思いつくままに書いています

間口は広くても、極めて浅い趣味の世界です。
御用とお急ぎでない方は、ごゆっくりどうぞ。

野良猫対策のあれこれを試してみました

2012年02月23日 | バイク
去年の暮れぐらいから、職場のバイクの駐車場に野良猫がたむろするようになり、シートの上に肉球跡や涎のような汚れが付けられる被害が発生してきました。それを防止するためにシートにゴミ袋をかぶせている人も現れてきました。
ただし、オフロード車やロードスポーツバイクは、シートの幅が小さいせいか、被害にあっていないようです。

駐車場です↓


なんでも、猫はテリトリー意識が強く、尿をかけたり、爪とぎで痕跡をつけたり、体の臭腺から出るニオイを色んなところにこすりつけて、縄張り宣言をしているとのことです。

実際、特にスクーターにはっきりとマーキングした痕跡が残っています。少し痛んできたこのスクーターのシートなどは、「爪とぎ」されて破れた箇所がはっきり見えます。↓


私の通勤スクーター(Dioアドレス110)にもマーキングが付けられていました。涎みたいな痕跡に猫の毛さえこびりついていました。
帰宅後マーキングの汚れを掃除しようにも、雑巾で拭いたぐらいではとれません。しつこいです。
とくに滑り止めのため、細かい凹凸のあるアドレスのシートは、汚れが入り込んで簡単には取れないのです。
仕方なく、ガラスクリーナーの泡を吹き付けからしばらく放置して汚れを浮かし、その後洗車ブラシでゴシゴシこすってきれいにしていました。手間がかかります。

同時期に、家のガレージにも猫の侵入した跡が見つかりました

ガレージ内の廃品回収用の古新聞が、爪とぎでぼろぼろにされていたのです。ひょっとしたら、ガレージから家に戻る際、シャッターが閉まりきるまでに、入れ替わりに猫が入り込んでいたのかもしれません。一晩閉じ込めていたかも。(笑)
というのは、掃除用電動ブロワーの収納用ダンボール箱の中に、乾燥した猫のウンチがあり、ブロワーのゴミバッグにはオシッコもかけられていました。臭いです。すぐ布製バッグを洗濯しましたが、なかなか匂いは取れませんね。

もう怒り心頭です。

なんとか猫対策できないかといろいろインターネットで調べて見ました。
まず試したのは猫除けスプレーです。↓


これをホームセンターで買い求め、ガレージの入口・シャッターの接地するあたりに噴射しました。
バイクに積んで出勤し、愛車の駐車スペースにも吹き付けて様子を見ることにしました。

でも残念ながら、最初の数日は効き目アリでしたが、数日たった夕方バイクに戻ると、マーキングがしっかり付けられていました!
猫が匂いに慣れてきたのでしょうか。どうも私の場合は効果がなかったようです。これでは、家のガレージへの侵入防止効果もあまり期待できませんね。

それで、もっと有効な方法がないかと、いろいろネット検索してみました。

その中で有効そうだったのは、人間の耳に聞こえない高い周波数の音で撃退するという装置です。
ただし、人間でも中にはそういう高い周波数の音が聞こえる人がいるようです。そしてそういう人にとっては、不愉快に感じるとのことです。
これでは採用することは出来ませんね。ということで、さらにいい方法がないか調べていると、面白いことがわかりました。

といっても、愛猫家の間では常識らしいのですが、猫は柑橘系の匂いを嫌がるということでした。

半信半疑ながらも、早速試してみることにしました。なにより安くできそうなのも魅力です。
通勤途上のホームセンターで、一番安いレモンの香りの車用芳香剤を買ってきました。198円!でした。安いです。
余談ですが、最近は車の芳香剤など流行らないのではないでしょうか。私は久しく買ったことがありませんね。(笑)

買った芳香剤は、プラスチックの容器の中に、弾力性のある緑色の透明な5ミリぐらいのボールが入っています。
そのボールに合成香料の液体を吸収させてあるようです。

職場について、駐車場でこの容器のフタをシートに軽くたたきつけて、匂いをつけました。他の人が見たら何をしているかと思うでしょうね。これぞわたしの「テリトリー宣言」です。(笑)

芳香剤自体もスクーターのフロントの物入れにいれて、匂いを放つようにしました。


そして夕方、期待と不安半々の気持ちでバイクに戻りました。

というのは、猫によっては柑橘系を忌避しないものもいるということと、合成の芳香剤では効かないのではないかという懸念があったのです。

でも、はっきり効果はありましたね。↓

全然汚れていません。

他のバイクは

とか

とか(ピンボケです↓^^;)

のように跡がはっきり付けられていました。

それ以来現在まで、ずっとこの方法で(容器の蓋でシートを軽くたたく!)、猫のマーキングは防止できています。

ガレージのほうは、もっと大きくにおいも強い、トイレ用のレモンとオレンジの香りの消臭剤を買ってきて置いています。
各298円でした。


バイクに積んでいる芳香剤の匂いが薄れてきたら、トイレ用のレモンの消臭剤の液体を入れてやると、ボールに吸収されて匂いが復活します。
トイレ用のは量が多いので、この方法で当分行けそうです。たまにはオレンジに変えてみるのもいいかもしれませんね。

これで、家の中からリモコンでシャッターをあけてからガレージに行くまでの間とか、ガレージから家に戻る時に、シャッターが閉まりきるまでの間に、猫が入り込む心配もなくなりました。

猫の被害でお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。




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シャープファンヒーター 消えたOリングの謎

2012年02月08日 | DIYな日々
ふだんから更新が遅いのですが、このところ花粉症+風邪のような症状で、さらに更新間隔があいてしまいました。m(__)m

私の花粉症歴は30年ぐらいです。初期のころは鼻水が止まらず、くしゃみを連発するなど症状はひどかったです。

でも最近は、加齢で感受性が鈍くなったのか、シーズンになっても目がしょぼしょぼするとか時々くしゃみが出るという程度で、症状はそれほどでもなくなってきていました。そのかわり、当初は杉だけだったのに、ヒノキやブタクサなどのアレルゲンにも反応するようになって、殆ど年中グズグズいっています。(笑)

ところが先週後半、気温が低くなった時期に、何に反応したのか、突然鼻水が止まらなくなり、くしゃみも多発、ひどい状態になりました。

そんななかで、居間の石油ファンヒーターが故障してしまいました。今回はその顛末です。

機種はシャープのOK-P46SR。運転中の匂いもなく、タンクは給油が楽で気に入っていました。もう8年以上使っています。
しかしこの冬から、いくら温度調節を高く設定しても温風の出が悪く、室温が上がらなくなっていました。よく見ると、正常なら青いバーナーの炎が、黄色になってきていました。取説を見ると、気化器の内部の汚れらしいです。

しばらくそのまま使っていましたが、先日使用中に突然ビープ音が鳴ってシャットダウンするようになりました。スイッチを入れなおしたらしばらく運転しますが、その間隔がだんだん短くなってきました。

そこで取説どおり何回かクリーニングをしましたが、症状は変わらず。
インターネットの情報では、クリーニングは今回のようにシャットダウンするようになってからでは効果が低いとのことです。

ちょうど気温が今冬一番の冷え込みとなった時期なので、別の部屋からファンヒーターを運んでしのぎましたが、別の部屋も暖房が要るので、気化器がどうなっているか、分解してみることにしました。(でもこれは危険ですから決して真似しないでください)



前のパネルと上部パネルを外すと写真のように制御基板が現れます。各コードは色分け+コネクタの形状による区別がされていて、誤接続しないようになっています。なかなかいい感じでした。



燃焼ダクト部の一番下に気化器があります。灯油タンクからの配管と制御基板のコネクタを外して、ダクト部を手前に取り出して、下部の気化器とソレノイドを外して分離しました。



ソレノイドに付いている、バイクのキャブレターでいうジェットニードルに相当する棒状の弁全体に黒いタールがべっとりと付着していました。

それは古い布で拭き取れましたが、本来付着しているはずのOリングが見当たりません


↑ソレノイドに付いたニードルの基部にOリング装着用の溝があります

↓気化器内部にも、劣化して外れたような痕跡もありません。


もちろん最初から付いていなければ、気化器から灯油が逆流するので運転できなかったはずなので、長い間の運転で熱と油で溶けてなくなったのでしょうか。
そして溜まってきたタール分がシールの役割を果たしていたのでしょうか。良くわからないところです。

ナショナル製のファンヒーターにはこのニードル基部にはOリングはありませんが、シャープの場合はここにOリングがなければ、燃料が漏れて正常に動かないです。

それで何とか入手しようと調べてみても、シャープはOリングだけの販売などはしていないようです。素人に火災の原因になるおそれのある部品交換をさせたくないのだと思います。とっくにファンヒーターの製造販売から撤退していますし。

でもこの寒波なので、なんとか汎用品の中からそれらしいサイズの耐油・耐熱のOリングを探して入手、装着して再組立しました。
しかし、サイズが微妙に違うのか、うまく燃焼しませんでした。運転を始めてしばらくしてエラー表示で停止してしまいます。

この寒い中、暖房がないのはつらいです。実際この修理作業中に、寒さで花粉症?から風邪になってしまい、月曜日は仕事を休まなければならない羽目になりました。

ファンヒーターをあちこち移動させるのも大変なので、OK-P46SRはソレノイドのアッセンブリー部品番号がわかるまでそのままにして、急遽代わりを購入することにしました。我が家のファンヒーターのうち2台は15年以上使用しているので、交代要員としても無駄にはならないと考えた結果です。

いろいろ機種を検討して、先週4日に万葉文化館に出かけた帰りに、Y電器に立ち寄り、日本AIC(というより"アラジン"の方が有名ですね)のAKF-L424Nを買いました。インターネットの相場より安い14,000円で購入できました。

まあこのメーカーは、主要部品を旧ナショナル製品から引き継いでいるので、それほど外れでもないだろうと購入したのですが、本当にタイマーの方式などそっくりです。
ただし、タンクキャップはシャープの「らくタンク」には及ばないものの、90度回転させれば開くので、ナショナル時代のネジ式より便利になっています。

今回の騒動で説明書を改めて読み直しましたが、やはりクリーニング(から焼き)は必ずシーズン終了時にやるべきですね。タールが溜まってからやっても効果はなさそうです。

我が家で一番古い1990年代のナショナル製ファンヒーターでも、今まで一度も「から焼き」はしていませんが、正常に動いています。
なので、ファンヒーターで「から焼き」(クリーニング)など不要と思い込んでいましたが、やはり説明書の指示に従わないとダメですね。
ナショナルでも取説に書いているので、これからはシーズン終了時にすることにします。

しかし、Oリング、どこに消えたのでしょうね。


なんとか風邪の方は治ったものの、花粉症の症状は治まっていません。この寒空にもう杉花粉が飛んでいるのでしょうか?


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