思いつくままに書いています

間口は広くても、極めて浅い趣味の世界です。
御用とお急ぎでない方は、ごゆっくりどうぞ。

宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」を観て

2013年06月28日 | 宝塚

天候が心配でしたが、27日(木)は前日の猛烈な雨と風と打って変ったおだやかな天気でラッキーでした。
木曜の宝塚観劇は初めてですが、劇場は10時前でも結構観客が来ていました。この日は団体客が多く、宝塚が初見らしい女性の団体客が目立ちました。

いつものとおり、まず売店で数量限定の「宝塚フィナンシェ」「天下もち」を確保。

どちらもおいしくて飽きません。無事ゲットして気をよくしながらロビーの郵便局で切手を購入、7月分のスカイステージ番組表も貰って、入口で開場を待ちました。




今回のチケットは、実はWEBの先行販売を逃し、一時はチケット販売の利用も覚悟したのですが、たまたま公式HPを覗いたら運よく戻り?があって、15列下手ブロックを確保できたという次第でした。こういうこともあるので、WEBで販売状況をチェックするのもアリですね。
↓ひどいピンボケです(^_^;)

座席について考えてみたら、今回で宝塚バージョンの「ロミオとジュリエット」は4回目。最初の梅芸での星組公演ではまり、雪の役替わりジュリエットでプチがっかり、月の「みりおロミオ」に納得。結局全部を観ていたことになりますね。
そして途中本家フランス版「ロミオとジュリエット」で驚愕のイメージリセットののちの今回の星組ニューバージョン観劇ということになります。

都合5回も観てから言うのもなんですが、もともと私は「ロミオとジュリエット」のような悲劇は好きではありません。(殴)
根が単純な性格なので、大枚はたいて観て悲しい気分になるより、元気になれるハッピーエンドが一番という子供じみた理由です(笑)。
でもこのミュージカルバージョンでは、主人公二人の死後、二人は残された家族や街の人々の胸の中に生き続け、不毛な対立と抗争にも終止符が打たれるという結末が強調されているので、希望がありますね。
とくにそれはフランス版で強く感じました。観終わってある種の爽快感さえある「ロミオとジュリエット」でした。

今回は二役を7人が演じる大幅な役替わりアリ公演になっていますが、私たちの観た配役はAチームで以下の通りです。これがほぼベストな配役だと思いました。

ロミオ          柚希 礼音
ジュリエット       夢咲 ねね
       
キャピュレット卿   一樹 千尋
ロレンス神父     英真 なおき
モンタギュー卿    美稀 千種
乳母           美城 れん
ヴェローナ大公    十輝 いりす
モンタギュー夫人   花愛 瑞穂
キャピュレット夫人  音花 ゆり
愛             鶴美 舞夕
ティボルト        紅 ゆずる
マーキューシオ    壱城 あずさ
パリス          天寿 光希
ピーター         真月 咲
死             真風 涼帆
ジョン           輝咲 玲央
ベンヴォーリオ    礼 真琴

余談ですが、本当に役替わりさせられる生徒は大変ですね。
プログラムによれば、今回小池センセイは再度オーディションを行ったとのことですが、それなら役替わりなどせず、彼の判断でベストな配役を決めて、それぞれの役に専念させ、生徒のエネルギーを浪費しないほうがいいのにと思いますね。
営業サイドの意向もあるかもしれませんが。

さてようやく感想ですが(いつものことながらマクラ長過ぎですね)、まずトップ二人から。


柚希礼音はひたすらロミオになりきっています
プログラム表紙より


一途に恋に恋焦がれる純粋でひたむきな青年を演じています。恋にあこがれてはいても誰でもよかったのではなく、偶然出会ったジュリエットに一目で自分の理想とする女性像を見出して、そのまま絶望的な恋に落ちて行くこともためらわない主人公を丁寧に演じていました。歌もさらに完成度が高く、強い説得力がありました。若さとジュリエットに対する純粋な愛、繊細な感情がよく表現されていて感心しました。
再演のほうがなまじ形が出来上がっているだけに、逆に役作りが難しいと彼女は言っていましたが、頑張って新しいロミオをよく作りあげていたと思いました。


対するジュリエットの夢咲ねね

まず気が付いたのは歌です。安定感があり、聞かせてくれます。以前感じたやや心もとない部分(笑)もなくなり、安心して聞いていられます。容姿に見合った歌の成長が見て取れました。

演技も成長が見られました。
夢咲ねね自身、プログラムの中で、
「今回もう一度冷静に作品と向き合い、すべての面でブラッシュアップしていきたいです。<中略>16歳という年齢や外見の可愛らしさだけを意識するのではなく、早く大人になりたくて背伸びをしているジュリエットの本質をきちっと描き出したいですね」
と語っているように、微妙な年頃にあって、両親の歪んだ生活を反面教師にして、心から真実の愛を求め続けているジュリエットを前回以上に巧みに演じていました。

なんともゴージャスで似合いのカップルです。


観劇していて気が付いたのですが、これまでの私の宝塚版「ロミオとジュリエット」のイメージはまず「場面転換の速さ」だったのですが、単純にそうとは言えませんね。アップテンポなフランス版の後なのでそう思い込んでいただけかもしれませんが、結婚式の場面まではむしろ丹念に丁寧に話を追っている感じです。
ヴエローナの名門二家の対立と抗争の歴史、とくにキャピュレット家の、当主夫妻とティボルトを巡る歪んだ家庭事情と破たんした一家の財政などを細かく描くことで、話が単なる主人公二人の若さゆえの恋の暴走とそれによる悲劇という話にならないようにしています。

次に目立ったのがオープニングで登場する「死」の真風涼帆



いつも彼女を見るたびに「水夏希の再来」などと思ってしまいますが、決定的に違う点があります。水夏希よりはるかに歌がうまい!(笑) 
これはごく最近、スカステで役替わり公演のニュースで初めて知ったのですが、歌唱力、大したものです。ニュースを見ていたヨメさんと思わず顔を見合わせました。(でも今回の観劇ではそれが聞けず残念でしたが。)
これまでの評価は一新です。(笑)

舞台では不吉な死の雰囲気を濃厚に漂わせていました。それで登場した場面では思わず「縁起でもない、あっちへ行け!」と言いたくなりましたね。(殴) 

オープニングのヴェローナ広場での立役者の一人が十輝いりすの「ヴェローナ大公」。風格さえ感じさせる偉丈夫ぶりです。声が若くてちょっと不釣り合いなのと、もう少し歌が‥と思いますが、こう思うのはこれまたフランス版大公が余りにもウマすぎだったせいかもしれません。でも十輝いりすも似合いの役でした。


今回私が一番注目したのはやはり「ティボルト」の紅ゆずる。ニュース以来すっかりハマっています(笑)。舞台化粧は特に遠目だとプチ強すぎる感じで気になりますが、オペラで見れば全くノープロブレム。

尻軽なキャピュレット夫人(音花ゆり)が道ならぬ愛で迫ってくるのも無理からぬ美形だと思うのですが、ヨメさんは同意しませんね。(笑)
ティボルト、歌も進化し続けていて、またよくなっていました。紅ゆずるが漂わせる存在感というか独特の落ち着きはどこから来ているのでしょうか。
で、今回は紅ゆずるをずっと追っていましたが、最後に「フィナーレの歌手」として、白い晴れやかな衣装で満面の笑みを浮かべて舞台下手に出てきたのはちよっと意表を突かれた感じで良かったですねぇ。満足しました。

あと、芝居の途中でバラの花を塔?の上に投げ返すシーンが今回のツボですね。
投げるほうもストライクなら、受け取る音花ゆりもナイスキャッチ!これ、けっこう高低差があるのによく失敗しないものですね。やはりこの二人、怪しい仲だ!(笑)

前後しますが、前回と同じ役の両家の夫人たちが良かったです。
まずは怪しい音花ゆり(笑)。
言わずと知れた歌唱力ですが、演技も甥のティボルトを追いかける困った伯母さんぶり全開。歌ってはキャピュレット卿を演じる一樹千尋の歌唱力とピッタリで、いい組み合わせでした。可愛らしい顔に不似合いな力のある歌は大したものです。


対するモンタギュー夫人の花愛瑞穂もいい感じですね。前回初めて存在を知って驚きましたが、しっとりとした情感を漂わせていて、キャピュレット夫人と好対照です。
美人だと思いますね。オペラで見ているとあれ十朱幸代?と思ったりしましたが(笑)、この公演で退団とか。本当に残念ですね。
ずっと星組だったとかですが、もっと早く知っていたらと悔やんでいます。「王家‥」のときはどういう役だったのでしょうか。
この残念感、ドンカルロスのフアナ・涼花リサさんと共通するものがあります

またまた前後しましたが、好演で気を吐いたのがキャピュレット卿の一樹千尋。まさにいぶし銀の存在です。

私などはどの公演でも、この人の名が配役に入っているだけで安心してしますね。今回も前回同様、娘を家の再興の手段と考える腹黒い、でも娘に対する思いも残しているキャピュレット卿を過不足なく自然な演技で演じていました。この人はもう現在の宝塚の至宝といってもいい存在だと思いますね。歌も思った以上に音域が広く見事でした。

専科といえばもう一人、ロレンス神父役の英真なおきも、見事な歌と変わらぬ味のある演技で場面を締めていました。特に星組公演にはなくてはならない人ですね。組長当時のこの人のあいさつも懐かしいです。いつも飾らぬ温かさが伝わってきました。



あと、今回ならではの収穫が乳母の美城れんです。

まあピッタリの配役で、何で早くこの人を持ってこなかったのかと思うほどの適役でした。歌は高音域のゆとりがもう少しあればと思ったりしましたが、それ以外は完璧。
柔らかな包み込むような歌声が見事でした。セリフも上出来。ジュリエットをわが子同様に育ててきて、その幸せのためにはどんなことも厭わないという役どころを嫌味なく演じていて感心しました。

歴代乳母では月組の美穂圭子が一番と思っていましたが、今回の美城れんはトータルな評価ではそれ以上だと思います。
美城れんはスカイステージのトーク番組で私たちにもおなじみの人でしたが、今公演で認識を新たにしましたね。

はじめにほぼベストの配役と書きましたが、残念だったのはマーキューシオとパリスの配役。これは逆パターンのほうがいいと思いました。壱城あずさはがんばっていましたが、歌が課題ですね。天寿光希のマーキューシオが観たかったので、「ほぼベスト」になりました。
ベンヴォーリオは前回の涼紫央と同じヘアスタイルなのが面白かったですが、歌は段違いで今回の礼真琴が適役。抜擢にこたえて頑張っていましたが、ちよっと小柄な感じですね。その分今後演技でスケール感が出せればと思いました。

最後にかな~り物足りなかったのが組長さんのフラメンコ。もっと見せてほしかったですね~。短すぎ!

公演の最後が豪華なフィナーレ。これはもうトップ二人の独壇場(二人ですが(笑))。
若い二人が大人のカップルになってその魅力を見せてくれました。デュエットダンスはもうただただ見惚れるばかりです。





ロリっぽい表情だった夢咲ねねがショートカット+透ける衣装(小池センセイの指示だそうです)で、恵まれた肢体を存分に生かして踊る姿は圧巻です。キリッとした表情は別人の感があります。官能的で耽美的なダンス、必見の絶品です。

柚希礼音も大人の男の精悍さを前面に出したダイナミックな踊りを堪能させてくれました。




この二人、今の宝塚を代表するトップコンビといって過言ではないですね。
プログラムより


観劇の最後の感想ですが、今や宝塚の定番出し物となったこのロミジュリ、ほとんど音楽とダンスだけのシンプルの極致・フランス版元祖ロミジュリをよく宝塚バージョンに仕立て直したものだと、改めて小池センセイの力量に感じ入っています。
ミュージカルとしての完成度の高さでは、全く別物といっていい出来だと思いますね。

充実の星組と小池センセイが、来年の100周年公演で何を見せてくれるのか、今から楽しみです。

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タカラヅカスカイステージ/ 「The Back Stage #1 ~大道具~」の華麗なる裏側

2013年06月14日 | スカイステージ感想

バックステージは全部で11のテーマで番組が作られました。そのどれもが日頃ほとんど見聞きすることのない珍しく興味深い話ばかり。
その第1話は「大道具」。宝塚は舞台芸術としての完成度の高さは誰もが認めるところですが、その中でも一際豪華なのが舞台装置、大道具ですね。
今回の放送で紹介されている大道具は、2012年7月27日に宝塚大劇場で開演された花組の「サン=テグジュペリ-「星の王子さま」になった操縦士-」と「CONGA(コンガ)!!」の製作風景を中心に紹介されています。
(しかしもう1年近く前になるとは。早いものです。)

最初は打ち合わせの場面から始まります。場所は、木工工場といってもおかしくないほど広くて天井の高い「大道具製作場」です。


こんな大きな空間が舞台裏にあるとは全く知りませんでした。行き馴れた大劇場ですが、建物の空間構成がちょっと想像つきませんね。もっとも、生徒でも殆ど訪れることのない場所だそうです。

打ち合わせが行われたのはわずか開演1か月前の6月25日だそうです。まさに突貫工事です。
大道具は装置デザイナーのデザイン画と設計図をもとに作られますが、打ち合わせではまずどんなものを作るか、そして使用する材料などの説明が行われます。




大道具の担当部署は製作課と実際に舞台で出し入れしたりする公演課にわかれ、製作課でも実際に作る製作担当とできたものに色を付け塗っていく背景担当に分かれているそうです。

その製作過程ですが、大道具のデザインを決めるのは専門の装置デザイナーです。
今回の公演は新宮有紀さんという方が担当でした。

で、まず芝居のほうのデザインです。
その芝居の世界観や「かお」を思い浮かべて、全体のデザインイメージを決め、それに沿って個々の場面を作っていくとのこと。
公演を観られた方はお分かりですが、芝居は主人公の実生活と「星の王子さま」の場面が交互に展開されたり、それがオーバーラップするところもあったりするので、けっこう難しかったとのことです。
ショーのほうは、基本的にラテンものだが、ストレートなラテンものではないということで、情熱とリズムという2つのテーマで個々の場面と全体のイメージとを調和させながら作り上げたとのことでした。

で、このデザインに脚本家の意見や意向がどこで反映されるのかという点が知りたいところですが、それは今回の番組では説明はありませんでした。なのでこれは私の推測ですが、この開演1か月前というのはもう実務的な製作段階ですから、装置デザイナーが脚本家などの意見を聞くのはもっと前の、台本が固まった段階になりますね。
その段階で脚本家と打ち合わせをして最終的にデザインコンセプトを固め、実際のデザイン画と設計図を描くということになります。ということで、もし脚本家のセンセイが遅筆だったりすると、スケジュールは厳しいですね。
大道具(小道具とか照明も同じですが)の製作開始時期は決まっているので、台本の仕上がりが遅れたりすると現場との板挟みになってデザイナーは苦労しそうです。

今回の目玉はなんといっても飛行機(ちょっと飛行機に詳しい方はご存知だと思いますが、フランスの名機コードロン・シムーンですね)とあの大きな花びら。
その飛行機は、なんと作業開始2週間余りでもうほぼ出来上がっています。大したものです。プロです。

そしてまもなく完成。


この飛行機、私がこれまで観劇した宝塚の大道具として出色の出来です。もちろん他の演劇では望むべくもありません。
以前「黎明の風」でマッカーサーが降り立った場面の飛行機のセットなどは、泣きたくなるほど奇々怪々な飛行機でした。
そのとき、所詮宝塚の大道具はこの程度かと思ったものですが、それは間違いでしたね。

というのは、今回のコードロン・シムーン、デザイナーの描いた四面図の出来の良さを知ったからです。子供のころからの飛行機ファンで、このシムーンの写真や資料も以前から良く知っていて、機体の外形の特徴にもなじみのある私でも、今回の図面はよくできていると感心しました。




見落とされがちな胴体下の小さなベンチュリー管まで描かれています。(笑)


ということは、大道具の出来はデザイナーのデザイン画と設計図で決まるということですね。だから、「黎明の風」の不細工なセットも、スタッフがデザイナーの指示通り作った結果だということですね。認識を改めます。m(__)m

さて、この飛行機のセット、プロペラももちろん回ります。


がそれだけでなく、その他にも点検扉を開けるとエンジンの一部が見えるようになっていたりでよく作り込まれています。担当者は「演出や装置からの指示はなかったが、不時着したときにエンジンを点検する場面があると知って作った」といっています。まさに阿吽の呼吸ですね。






また、これは実機にはないのですが、セットの移動や運搬時に便利なように艦載機のような主翼の折り畳み機構も備えていて、凝っています。さすがにセット、サイズは実物大とはいかなくて、2分の1スケールにしたようです。


折り畳み時のロック機構も付いています。


もう一つの目玉がこの花びらのセット。
これがデザイン画と設計図です。





けっこう大きなもので、担当者はキラキラ輝いているように仕上げるのに苦心したとのことです。


このセットに上がる階段、結構大きな段差がありますね。よくコケないものです。(笑)


背景はデザイン画で40枚以上になるとのことで、まずそのデザイン画をもとに形をベニヤ板に落としていきます。アタリというそうです。




そしてそれをスタッフの大工さんが木枠を付けて組み立てていき、それにキャンバスを貼って色付けや絵柄を描いていく手順です。また電飾等も多用するのでそれもスタッフがつけていくとのこと。


階段が作られています。↓


こんなデザイン画をもとに

実際に作っていきます


さらにこれが↓


こうなりました。きれいでしたね↓


最初に蘭トムが登場するところですが、これが設計図です↓



実際はこんな風にできました↓


気が付いたのはスタッフの大所帯なこと。すごい人数です。日程が限られているので、一挙に人海作戦で作り上げていっている感じです。

本当に広い作業スペースですが、これが舞台の奥にあるとは驚きでした。


そして7月23日に月組ロミジュリ終了。ただちにそのセットが運び出され、東京に送られます。






そして完成した花組公演の大道具が運び込まれ、バトンに吊り下げられてセットされていきます。背景になるものはすべて吊下げられるのでバトンの数も半端じゃないですね。
デザイン画のステンドグラスが↓


出来上がりました↓


ばらの垣根も


出来上がったらこうなります↓


そして公演を迎えました。






最後に番組は大道具の責任者のみなさんの生きがいを紹介しています。職人さんたちです。
デザイナーの先生の褒め言葉がうれしいとか↓


直接観客の声は聞けないが、公演の営業成績があがったらうれしいとのことです。


サンテクジュペリはチケットの売れ行きがちょっと心配でしたが、こんな裏方さんの苦労を知ったら、私たちも出来る限りそれに応えてあげたいですね。

宝塚の魅力は、豪華なセットや衣装で繰り広げられる華やかな芝居とショーの舞台にありますが、それを維持するのには大変なコストがかかっているということを今回の番組でわかりました。世界に誇れる舞台芸術です。
改めてささやかながら応援していきたいと感じました。

次回は「舞台進行・公演大道具」です。更新が遅れるかもしれませんが、興味のある方はまたご覧ください。


コメント (3)
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ウインカーLED化の後日談 ~プリウスのカスタマイズ その6~

2013年06月12日 | プリウス カスタマイズ


前回のウインカーLED化作業後に感じたプチ残念な点について、我慢できずに対策を講じてみました。(笑)

その残念な点とは、

1.点滅が遅いこと

2.ウインカーレバーを操作してからワンテンポ遅れて点滅を始めること

でした。

前回購入したLEDセットについてきたウインカーリレーももちろんハイフラッシュ防止のリレーですが、過ぎたるは‥という感じで、逆にローフラッシュになっている感じです。(笑)
明らかに点滅速度は遅く、例えがオーバーかもしれませんが、バッテリー上がり気味の一昔前の原付バイクみたいな感じです。実際、信号で曲がる際に停まっている前車と点滅速度を比較したらすぐわかります。

もう一つ気になるのが動作のもたつき。レバーを操作して一回遅れて点灯し始める感じなので、とくにレーンチェンジの際など気になります。

といっても、もう狭苦しい場所に取り付けた後なので、リレー内部に点滅回数の調節部品がついているかどうかも確認できないので(後で分解してもやはりそんな機能はありませんでした)、リレーそのものを交換することにしました。

早速ググってみました。
選定の条件は、
1.点滅スピードを無段階に調節できること
2.純正リレーと同様にアンサーバックに対応していること
3.同じく、リレーにウインカー作動音機能を内蔵していること
です。ただし2と3については現リレーでも対応していますね。

検索したらすぐ見つかりました。
株式会社マッセ グラシアス事業部が取り扱っている「ハイフラッシャー制御リレー/8ピンタイプ」という商品で、トヨタ・スバル・ダイハツ・スズキ対応とのことです。
それまでにかなりストレスがたまっていたので、土曜日に発注。昨日・11日(火)に配達されました。
これも何の説明もついていませんでしたが、コネクタの差し替えと黒いツマミで点滅スピードを調節するだけなので問題なし。前回のリレーと違ってパッケージには必要最低限の説明が記載されていたし。

そのパッケージの説明を読んでちょっとうれしかったのは、「ワンタッチウインカー(3回点滅)機能つき」というところ。ウインカーレバーを軽く押すだけでウインカーが3回だけ点滅するので、レーンチェンジの際など重宝しそうですね。

早速、配送された当日にリレーを交換しました。
今回は前回の作業で学習して、まずシートを最後部まで移動させ、ハンドルは最上部に上げて少しでも作業空間を広げることにしました。フロアには古着を広げてゴミやホコリが服に付くのを防止。(てか、そんなこともしていなかったのか!)

でもやはり狭苦しいのは変わりませんね。

まあ30型になってからの鬼のようなコストダウンのおかげ?で(笑)、リレーにたどり着くのに一切カバーなどを外さなくてもいいのは助かりますが。

前回リレーの固定にインシュロックを使用しましたが、それをニッパーで切るのがまた一苦労。よく見えないままカットして、他のワイヤーハーネスまで切ってしまったらシャレになりません。
両手が使えないのでなかなか態勢が定まず、手探りで手の甲や肘などに擦り傷を作りながら、ようやくカットできました。
リレーからコネクタを抜いて、新しいリレーに装着。
作動させて見ました。懸念されたレスポンス、純正リレーと同じで全く遅れなし!
点滅回数の調節もOKです。アンサーバックも正常。速度調節ツマミには適度の重さがあり、固定する時などに他の部品に触れてツマミが動く心配もなさそうです。作動音も適正でした。

ホッと安心です。リレーを固定する前に、点滅速度を調節しました。
比較するためガレージの前にプリウスを停めて、通りかかった車が近くの交差点を曲がる際のウインカーの点滅速度に合わせて見ました。
いろんなサンプルと比べてみて、ほんの少しだけ他車の平均より早めにして、リレーを固定することにしました。
今回は後々の点滅スピード調節のことを考えて、ツマミを動かしやすい角度に両面テープで固定することにしました。


これでようやくウインカーLED化騒動は完了です。
リレー代金2,520円と送料+代引き手数料が余計でしたが、なかった機能も付けられたのでまあいいかと。ただし、今回購入したリレーはケースが色違いの商品とか、同じ色でももっと安いものなどいろいろあるようです。

教訓として、ウインカーのLED化のベスト・バイは、LED球だけユアーズ製品を買って、リレーは今回のものという組み合わせがおすすめですね。
前回の私の記事を見て、同じLEDバルブ+リレーセットを購入された方には申し訳ない結果になりましたが、どうかご容赦を。

でも、その後再度同製品のレビューを読んでも、みなさんあまり反応遅れや点滅速度は気にしていないようなので、私だけが過敏なのかもしれません。

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星組「ロミオとジュリエット」初日のタカラヅカニュースを見て

2013年06月10日 | 宝塚

前回のタカラヅカ観劇はモンテクリストだったので、もう幾星霜も経たかのような隔絶の感があります。
次の観劇予定は星組のロミジュリ。今月(6月)27日観劇ですが、もう今禁断症状出まくりです。本当になが~いブランクです。

で、その間は観劇はまだでもスカイステージのニュースで初日の模様が放送されるのを心待ちにしていました。

でも見て大失敗!

ますます飢餓状態になってしまいました。(笑)
カメラワークもうまく、断片的なダイジェスト場面を見ただけでもいやおうなしに期待感が高まってきます。
以下の映像、いつものとおりニュース画面のデジカメ画像をリサイズしていますのでボケボケです。

私が最初に観たロミジュリが梅芸での星組「ロミオとジュリエット」。これがなんともインパクトがありましたね。ダイナミックでパワフル、しかも柚希礼音の打って変った見るからに青年っぽい演技と夢咲ねねの初々しく少女っぽい演技にびっくりでした。以後タカラヅカ版ロミジュリといえばこれが標準です。

その当時の主な配役と出演者です↓

 ロミオ        柚希 礼音
 ジュリエット    夢咲 ねね
 ティボルト     凰稀 かなめ
      
 キャピュレット卿  一樹 千尋
 ロレンス神父    英真 なおき
 モンタギュー卿   にしき 愛
 ベンヴォーリオ   涼 紫央
 ピーター       美城れん
 モンタギュー夫人 花愛 瑞穂
 キャピュレット夫人 音花 ゆり
 ヴェローナ大公   水輝 涼
 マーキューシオ   紅 ゆずる
 乳母         白華 れみ
 パリス        天寿 光希
 死           真風 涼帆
 愛           礼 真琴

今回は↓のとおり。主役二人と専科のお二人、夫人たち以外はかなり変わっています。おまけに今回は大幅な役替わりがあります。役替わりさせられる生徒は大変です。

ロミオ         柚希 礼音
ジュリエット     夢咲 ねね
       
キャピュレット卿  一樹 千尋
ロレンス神父    英真 なおき
モンタギュー卿    美稀 千種
乳母          美城 れん
ヴェローナ大公    十輝 いりす
モンタギュー夫人   花愛 瑞穂
キャピュレット夫人  音花 ゆり
愛            鶴美 舞夕/礼 真琴
ティボルト       紅 ゆずる/真風 涼帆
マーキューシオ   壱城 あずさ/天寿 光希
パリス         天寿 光希/壱城 あずさ
ピーター        真月 咲
死            真風 涼帆/麻央 侑希
ジョン          輝咲 玲央
ベンヴォーリオ    礼 真琴/紅 ゆずる

それと、今回の組長あいさつでもあったように、前回は40名ですが、今回はフルメンバー71名なので大幅にボリュームアップ。
さらにニュースで小池センセイが語っていたように、今回の公演に当たってまたいろいろ手が入ったとのこと。本当に楽しみです。

それではニュース映像ですが、↓最初からなかなかの迫力です!


みんながヴェローナで盛り上がっているときに礼音はタンポポなど吹いています↓


小道具さん、なかなかそれらしく作っています。


ところで、実は私は柚希礼音的な容貌はあまり好みではありません。(←今さら言うな!)

頬骨が高くて、ちょっと越路吹雪みたいで、魅力はあまり感じないのですが、そんなことはすぐ馴れます。(笑)
表情が豊かで動物でいうとリスみたいなかわいらしさもあるし。(殴)

何と言っても今のタカラヅカを代表する安定した実力がありますね。間違いなく100周年を飾るにふさわしいスターであると思います。
演技も歌も文句なし。とくに演技力、もっと言えば眼に比類ないチカラがあります。
それを駆使した芸のダイナミックレンジが広く、今回のような若い青年役から、スカピンで見せた憎々しい敵役まで演じて見事です。
で、今回のロミオ。本当に若いです。




でもフィナーレでは一変して精悍な男に。今回はフィナーレが見ものですね。
初めはゴールドな衣装から



粋な黒の衣装で

羽根を背負ってごあいさつです。しかし、滝のような汗が首筋から‥。(^^;)


デュエットダンスでは夢咲ねねが見せてくれますね。手足が長い!



ゴージャスな二人です

ジュリエットももちろんハマっています↓


礼音を見守る表情がいいです




今回重点チェックしたいのが乳母役になった美城れん。この人、最近スカイステージでもよく見かけて、私的には雰囲気だけでも好感度大ですが、歌がうまいですねー。
短い映像紹介でも実力が垣間見えました。演技も表情豊かでよさそう。楽しみです。




ニュースを見ていて思わず「紅ゆずる、きれいやね」と言ったらすかさずヨメさんに「どこが?」と返され絶句。(笑)
でもいいですよね。
基本的に美人顔だと思うのですが。細い目などタカラヅカ化粧でどうにでもなるし。(殴)
スカステ番組の会話でよく見る意表を突いたボソッが絶品です。



公演後のスカステのインタビューで↓


あと印象に残ったのは、専科のお二人です。無くてはならない存在ですね。




いかにも大公なのが十輝いりす。貫録あります。歌がもっとよくなれば満点です。


公演後のインタビューでは、当日観劇していたロミジュリの作詞と作曲を手がけ、演出家でもあるジェラール・プレスギュルヴィック氏と小池センセイを交えたインタビューも収録されていました。

小池センセイ、いつもより小ざっぱりとしていますね。(笑)


プレスギュルヴィック氏は「世界で20か国以上でこの作品が上演されているが、タカラヅカは別格」みたいなことを言っていました。
それに対して小池センセイも「なんだ、前と同じかといわれないようにいろいろ工夫して手を入れた」と応えていました。
本当に楽しみです。




続く星組生だけのトークでは、再演ならではの難しさ・形は出来上がっているので、いかに中身を作っていくのかが課題だったとか、それぞれのツボ場面などを披露していました。





早く観劇の日が来るよう指折り数える日々が続きます。
これもまた完全にビョーキですね。

みなさん、強い感染性のあるタカラヅカ、くれぐれも観すぎにご注意です。(といってもこんなブログまで見ているようではもう手遅れか)(殴)

それにしても、本家フランス版もよかったなぁ。




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ウインカーをLED化しました ~プリウスのカスタマイズ その6~

2013年06月07日 | プリウス カスタマイズ

ご存じのように、ウインカーに使用されているバルブはけっこう電気を喰いますね。
なので、バッテリーが弱ってきた車には結構な負荷になります。よく路上でエンジン停止状態でハザードを長時間点滅させているのを見ると、他人事ながらちょっと心配になったりします。
エンジンをかけていても、真夏にエアコンをかけて停車し、エンジンルームが過熱した状態でハザードを点灯していると、バッテリーにはつらいだろうと思います。

ただ、プリウスは運転状態ではメインの駆動用バッテリーですべての電力をまかなっているので、バッテリーの過放電の心配はしなくてもいいのですが、やはり消費電流は少ないほうがいいし、せっかく他の灯火類はLED化してきたのだからと、今回着手することにしました。まあいつものビョーキです
こういうのを古来から「小人閑居して不善をなす」とかいっています。(笑)

ところで、購入する商品を検索している過程で、純正のフィラメント球はT20規格だが、同じT20でもトヨタやホンダ車の一部では差込部の形状の異なるものが使用されていることが判明。で、プリウスにもそれが使用されていて、この形状のものを「T20 ピンチ部違い」と呼んでいるとのこと。

で、プリウス用LEDバルブにも当然その「ピンチ部違い」が使用されているのですが、でも多くのものが純正とは微妙に形の違う汎用品が使用されていて、装着しても完全にソケットにロックされなかったり、接触不良になる恐れがあるとのこと。
このため交換中にソケットから抜けてウインカーユニット(分解できません)内にバルブが落ち込み、ユニット交換になったりするとかいわれています。


このあたりは今回買ったショップのサイトを見ればよく説明されています。まあ単なる宣伝ですが。(笑)

でも高価なウインカーユニット交換になっても困るので、上記ショップのサイトで、ポチッとしました。

数日後送られてきた商品がこれです。↓


前後の4つのバルブと、消費電流が大幅に減るので既存のフラッシャーリレーだといわゆるハイフラになるので、専用リレーもついています。商品は結構よさげな印象です。ただ、取扱説明書などは一切ついていません。作業手順は自分で事前に確かめましょうねということのようです。

某日早速交換作業開始。プリウスの取扱説明書が役に立ちます。


フロント左右の分は、バンパー下のカバーをめくってソケットを取り出さなければなりませんが、地面との隙間がないのでジャッキアップしたほうが作業は容易です。前方のジャッキアップポイントは取扱説明書に書かれている通りです。

ガレージジャッキを使うのも何年ぶりかな。ジャッキのカップ部にぼろ布を当てて車体に傷をつけないようにしましょう。

前が持ち上がったらウインカーユニット下方のアンダーカバーを外します。でも完全に外さなくてもOK。
説明書のとおり、10mm頭のネジとクリップ各一本を外してカバーをめくるとソケットに手が届きます。
クリップのセンター部が固着していてなかなか抜けないので苦労しました。



ソケットを回しながら外し、バルブを抜きますが、コードが短いですねぇ。


既存のバルブとLEDバルブを差し替えます。LEDに汚れが付かないようにきれいな軍手で作業しましょう。


運転席側も同じように交換しました。

元はこんな感じですが↓


交換後は↓オレンジ色がなくなります。


点灯したらこんな感じです。↓期待したほど明るくないのがプチがっかり。もっと明るいかと思っていました。ただしスパッと切れのいい点滅がすばらしくインパクトがあります。


試験点灯でハイフラを確認。やはりリレー交換が必要です。ただしハザードは正常に点灯します。
ジャッキはこれ以後は不要なので片づけました。

後ろはアッという間に終わります。極めて簡単で思わずルンルンでしたが、問題はリレーでした。


既存のリレーは運転席のフロアにあおむけになって見上げると、ハンドルポスト上部付近の奥の狭い場所についています。
リレーコードのコネクタ部がブルーになっているのでよく探せば見つかりますが、とにかく窮屈です。
169cm・体重60kgの痩せた私でも相当窮屈な姿勢を強要されました。メタボ気味な恰幅のいい方はかなりキツイだろうと思います。購入前にリレーを探すなどしてリハーサルが必要ですね。

しばらく悪戦苦闘して何とか見つけて、リレーのコネクタのロックを外して、添付されてきた新しいリレーに接続。
早速テストしたら無事正常に作動してくれました。ヤレヤレでした。
ただし、交換前と比べたら、レバーを操作後ワンテンポずれるタイムラグがありますが、まあ許容範囲。それと、点滅がはっきり遅くなっています。プリウスは他車と比べて点滅の早いのが気に入っていたのでこれはかなり不満。まるでバッテリー上がり寸前の原付バイクなみ、いやそれよりも遅くモッサリ感全開。

念願のLED化がなんとか完了で、少しばかりの達成感ですが、このスロー点滅はちょっとストレスになります。なので。早速リレーのみ交換を検討中です。(←懲りないね)

古いリレーはとても外す元気はなくそのままにして、新しいリレーを長めの結束バンドで近くのワイヤーハーネスに固縛しました。古い電球は保管することにしました。

そして最後にプチ加飾です。
少し前に入手していましたが、この手の商品では結構いい仕上げでした。


なんということはないメッキパーツで、それもルーバー全体をカバーせず上だけ覆うだけですが、さりげないのが気に入っています。言わなければ誰も気づかないという控え目さがいいです。(笑)

これで今のところプリウスのいじりたいところはなくなりました。あとは‥、COXのボディダンパーかな。でも先立つものが‥。(笑)

まだまだ病は完治しませんね。

2013/6/12追記:このあと、辛抱できずリレーの交換作業しました。

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初夏の花の文化園を楽しんできました

2013年06月05日 | 日記

出かけたのは6月1日(土)。土・日のいずれにするかちょっと考えましたが、まだ土曜日の方が晴れはしないものの雨の心配はなさそうとの予報で出発。
順調にクルマを走らせて、開園10分前に障害者駐車場に到着。
ところがいつもは開いている駐車場の入り口が閉まったままでした。「どうしたのだろうかな」とか言いながら開くのを待っていましたが、開園時間を過ぎても閉まったまま。
待っていても仕方がないので、車から降りてチケット売り場の方に向かったら、向こうから慌てた様子で係員が走ってきました。
どうやらすっかり忘れていたようです。やれやれでした。
↓ 入り口前のスモークツリーです。


入場者はいつもより少なかったのですが、重装備のカメラ+三脚の老人グループが何組か来ていました。また三脚公害の心配がちらっと心をよぎりましたが(笑)、なるようになれと、まずはいつも通り、ゲート正面の装飾花壇でパチリ。

前回はビオラなどが植えられていましたが、今回はシソの仲間のコリウスに変えられていました。スタッフの皆さん、お疲れ様です。

緩い傾斜の道を車椅子を押して「バラ園」に向かいました。

もう時期的には盛りを過ぎているだろうと、あまり期待せずに行きましたが、パッと目に飛び込んできたのが爛熟・爛漫・豊麗・豪華絢爛のバラの饗宴。まだまだ見事に咲いていました。うれしい誤算です。
おまけに曇天なので色温度が高く、花の色も鮮やかで、いろんなバラが競い合っていました。園内にはバラのいい香りが風に乗って漂っていました。








これまで何度も来ていたのに気付かなかったこんなバラも。ツルバラの仲間です。

名前が


色違いで↓

名前がローズマリー ヴィオーとのこと↓


今回は通路に三脚のバリケード(笑)もなく、せいぜいお仲間とのカメラ談義に夢中の三脚ユーザーが居られた程度で幸いでした。

バラ園の奥の「クレマチスガーデン」もまだまだ見頃。とくにレンガブロックの壁一面のクレマチスが見事。


変わった種類のものも↓


ここにはクレマチスだけでなく、紫のネギ坊主・アリウム ギガンティウムをはじめ色とりどりの花もありました。


「バラ園」に戻ってさらに坂道を「大温室」の方へ。今回は外より温室の中の方がひんやりとしていました。
トケイソウの仲間パッシフロラ アラタが咲いていました。実は熟したら食べられるそうです。食べてみたい!


うまい具合に月下美人が咲いていてくれました。タイミングが合わないと見られないとかでラッキーでした。


温室を出て、「花の工房」への途中にあるヒメタイザンボクの香りを試してから(でも花の大きなタイザンボクの方がいい香りがしますね)、「ボタン園」(さすがに終わっていました)の方へ。
ヒメタイザンボクです。↓




「ヒョウタン池」周辺で咲き始めた蓮や菖蒲などを見てから最後は「香りの丘」へ。
植えられたバイカウツギやニオイバンマツリの香りを二人で嗅いでいたら、下の「秋の七草通り」あたりにヤマボウシの花がチラッと見えました。

ヤマボウシといえば何といっても「万葉文化館」のそれが稀に見る大樹で花の数も多く見事ですが、残念ながら今年はタイミングが悪く見られず。
でもこの「花の文化園」のヤマボウシもなかなかのものです。それで最後にそのヤマボウシを見に行くことにしました。
結構大きな木で、それが何本も植えられていて見ごたえがあります。


それと、ヤマボウシの近くにいろいろな種類のバイカウツギが植えられていたのもうれしかったですね。
本来の「バイカウツギ」だけでなく、ヨーロッパで改良されたものも何種類か植えられていて、香りの違いが楽しめました。
でも香りが一番よかったのはやはり本家・バイカウツギでした。二人で何度も匂いを嗅いでみました。本当にいい香りでした。


↓これはシベルレーゲンという種類です。でも香りは強すぎて好みではありません。バンマツリ系の香りです。


バイカウツギ、私の「いい香りの木」ランキング(笑)では、タイザンボクと並ぶ芳香でしたね。帰宅後、早速バイカウツギを持っている知り合いに、挿木用の枝の提供をお願いしました。

規模が小さいものの多様な花が楽しめる花の文化園、機会があればぜひ訪れてみてください。おすすめです。

PS 一時、当時の橋下知事がここの廃園を言い出したりしたこともあって、障害者トイレは公共施設で府下最低レベルの設備でしたが、最近温水洗浄便座に更新されました。文字通りの温かな配慮に感謝です。

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