハウスカットと言えばタブカラーですよね。

生地はこちら。



とても夏に映える涼しげな生地です。

そして最後にセミワイドでシングルカフのこちらの
ドレスシャツ。



これが色的には一番明るい色です。



いや、さすがacornどれも素晴らしい生地です。
しかも半額以下。
世の中、何が起こるかわかりませんね~(オーバーか 笑)。

今回、一気に青系のシャツが充実しました。
やはり迷った時は全て買うが正解のようです。
3枚で正規価格の1枚弱位かな~。

残り僅かとは思いますが
気になる方は阪急梅田店へお問い合わせを。

VESTAのウェストコート

2010-06-20 05:52:39 | スーツ
先日、遂にVESTA
オーダーをしました。

と言ってもウェストコートです。
初VESTAがウェストコートとは
ごめんなさい、セールスマネージャーのきいちゃん。

VESTAと言えば、夏はシャツ生地のジャケットが
有名ですが、当初シャツ生地のウェストコートを
オーダーしてみようと思っていました。

しかし、生地を見ているうちに
やはり、夏はリネンがいいよね~と言うことになり
結局、リネン生地でオーダーしました。

冒頭の写真がそうですが
創業100年を迎えるリネンで有名な
英国アルスターウィバーズのアイリッシュリネンです。

背中は白、ボタンはとてもオーソドックスなエクリュ色のタイプにしました。

まずは採寸です。
ビスポークスーツも作れる
サルトリアルマネージャーの松葉さんが採寸。

いや、ウェストコートで恐縮です。





採寸が終わったら、ゲージを着て
チェックしていきます。



そして問題の肩部分



右肩が1cm位落ちているんですよね~。

松葉さんも
「テーラー泣かせな肩ですね~」と
おしゃっていました。

そうなんです。
ウエストコートは肩がなくて簡単と思いきや
型紙のパターンが悪いとすぐに肩甲骨周りに隙間が出来たり
肩にぴったりのらなかったりで
意外に難しいと思います。

デザインは3つボタン段返りのスーツに合わせることだけを伝え
おまかせです。

VESTAのウエストコートは
アジャスターがサイドに付き
通常はポケットなしと聞いているので
ちょっと特徴がありますね。
出来上がりが愉しみです。

そして最後に恒例の?
きいちゃんとの記念撮影。



このきいちゃんとの会話が
実はVESTAの最もテーラーとしての愉しいところかも
しれません。

出来上がりは7月頭、
その時は又、ご紹介したいと思います。






小山薫堂さん

2010-06-19 22:44:14 | その他
先週の土曜日のこと。

家内と日比谷線に乗って東銀座に向かっていました。
私たちは立っていたのですが
すぐ近くの椅子が空いたので
家内と座ろうかとその座席に
近づいた時、男性が先に座席に座りました。

その男性は私たちに気づくと
「あ、どうぞどうぞ、お座りになって下さい。」と
席を譲ってくれました。

しかし、その男性
どこかで見覚えが。

あっ!小山薫堂さんだ!と直ぐにわかりました。

日頃、色々な男性情報誌や
接待のお店を選ぶ時
いつも参考にしているdancyu
そして最近では「おくりびと」でTVでの
露出も多い、薫堂さん
初対面でも好きな方は
直ぐにわかりますよ。

そして私は

「失礼ですか、小山薫堂さんですか?」と
お訊きしたところ

「はい、そうです」と。

不躾とは思いましたが
名刺交換させていただきました。

もちろん「いつか英国日記」のブログ名刺も
しっかりお渡ししました。

そして今朝のFM横浜のフューチャースケープ
私が番組宛に先日のことをメールしたところ
番組で話題にしてくれました。

薫堂さん曰く

「いつか英国日記」のらみいさん
「英国系の紳士の方でした。」と
先日の日比谷線内の出来事も
話してくれました。

いや~嬉しいですね~。

ますますファンになりました。

PIMM'S NO.1 & クラブナイトパーティ

2010-06-19 06:53:09 | その他
先日 行われたパーソナルテーラーでの
メンバーを集めたクラブナイト。

いや~、楽しかったですね。
こういったイベントに恥ずかしがる
うちの家内も珍しく参加。

「当日の装いに期待しています」との
テーラーオーナーのアナウンスもあり
皆さん、思い思いの素敵な
装いで参加されていました。



楽しいルールとしては
クラブタイ所持者は必ずクラブタイをすること
全体で20数名のパーティでしたが
7名がクラブタイをしていました。

何か、同じタイってちょっと恥ずかしい(笑

今回のパーティを大いに盛り上げたのが
冒頭の写真のPIMM'S NO.1
ご存知の方も多いと思いますが
英国を代表する夏の飲み物です。



1840年
ロンドンシティでオイスターバーを始めた
ジェームスピムがジンをベースに柑橘系フルーツエキスを
加えお店で出したのが
所謂PIMM'Sの始まり。

何種類かあるPIMM'Sの中でも
最もポピューラーなのがPIMM'S NO.1

その飲み方は
PIMM'S NO.1 1に対して レモネードやトニックを3
それをピッチャーに入れ、氷、オレンジ、イチゴ、キュウリ!
飲むグラスにもオレンジとミントを入れれば
英国の夏の風物詩
PIMM'S NO.1の出来上がりです。



楽しいパーティに
おいしい食べ物と飲み物
そしてとっておきのDJ
素敵な一夜でした。

こんなパーティ
又、是非、参加したいですね。

今回ケータリングサービスレベルで
PIMM'S NO.1をご提供いただいた
仙台のMさん、本当にありがとうございました。

次は仙台の七夕でお会いしましょう(笑。

ビスポークドレスシャツ

2010-06-13 06:40:34 | ドレスシャツ
いつもお世話になっているパーソナルテーラーで
ドレスシャツをビスポークすることにしました。

素材はオックスフォードのコットンシルクです。

ボディがスカイブルーで襟と手首が白の
所謂、クレリック仕様にしました。

まずは冒頭の写真のように
デザインをどうするか決めていきます。

今回はテーラーオーナーであり
モデリストでもあるR氏の意見を尊重し
基本的にはハウススタイルで作ることに
しました。

カフの形や
フロントのボタンが最初と最後のボタンを除いて
比翼仕上げになっているところとかが
とても特徴的ですね。

そして採寸です。

実はこちらのパーソナルテーラーは
シャツもスーツの職人が作成した方が
レベルが高い物が作れるとのポリシーです。

よって採寸はスーツ職人のYさんが
行っていきます。




手際良く、採寸が進みます。

そして何故か股下まで。



これはひょっとしてスーツを作成するときの
データ?かな・・・

そして体型のチェックです。

職人のY氏とモデリストのR氏が
よってたかって(笑)
私のメタボリックな体を色々チェックしています。



私の体はかなり右肩が下がっているので
所謂テーラー泣かせな体だと思います。



仮縫いはおおよそ2週間後になります。
愉しみですね。


マドラス スカーフ

2010-06-12 06:51:05 | タイ
マドラスのスカーフです。

これはプラベートテーラーに
ビンテージコットンでビスポークした物です。

マドラスのスカーフは
やはりこちらのテーラーで1本購入していますが
首に巻いたときのあまりの気持ち良さと
汗も取ってくれる実用性にハマり
ビンテージのコットンが入荷したとの話を聞き
追加でビスポークした次第です。

このコットン
フィンクスコットンではありませんが
何とも言えない風合い
そして柄だと思います。



首の後ろはいつも通りで
柄合わせは完璧です。



正に今はクールビズに突入。

昨年は暑くてもタイドアップを実践しましたが
今年は襟元を涼しく見せ
そして本当に実用的な装いとしての
大活躍中です。

ビンテージなコットン
そして夏を感じさせるマドラス。

こう言った装いで盛夏を楽しむのも
又、いいですね。


K部店長とフィールドコート

2010-06-06 05:08:35 | コート
ご存知 バタクハウスカット梅田阪急店のK部店長です。
この日は私が訪ねることを知ってか知らずか
出来上がったばかりのコードレーンの3Pを
お召しでした。

いや、今日も決まってます。
爽やかですね~。

そして気になるのはK部店長と一緒に写っている
フィールドコート。



これカッコ良くないですか?
私はとーっても気になります。

このフィールドコート
実はバタクハウスカットの特注品です。

英国ロンドンの猟銃専門店
ジェームス・パーディのフィールドコートです。
ジェームス・パーディと言えば
幻の銃、水平2連銃が有名ですよね。

ということで
日本ではほとんど見かけることがない
本格的なフィールドコートです。

今回バタクハウスカットで
サイズオーダーを受け付けるとのこと。
但し、期間も着数も少ないので
気になった方はすぐに確認された方が
良いと思います。

詳しくはこちらで。

何でも噂では丸の内店店長のK保教祖様の
アレンジのようです。
型紙もちゃんと日本人向けに
引き直されているとのこと。

さて仔細に見ていきましょう。

背中はベルトが付いています。
裾のボタンもカッコいいですね。



そして襟元にはチンストラップ




そしてこのディティールが
たまりません。
何とポケットの下にはD管。



これは猟犬を繋いだりする時に
使用するとのこと。

いや本格的です。
何もかもが、猟をする為に機能的に作られています。
それがまたカッコいいです。

イギリスでオーダーを受付、製作されるので
11月頃の出来上がりだそうです。

そして同時にハンチングも受け付けるとのこと。

生地は勿論ツイード
LOVATかANTONY HAINSですが
そこは別注品、相談すれば、何か特別なことが出来るかも
しれません。

いや~
気になりますね。
しかし、お値段もそれなりなので
要検討です。

取り急ぎ、ハンチングはオーダーしようと
思います。

フランコプリンツィバリのグレーストライプスーツ

2010-06-05 07:10:28 | スーツ
フランコプリンツィバリのグレーストライプの
2Pのスーツが出来上がりました。

仕様はレジュリッシモ仕様です。



非常に軽い仕上げ
正に盛夏仕様です。
着ていてもまったく重さを感じません。

しかしながら、以前のフランコと比べると
肩とかはしっかりした作りになりました。



以前の肩の仕様は所謂、雨振り袖仕様でしたが
ビジネスにはこちらの方が
よりマッチしていると思います。

そしていつもながらの
特徴的な前振り袖。
これも着心地に大きな影響を与えていますね~。



そして裏地はこちらの色に。
グレーとも良いマッチングだと思います。



来週から
早速着たいと思います。