脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

本日の総合診療医 ドクターGは「異常な肩こりと吐き気」

2011年08月04日 | 情報

先週も記事にしましたが

先週木曜10時から、総合テレビではじまった、

「問診によって病名を探るエキスパート、総合診療医ドクターG」

番組のふれこみは

「患者の病名を探り当てる謎解きのおもしろさを展開する医療推理エンターティメント」

今夜のテーマは「異常な肩こりと吐き気」ですって・・・・

果たして患者の病名は?

番組ホームページによると、

『異常な肩こりと吐き気でいくつかの病院を回ったが原因は不明。

ついに、仕事中に倒れてしまった。

果たして病名は何か!?』

ってそれって、脳脊髄液減少症がわからなかった時の私のことじゃ?と思ってしまうほど・・・・。

 

NHKのこの新番組は本当に

脳脊髄液減少症を取り上げるのに

ピッタリの番だと思いますよ。

番組で「脳脊髄液減少症」とりあげてもらえるように、

一緒に訴えませんか?

 

でも、外傷性脳脊髄液減少症の特徴は医学の教科書にまだ載っていないはずだし医学部で教えていないから、

研修医の先生の病名選択肢の中に、「脳脊髄液減少症」が出てこないから

番組としてなりたたないから、とりあげられるのは難しいか・・・・。

  

でも、症状からの推理するおもしろさなら、「脳脊髄液減少症」はとりあげるのにぴったりの病。

それに、

多くの原因不明の症状を抱えて苦しんでいる人たちに

「脳脊髄液減少症」という病名の可能性にも

気づいてもらえるかもしれないし、取り上げられるといいな。

 

脳脊髄液減少症を、症状から医師が見抜くのは、

まさに推理探偵的、洞察力、推理力、がないと無理ですから、

番組のネタとしてはふさわしいし。

 

本日のテーマ「異常な肩こりと吐き気」

 

脳脊髄液減少症はね、

がちがちの肩こりや、腕が上がりにくい四十肩や五十肩みたいになったり、

首の痛みや頚肩腕症候群そっくりの症状がでるんですよ。

 

だからね、患者はまさか脳脊髄液漏れでそうなっているなんて想像もしないから、

整形外科にいっちゃうんですよ。

 

整形外科の医師が、脳脊髄液減少症だって気づいてくれればいいですけれど、

勉強不足で

ふる~い概念しかお持ちでないセンセもいるし、

症状から、脳脊髄液減少症の可能性を見抜ける整形外科の先生は

まだまだ少ないのが現状なんですよ。

 

そういえば、脳脊髄液減少症の専門医をバッシングし、

脳脊髄液減少症患者の訴えをバカにした意見ばっかり言ってた否定派の医師は、

 

脳脊髄液減少症患者の訴える多彩な症状を

「症状の羅列にすぎない。」ってバカにしてたよね。

 

◎カなのはそっち。

だいたい、脳ってところはね、人間の感情も、五感も、内分泌も、思考力も、内臓機能も、運動機能も、すべて

人間まるごと全部の器官にかかわっているのを

医師なら知っているんでしょう?

 

医師なら、

脳脊髄液が増えすぎて、歩行障害や尿漏れや、認知症状態になる、水頭症を知っているんでしょう?

 

それなら、

逆に、脳を守っている脳脊髄液が漏れて減れば、

脳の機能が正常に機能しなくなって、さまざまな症状が出てくるのは、

医師なら想像できないはずはないでしょう?

 

なのに、なぜ、「症状の羅列にすぎない」なんて言い張って、私たち患者をいじめてたの?

 

今、もう一度その言葉の意味を説明してくださいよ。 

今、もう一度大きな声で言える?

「脳脊髄液減少症患者の訴えは、症状の羅列にすぎない」って。

 

そんな考えじゃ、

あなたは、問診だけで病名を当てる、

総合診療医には絶対になれないと思う。

 

総合診療医ドクターGのスタジオに出てくる、

純粋に患者を助けようと、症状から必死に病名を推理する

若い研修医に付いて、 「仁術の心」を学んだ方がいいと思います。

 

追記:見た感想。

「異常な肩こりと吐き気」の原因はワレンベルグ症候群で、椎骨動脈解離が原因での症状でしたか?

 

私も医師に病名を当ててもらうのをあきらめた時、

自分で医学書を調べていた時、延髄のなんらかの障害、椎骨動脈に何らかの問題があるのかも?一過性脳虚血発作かも?と

いい線までいってたけど、自分の力では、まさか脳脊髄液が漏れていたとは気づけなかった。

 

ドクターGの問診あったように

「交通事故などで、体のどこかを強くぶつけたりしたことはありませんか?」と私にも聞いてくれていたら、

脳脊髄液減少症の特徴を医師が知っていたら、

私ももっともっと早期に、「脳脊髄液漏れ」に気づき、早期治療が受けられていたかもしれない。

 

今日の番組での学びは、「ひどい肩こり、吐き気、ふらつき、出たり消えたりする症状、温痛感がにぶくなる。」の症状で

交通事故などで体に衝撃を受けていなかったら、「椎骨動脈解離」の可能性でご名答ですが、

では事故で衝撃を受けていますと患者がいったら?病名は何だったのか?その病名も教えてほしかったな。

 

番組見ていて驚きましたが、脳脊髄液減少症の症状は、椎骨動脈解離とほとんど同じです。

脳脊髄液減少症でも、

①温痛感がにぶくなります。(触覚の障害もでます。)

②症状が出たり消えたりします。(半身まひのような症状が出たり、治ったりしますし、その他もろもろの症状が出たり消えたり何事もなく治ったりします。)

③ひどい肩こりがでます。(肩、背中、首がガチガチに凝ります。)

④吐き気がでます。(平衡感覚の障害もでます。)

ひとつ脳脊髄液減少症の症状が椎骨動脈解離の症状と違うと感じたのは、顔と体の感覚障害が、首を境に交差しないことです。

たとえば、右半分の顔の感覚障害と同じ側の右半身の感覚障害というような出方をしますし、

顔の感覚障害が片側だけでなく両側になったりと変化します。

 

これをいくら医師に訴えても、「そんな神経症状の出方は医学的にありえない。」と言われてしまいます。

症状が出たり消えたりするために、仮病を疑われたり、身体表現性疾患など精神的なものだと思われてしまいます。

 

しかし、「ありえない」と言われてしまうのはそれまでの医学では

脳脊髄液減少症の症状の特徴を考慮に入れて考えられ、医師に教えられていないためだと思います。

 

脳脊髄液減少症の場合、事実、そんな症状の出方もするのです。

生の患者から事実を学んで、医学生にも医師にも早く伝えてほしいです。

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