思いつくままに書いています

間口は広くても、極めて浅い趣味の世界です。
御用とお急ぎでない方は、ごゆっくりどうぞ。

宝塚宙組公演「銀河英雄伝説」観劇メモ

2012年09月24日 | 宝塚

めっきり秋らしくなってきた23日、小雨の中を宝塚に向け出発。渋滞が心配でしたが、車の量は少なく、1時間かからず劇場に到着できました。先週が連休だったのと、そろそろ運動会シーズンに入ってきたので道が空いていたのでしょうか。

座席は18列で久しぶりのセンターブロックでした。開場前スタッフの女性に「いい席ですねぇ」と言われたのにはちょっとふたりで笑ってしまいましたが。

幕が上がる前、舞台の上方にあるプロジェクターから銀河系の星々?が天井にかけて映し出されて、まるでプラネタリウム。これならいっそのこと、舞台の背景から天井にかけて継ぎ目なしのドーム状にして、プラネタリウムみたいに宇宙空間を演出してスケール感を出してもいいかもと思ったりしました。


最初はコンピューターゲームのような映像を多用して戦闘シーンを再現したり、複雑な国家と人間関係を説明する映像が続いてどうなることかと思いました。
しかし、いつもの宝塚らしい宮廷シーンに移行するにつれて落ち着いてストーリーに入って行けました。

まず一番に目に飛び込んできたのはやはり凰稀かなめのラインハルト・フォン・ローエングラムです。

この人は、私的には久々の「大人」のトップスターという感じですね。
昔の宝塚には、成熟した大人の色気を感じさせる男役のトップスター(例えば鳳蘭とか麻実れいとか)がたくさんいましたが、最近はそういう人が少なくなりました。

↑プログラム表紙です

でも、凰稀かなめはそういうスターの中に入れてもいいような容貌を持っていると思います。マントを翻して舞台を闊歩する姿は絵になります。台詞も明瞭でいい声です。
ただ、やはり歌にこだわってしまう私としては、歌唱力がちょっと残念な感じです。
かなりうまくなっていると思いますが、特に声を張り上げて歌う時に難が目立ちました。自分の感情を表現するようなしんみりした歌だと、「おっ、けっこう歌えるじゃん」と思ったりしましたが、声量を上げるとビブラートが消えてしまいます。(笑)

それに引き替え、娘トップの実咲凜音、うまいです。久しぶりに歌ウマの娘トップに出会った感じで、しかも端正な美人ですね~。

↑これもプログラムからです

歌は歌えるとかのレベルではなく、本格的な歌唱力です。
よく「歌ウマ男役トップ」と「歌イマイチ娘役トップ」のデュエットがあって、娘役がうまく助けられているというパターンがありますが、宙組は逆パターンです。(笑)
雰囲気はなんとなく大鳥れいを連想してしまいましたが、それ以上な感じです。ただちよっと今から痩せすぎな感じが気がかりです。(笑)

でも今回の最大の発見はジークフリード・キルヒアイス役の朝夏まなとでした。
歌はびっくりの歌唱力です。
こんなに歌えるのかとあっけにとられました。思わず双眼鏡(オペラというには恥しいただの双眼鏡です)を取りました。
顔は眼が大きくて、まるで鉄腕アトム(笑)みたいですが、その容貌に似合わないスケールの大きい歌声と、ひたむきにラインハルトについていく一途な役柄を演じる姿が印象に残りました。まだまだ無知な私でした。

緒月遠麻は見るからにいい人な感じで、途中の捕虜の交換式などまさに「戦場のアリア」みたいな交歓シーンで、ぴったりでした。

話は複雑なストーリーで、どう最後に収束させるのだろうかと心配するほど。前半はこれ以上展開できないというくらい話が広がりました。
さすがに小池先生だけあって、ここまでは役も多くて、生徒たちも遣り甲斐があっただろうと感心していました。幕間にプログラムを買って、出演者などを確認しました。

↑これもプログラムから

ところが、後半は、それまでの数々の両陣営の駆け引きや権謀術数にまつわるエピソードが、だんだん尻すぼみになって、結局あっけなく尻切れトンボの結末に。トップ二人の恋愛模様も全く発展せず、ただの主従関係のまま。男の友情物語でした。まあ原作がそうなのかもしれませんが。

でもあまりに地味な場面での最後なので、「えっ、これで終わり?」と思っている間に朝夏まなとでフィナーレが始まりました。ハリウッド映画の「TO BE CONTINUED」という感じです。「これはPART2が絶対あるよね、それでなかったらちよっとひどいね」とつい二人で愚痴ってしまいました。

せっかくの豪華なステージなのにと、残念感満載でした。
この結末さえもう少し工夫されていたら、トップコンビの魅力と、歌ウマも多い宙組だし、衣装は豪華でセットも立派、映像もよくできていたので、私たちは絶対リピーターになっていたと思います。

そのせいか、入りはよくなかったようで、1階は満席状態でしたが、2階から1階に降りるエレベーターは一度目でも空っぽの状態でドアが開きました。2階は入っていなかったのですね。帰りのロビーも人数が少なく感じました。

今回の観劇では、上記のように多くない客の入りにもかかわらず、男の観客が目立ちました。実際珍しく男子トイレに行列ができるほどだったのですが、この肩すかしの結末では、せっかく「銀英伝」目当てに来てくれた新規の男性客のリピートは難しいと思います。

小池先生、なんとか東京までに手直ししないといけませんよ!(笑)

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こまつ座第九十八回公演 「芭蕉通夜舟」を観て  

2012年09月22日 | 観劇メモ
少し前の9月15日、大阪・西梅田のサンケイホール・ブリーゼで、こまつ座公演「芭蕉通夜舟」を観てきました。
会場で買い求めたパンフレットです。↓


この芝居の初演は小沢昭一で、井上ひさしがあて書きで書き上げたとのこと。
それを29年後の今、坂東三津五郎がどう演じるか興味津々でした。出演はこまつ座のサイトでも記されているように、ほぼ坂東三津五郎の一人芝居
なぜほぼかというと、他に4人の黒子役がいて、舞台の転換や進行を助けているからです。彼らもいい味出していました。

公演の前に坂東三津五郎は、この舞台に立つ抱負として、
「今夏、私は初めて井上ひさしさんの作品に出演する。俳聖・松尾芭蕉の心の変遷を描いたほぼ一人芝居の一代記「芭蕉通夜舟」だ。笑いながらも見終わった後に身に迫る大きなテーマが横たわっている井上作品は好きでよく見ていた。念願かない、俳句の縁にも導かれ、うれしくも熱い夏になりそうだ。」と述べていました。

私がこの舞台を観ようと思ったのは、井上ひさしの作品であることが第一ですが、なんといってもテーマが「芭蕉」だったことが決定的でした。「芭蕉」と聞くと、私は素通りできません。(笑)

というのは、私も芭蕉と同じく伊賀上野生まれだからです。
中学校は桃青中学校でした。ご存知の方も多いと思いますが、「桃青」は芭蕉と名乗る前の俳号です。
なので、小学校時代から俳句作りは教科の一部でした。
(でも当時はけっこう苦痛でした。そして、最近その中学校が統廃合されて無くなったとも聞きました。さびしい限りです。)

高校の校舎裏から続く上野公園内の「俳聖殿」や芭蕉記念館、そして市内に散在する芭蕉生家、故郷塚、蓑虫庵などゆかりの場所もよく幼いころから親しんだところです。まあ故郷の偉人というところですね。
おかげで芭蕉の句はよく覚えていて、今でも旅行先でたまたま句碑などを目にすると嬉しいですね。
子供の時の記憶は一生忘れません。(笑)

今回、その芭蕉を、井上ひさしがどう捉えて描いているのか、それを坂東三津五郎がどう演じているのか、楽しみでした。

場所はサンケイホール・ブリーゼ。サンケイホールは昔一度だけ行ったことがある程度で、ブリーゼとなってからは初めてでしたが、阪神高速の出入り橋出口からすぐの、意外に車で行きやすい場所でした。
1時半の公演だったので早めに行って、地下1階のカフェで昼食。おいしかったです。↓


初めに書きましたが、この芝居がほぼ「一人芝居」となったのは、作者の井上ひさしが芭蕉を「『人はひとりで生き、ひとりで死んでゆくよりほかに道はない』ことを究めるために苦吟した詩人」と考えたからとのことです。
その一人きりになる場所として雪隠の場面がたびたび出て笑いを誘っていました。

今回初めて知ったのですが、俳句のもとである俳諧では、次々に句を詠んで、36で一区切りとしそれを歌仙を巻くというそうです。今回の舞台もその形式を踏んで、俳句を極めようとした芭蕉の生涯を全36景に区切って、描いています。

劇場はこじんまりとしていて、双眼鏡なしでもはっきり役者が見えるのがよかったですね。

冒頭、坂東三津五郎が「私が芭蕉を演じます坂東三津五郎です」とあいさつするところから舞台が始まるのが意表を突いて面白かったです。さすがにセリフははっきりしていて聞きやすいのも印象に残りました。

話としては、芭蕉の奉公時代から始まって、若主人が早逝したのち居場所がなくなって江戸に向かい、やがて俳諧で身を立てていって、大成する晩年までの生涯を、井上ひさしとしては珍しく淡泊なストーリーに描いていました。
この点は、これまで見てきた彼の作品とはいささか趣が異なりますが、芭蕉が自らの目指す俳諧の世界を極めようと、あえて安住をのぞまず、托鉢僧のような乞食(こつじき)行脚によって自らを厳しく追い込んで行ったひたむきな姿はよく描かれていたと思います。
演じた坂東三津五郎も、自ら俳句をたしなむというだけに、彼なりの解釈の芭蕉像が明瞭に伝わってきて、見ごたえがありました。私的には寿ひずるの件であまりいい印象がなかったのですが(笑)、今回の好演でその力量を見直したところです。

今は伊賀上野市から伊賀市になってかなり違和感のある故郷ですが、芭蕉の生涯を若い世代に理解してもらうにはうってつけなので、ぜひ地元でこの公演をやってほしいと思いました。

やはり井上ひさしは面白いです。


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兵庫県立美術館 特別展「バーン=ジョーンズ展 -英国19世紀末に咲いた華-」を見て

2012年09月10日 | 美術館を訪ねて
もともと9月8日は久しぶりに公園に出かけて花などを楽しもうと思っていたのですが、前日の天気予報では降水確率が高かったので、急きょ美術館に行くことにした次第です。
出かける前は阪神高速神戸線で渋滞との情報もあり心配でしたが、私たちが出かけたときは流れもよく、10時過ぎに着くことができました。

前回は初めてでまごつきましたが、2度目なのでストレートにチケット売り場に直行できました。気のせいか前回より館内も明るくなっていたような感じでした。(笑)

↓別バージョンです


さて今回の特別展「バーン=ジョーンズ展 -英国19世紀末に咲いた華-」ですが、この画家、全く知りませんでした。(笑)

なんとなくロバート・バーンズを連想させる名前ですが、もちろん何の関係もありません。(笑)

正式にはエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズというそうで、1833年にイングランドのバーミンガムで生まれ、1898年に亡くなって葬儀はウェストミンスター寺院で執り行われたそうです。

美術館の解説によれば、彼は19世紀末のイギリス唯美主義美術を代表する画家で、ラファエル前派の系譜に連なる最後の巨匠とのこと。
丹念に描き込まれた画面は迫真性よりも装飾性と審美性の強い画風です。時代的に前後しますが、以前見たミュシャの画風にも通じるものがあります。でもミュシャよりも緻密に描かれた画面ははるかに迫力がありました。

↓絵葉書です


全く知らなかった画家ですが、会場でウィリアム・モリスと公私ともに親交が深かったという解説を読んである種の親しみを感じました。特に植物を描いた画面を見て特にそう感じました。

展示されていた作品は初期から最晩年まで多数で、日本で初めての本格的なバーン=ジョーンズ展というのもよくわかりました。といっても先に東京で開かれていて、好評だったようです。

展示されていた約80点の作品のなかでも、特に《ピグマリオン》連作、《眠り姫》、《運命の車輪》といった油彩画の代表作と、ウィリアム・モリス商会の求めにより原画を描いたタペストリの大作が見ごたえがありました。
↓絵葉書です




展示された作品の大半はバーミンガム美術館所蔵のコレクションで、油彩画、水彩画、素描、タペストリなどの作品が、聖書・神話・物語のテーマごとに展示されていて、画家の生涯にわたる画業がよくわかります。
私的には、多数の作品の中で《運命の車輪》がベストで印象に残りました。技術的にも円熟した代表作だと思います。

ただ、装飾画ということを強く感じたのは描かれた人物の表情ですね。どの人物も表情には感情がなく、ドラマチックな物語や神話の世界にそぐわないどちらかといえば暗い表情でした。

特別展を見た後で常設展も見たので、今回も美術展としては大満足でした。
食事は今回もカフェのほうです。ただ、前回話題になったレストランのメニュー表示から評判の悪かった「パスタ」はなくなり、コースメニューだけがエレペーター前に案内されていました。(笑)
同じく有名な「底だまり」グラスワインがその後どうなっているかもちょっと興味がありましたが、邪念を振り払って(笑)カフェに直行。今回も値段相応で、野菜サラダもたっぷりで納得でした。


西日本では兵庫だけの展覧会になり、会期も短いので、ぜひ早めにご覧いただければと思います。
おすすめです。


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SSDとの別れと新旧2つのOSのインストール。Windows7は楽チン。

2012年09月05日 | パソコンあれこれ
我が家のパソコンの中で一番処理速度が速いのは、MSIのMS-1057です。


新しいといっても、もう6年ぐらい前に組み立てたベアボーン・ノートです。CPUもCore 2 Duoではなく、その前のCore Duoです。
ベアボーンってご存知でしょうか。
デスクトップやノートの半完成品で、ユーザーが好みの処理速度のCPUや適当な容量のハードディスクやメモリをつけ、光学ドライブとか無線LANなども必要に応じて取り付けて完成させる商品です。

一時はノートパソコンでも、主にマザーボード・メーカー(MSIもそのうちの一社です)がいろいろな製品を出していたのですが、最近はデスクトップだけになってしまいました。


まあここ数年のパソコン価格の低下ぶりを見ると、売れなくなったのも無理はありません。

そのMS-1057ですが、古いといっても私の用途では十分。ただこのパソコン、ハードディスクの接続規格がそれまでのIDEから現在主流となっているSerial-ATAへの移行期の直前に発売されたため、古いIDEのままなのが残念なところでした。(すぐ後のマイナーチェンジでS-ATAになりましたが)

組み立てた後、しばらくはIDEのハードディスクで使用していましたが、Windows7を入手したのを機に、SSDに交換しました。このころが私のSSD熱の最高の時期でしたね。(笑)

それから最近まで普通に使ってきたのですが、少し前から終了が異常に遅くなってきていました。使ってきたといっても、入れたオフィスソフトが2007で、どうにもメニューが馴染ないので、主に動画のエンコードやオーサリングなど、CPUパワーを生かした用途が主でした。

症状は、シャットダウン操作後2~3分かかって電源が落ちる感じです。これは私のパソコンの中では激遅に属します。

終了時のディスクアクセスが原因かとデフラグをかけてみたら、これも異常に時間がかかります。そして完了せず、途中で中断してしまいます。ハードディスクのチェックのためユーティリティソフトを起動したら、エラーメッセージが出て強制終了。
そのチェックの後から、起動時にエラー表示が出てストップして再起動がかかる最悪のループになってしまいました。
よくいう「破損しかけたハードディスクのディスクチェックはご臨終の引き金」という結果になってしまったのです。回復コンソールなどで修復したらしばらくは使えるでしょうが、常用は無理でしょうね。

まあいつかはSSDがダメになるかもしれないと思って、今年7月に日本橋で、今や希少となった2.5インチIDEで大容量320GBのハードディスクを見つけて買ってあったので、交換することにしました。
幸いなことに起動はだめでも、外付けケースに入れて他のパソコンでSSDをチェックしたら見られたので、メールデータやお気に入り等は無事にバックアップできました。マイドキユメントはもともと光学ドライブのスペースに増設していたハードディスクに変更してあったので問題なし。

前回のWindows7のンストール作業の詳細はもう完全に忘れていたので(耄碌しています)、Xpと同じように各デバイスのドライバーを用意しなければいけないかなと思っていたら、超簡単に終了。

驚きでしたね。

OS標準のドライバーですべてOKでした。無線LANはもちろん、ブルートゥースや後付けの無線のネットワークプリントサーバーのアプリまで、何の操作もなしに使えるようになったのは感動ものでした。大したものです。

で、再びOffice2007などのアプリも入れ、メールの設定や定番のユーティリティも使えるようにしました。
ところが、何回かの再起動後にデスクトップアイコンがみんな真っ黒に!

結局、これまでのXpの時と同様に、「窓の手」でショートカットアイコンの「矢印」を消していたのが原因でした。消す代わりに透明の矢印アイコンを使用するようにしたら、アイコンファイルも戻り、矢印も消えてすっきりしました。その後OSやアプリのアップデートも済ませました。

これで1件落着と思っていたところに、前回のパワーポイント作業の依頼です。その締切まであまり時間がないので、生産性を上げるためパワーポイントの2003を使うことして、関連アプリのインストールも必要なのでOSもXpにしようかと思い立って、また余計な作業をする羽目になってしまいました。

急いでいるときに余計なことをしたがるのが私の悪いクセです。(^_^;)

でも、せっかくWindows7環境も完成したので、そのハードディスクはそのまま保管することにして、これまた手持ちの新品の250GBのハードディスク(一体いくつハードディスクを持っているのでしょうね)にXpとOffice2003などを入れた環境を作ることにしました。本当にビョーキです。(笑)

このパソコンのハードディスクは、本体底の6本のネジを外してパームレスト部のカバーを持ち上げれば簡単にアクセスできます。ハードディスクと基盤の接続はしっかりしたアダプタで固定するので、ヨメさんが使っている東芝のダイナブックSS1610みたいなトラブルとは無縁です。

7をインストールしたハードディスクは丁寧に保管することにして、また以前使っていたXpとOffice2003のインストール作業開始です。


インストールそのものは淡々と終了。
しかし一通り作業が終わって、「マイ コンピュータ」から「プロパティ→ハードウェア→デバイスマネージャ」と辿って各デバイスの認識状態を確認すると、「その他のデバイス」に黄色いが5個ほどついています。そのなかには無線/有線のLANも含まれています。
やはりXpの標準ドライバーだけではダメでした。自分で入れないといけません。ところが、ドライバーの入ったCDは、一時海外に持って行って使っていた愚娘が紛失してしまって手元に無し。

メーカーサイトにもドライバーはありません。別のパソコンで検索したらダウンロードサービスのサイトが見つかりましたが、有料で、ダウンロードツール自体何やら怪しげでパスしました。ただ、ドライバー名はそこでいくつか判明しました。

それらを参考に、心当たりのデバイスメーカーのサイトからダウンロードしていきました。インテルのチップセットドライバーでグラフィック関係や無線LANはOK。サウンドはリアルテックでOKでした。
最終的にモデムのドライバーだけが残りましたが、今時モデムなど絶対に使いませんから、無効で処理。プチ不満ですが気にしないことにします。(笑)


とういわけで、こまごまとした設定を完了して、いまこれを書いているのもMS-1057です。


やはりWindows7は新しいだけのことがありましたね。でも、私はこの面倒なXpも結構好きだったりします。
今となってはシンプルだし、なにしろ達成感が違います。(笑)

これでXpと7の使い分けができるようになりました。もちろん一台のハードディスクにOSを2つ入れて起動時に選択するという方法もアリですが、私は好きではありません。いえ、単に好みの問題ですが‥




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パワーポイントで動画は‥

2012年09月03日 | パソコンあれこれ
今回のパワーポイント(以下パワポに略)作業は、仕事で10年近く前に公開の場で新規事業の説明会をやって以来の久しぶりの作業でした。
よくパワポを使った説明などを会合で見ますが、あまりアニメーション機能を使っていない例が多くてがっかりすることが多いです。
スライドの一面に文字が書かれていたりすると、読むのに時間がかかるし注意も散漫になります。
講師の説明に合わせて画面に表示させるようにしたら、会場の参加者の関心も引きやすいのに、もったいないです。

それで私は前回の仕事での資料作りもアニメーションを取り入れて、できるだけ画面に動きを入れるようにしました。

パワポは私の感想ではマイクロソフトのアプリでは一番よくできていると思います。
なにしろ、まったくマニュアルなど読まなくても、いろいろな設定ができるのが素晴らしいです。
スライドのコピーや入れ替えもわかりやすく、アニメーションの種類も多彩、「オブジェクトの動作設定」を使えば途中で他のアプリを起動したり、ハイパーリンクの設定ではページのジャンプも自由にできたりと機能の柔軟性は高いです。

今回は今はやりの動画を使ってさらに説得力のあるものにしようと思いました。

パワポのメニューを見ると、「挿入」→「ビデオとサウンド」→「ファイルからビデオ」で挿入できることがわかります。

挿入時に自動再生かクリックで再生かの選択ができるので、クリックで再生にしてスライドに張り付ければOK。画面サイズはスライド上で自由に調整できます。
マウスのクリックで一時停止も可能なので、途中止めて説明を加えることもできるのは便利です。早送りや巻き戻しができたらもっと便利ですが、まあ事前に動画ファイルを適当に編集しておけばいいことなので高望みはやめておきます。
私の使用しているパワポはOffice2003ですが、新しいバージョンでは可能なのでしょうか。
(実は2007の正規版もあるのですが、メニューが例のリボンとかで使いにくいので今回はパス)

ただし、このパワポ2003では、Youtubeなどの動画ファイルはそのままでは使えません。もちろんWMVならOK。

それで、なんとかYoutubeの動画が使えないか、インターネットで検索してみました。いろいろあるようですが、私が選んだのは「クレービングエクスプローラー」というフリーソフトです。
ダウンロード画面です↓


このソフトは、YouTube、ニコニコ動画などの動画をダウンロードし、AVI / MPEG / MP4(iPod) / FLV / WAV / MP3 の形式に変換、保存することができる動画専用ブラウザです。操作はシンプルで複雑な設定は不要、直感的に使用できて便利です。

検索窓にキーワードを入れて動画サイトを選んで検索。気に入ったものがあれば「動画を保存」をクリックすると、変換したいフォーマットの選択ダイアログが表示されるので、パワポならWMVを指定すると自動的にダウンロードと変換が始まります。
非常に便利です。


保存先はこれも勝手にマイドキュメントにフォルダを作ってくれるので、処理が終了したら保存されたファイルをパワポに挿入したら完了。本当に便利な世の中になったものですね。ただしくれぐれも著作権には注意をお願いします。
「オブジェクトの動作設定」で動画ファイルにハイパーリンクを貼っておくと、後のスライドでも呼び出せるのも便利です。
おかげで説得力のある資料ができました。

当日大きなプロジェクターのスクリーンに迫力ある動画が映し出されると、みんな驚いてくれましたね。

パワーポイントは本当によくできています。ほぼ10年ぶりの作業でしたが、すぐ機能が思い出されてストレスなく使用できました。
まだパワーポイントの便利な機能を活用されていない方は、ぜひ試してみてください。


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