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電子レンジのエラーコードH98とは?

2011年05月23日 | 買物メモ

3年前に購入したナショナル(現パナソニック)の電子レンジですが、最近だんだん出力が落ちてきて、例えば2分間で適温になっていたものが3分かかるようになるなど、温め直さないといけない例が増えてきていました。

それで、念のためNE-M250Sという品番でトラブルがないか検索したところ、たくさんヒットしましたね。
それも「マグネトロン故障」とか「基盤故障」とかいう致命的なトラブルが多発しています。
これは危ないかなと思っていたら案の定、5月19日の朝、ウチの奥さんが「H98」という表示が出て動かなくなったとご報告です。


たしかにその通りエラーコードが表示され、ピーピー鳴って動きません。

故障して気が付いたのですが、電子レンジってないと不便ですね。朝は牛乳を温めて、コーヒーを加えて飲んでいますが、レンジが使えないと鍋で温めないといけないし、鍋に牛乳が付くので洗う手間も要ります。
冷凍食品の解凍・加熱や、冷ご飯の温めなどは他に適当な方法がなく、本当に不便です。

しかし、買ったのは2008年2月26日で、まだ3年3カ月程度しかたっていません。価格は大した機能もないのに2万8,000円でした。


それで壊れるとは考えられないのですが、上記のクチコミ情報ではもっと短い使用期間でマグネトロン交換となった例も報告されています。

しかもこれはNE-M250だけの問題ではなく、他の機種でも同様の故障が報告されていて、マグネトロン故障はナショナル・パナソニックの電子レンジに共通の弱点のようです。

そしてどれもが長くて3年程度で壊れるようで、まあ言って見れば「ナショナル・タイマー」の面目躍如といったところですね。
ちゃんと保障期間が過ぎて壊れるところなど、本当に良く出来ています。


費用としては大体マグネトロンの部品交換で15,000円ぐらい請求されるのが相場のようで、それに出張代金として3,000円が加算されるということです。

ただし、上記のクチコミでは、対策部品を持って来るのではなく、全く同じ型番の部品が交換されているとのことで、なんのことはない、タイマーがリセットされただけということになります。

しかしまた3年たって同じ金額が請求されるのでは、たまったものではありません。
今は単機能の電子レンジであれば1万円以下で入手できます。

ウチの奥さんは、「3年で壊れるとは納得できない」と、メーカーの修理窓口に電話しました。でも、結果は有償修理という返事でした。どれくらいかかるか見積してもらうにも、出張代金は支払わなければならないし、交換しても元の部品ということでは意味がないので止めることにしました。

これまで我が家で3年程度で壊れた家電製品は、ソニーの8ミリビデオデッキ以外はありません。これは構造的に致命的なミスがあり、無償交換してもらった新品も同じぐらいに壊れました。
(でもソニーの名誉のために言っておくと、今の液晶テレビに替わる前のソニーのトリニトロンテレビは、23年間使用できました。)

奥さんが修理窓口の担当者に「エラーコードH98という故障はよく起きているのか」と聞いたら、「1件も聞いていない」と答えたそうです。
「インターネットでもよく話題になっているが」と聞いても、「報告されていない」との返事。まあ、よくある故障などと言ったらリコール問題になってしまうので、あくまでも「聞いていない」と答えるようにしているのでしょうね。

なんだか原発事故での国や東電の対応みたいですが、情報が瞬時に広まる今の時代にこんなことをしているようでは、このメーカーもダメですね。

ということで、翌日は近くの量販店に電子レンジを買いに行きました。

庫内の容積が20リットル以上であること、700ワット以上の出力であることだけを条件に探して、結局シャープのコレにしました。
見た目もチープな(笑)低価格の商品ですが、庫内容積は20リットル、タイマーダイヤルは電子式で、壊れた前の機種でよく起きた温度ムラの防止に有効な「回転テーブル」もついて8000円台。
パナの1/3以下の値段で、ボッタクリな部品代に比べても半分程度です。

これが何年使えるのかわかりませんが、少なくとも今回の故障の経験によって、ナショナル・パナソニック一辺倒だった我が家の電化製品の選定基準は、大きく変わることになりました。

少なくとも、電子レンジについては「買ってはいけない」メーカーの一つだと思います。

コメント (50)
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