60代後半のスローライフ

                      

イギリスに戻って来て思う事。

2024-05-22 06:55:35 | 海外生活




時差ボケなのか、やたら疲れやすい。
夕方には眠くなる。
息子には4月に会ってから、電話をしても、全く電話に出ない。
息子の長男(孫)が息子の電話をずっと持っているらしい。
入学祝いも渡したのだけど、お礼の一つどころか、電話にも一切出なくなった。
私と、口をきくのも嫌なのか、何だか傷つくけど、仕方ない。
そういうふうに息子のお嫁さんが教育しているのだから。
S宗教の熱心な信者のお嫁さんとお嫁さんの一家。
そういう人達なのに、礼儀というものを教えないのかなと思ったりする。
息子も感謝の気持ちどころか、最近では、「有難う」の一言も言わなくなってしまった。
電話もしない方がいいのだろう。電話に一切出ないと、やはり心が傷つく。

そんな淋しい気持ち、鬱々した気持ちが続いている中、久々に元生徒さんのトルコ人のE君が
昨日、来てくれた。麻婆豆腐を作って、一緒に食事した。
家族ではないのに、まるで家族みたい。
いや、家族以上になごんだ気持ちになった。
本当にいい子だ。
彼は今、歯科医になるため、スウェーデンの大学に入学することを目指している。
それにはスウェーデン語を習得しないといけない。
去年は試験に合格しなかったので、今年、試験の結果を待っている。
若いのに、知識の豊富なので、いろいろ教えてもらうことも多い。
若い人と話すのは、本当に楽しいものだ。
特に私には、家族がいても、いないのと同じだから。

しかし、夫がいて、好きな仕事が出来ることは、有難いと思っている。
ここに帰ってきて、つくづく思うことは、やはり、この国では、一人では生きていけないということ。夫がいないと、絶対に生きていけないなと感じる。
切れやすい夫だが、いつも私をサポートしてくれる夫がいないと、生きていけない。

日本に居る時は、今以上に、孤独だった。
でも、4月末までは、超多忙で、淋しいとか考えてる暇もなかった。
周りには友達もいないし、いつ何時、何かあっても、誰にも気づかれずに、孤独死するんだろうなと、つくづく思った。
でも、朝晩、お風呂の湯舟に浸かるたびに、何とラグジュアリーな時間を過ごしているんだろうと、感謝の気持ちで、いっぱいだった。このまま死んでもいいやと思ったくらい。
それほど至福の時間だった。
地震のことも心配だったけど、仏壇の置いてある寝室だけは、2年前に筋交いなどを入れて天井床と壁を改装して、少しは安心感がある。
それに、すごく良く眠れて、快適だった。悪霊も出なかった。
仏壇が置いてあるので、ご先祖様が守ってくれているのかなと思ったりした。
屋根は去年改装して、瓦の屋根の代わりに軽いスレートになったので、それも、少し、安心材料となった。

出来る限りのことをしたから、もうこれで、死んでも、諦めがつく。というか、出来る限りのことはした。引っ越しするお金もないし、この家が、自分の城なんだなと思えるようになってきた。
アコースティックピアノも置いてあるし、ピアノも1軒屋なので気兼ねなく弾ける。
今年はベッドも買ったので、起きる時はらくちんになった。
膝が痛いので、どうしても、床に寝ていると起き上がる時が大変だった。
ベッドを置いたお陰で、地震の時も少し安心だ。
家具も少し変えた。ニトリで安い低いチェストを買った。
そして、プラスティックの引き出しは処分した。

備蓄は簡易トイレと、缶詰を少し、そして2リットルの水を20本くらい用意した。
災害が来たら何とか3日くらいは持つ程度だ。
でも、家が崩れる可能性が高いので、その時は何も取り出せないかもしれない。
生き延びたいとも思わない。
大地震が来たら、あっけなく死ぬことが出来たらと思っている。
私の友人達も殆ど、同じことを言ってる。
この年齢で、家族もいないし、誰も回りに助けてくれる人がいない状況では、絶対に生き残るのは無理だろうと思う。
仮に生き延びて避難所で暮らすとなると、もっとストレスだろう。
そんな思いだけはしたくない。

そんな不安のある日本だけど、できれば、来年も帰りたいと思っている。
何しろ、日本に帰ってすぐに、近くの神社に行った時の、あの懐かしい気持ち。
自分の国、自分の場所なんだと言う気持ちがしてくる。
神社に、わずかに残っていた梅の花を見て、癒されて、また桜の季節を迎えることが出来た。
そして、朝晩、暖かい湯船につかり、自分にとっては、至福の時間を過ごした。
狭い風呂(湯舟)で、直ぐに湯船にお湯張りが出来る。
貧乏人にとっては、とてもエコロジカルなお風呂である。

今年は自分の服など、全く買わなかった。
その代わりベッドとチェスト、日用品を、かなり買った。
そのたびに、自分の城が出来上がっていくようで、かなり満足感があった。
日本に帰るのは、春だけなので、今の所、エアコンもない状態だ。

日本は、食料品がかなり、高いなと思った。イギリスでは食料品には消費税がつかないので、
日本より安いかも?
ただし、外食は、断然、日本では安い!
千円前後でランチが食べられるのだから、すごい。
イギリスでランチを食べたら、最低でも2千円以上する。
そのせいか、外国人観光客が多すぎて、ほとほと嫌気がさした。(~_~;)

外国人の方が優雅に日本旅行を楽しんでいる。
円安で日本人は旅行にも行けない。
ホテルは外国人価格になっているし。
私もホテルに泊まったのは、日本に帰って来た時、関空の近くのホテルに、そして、イギリスに帰る時、早朝の便なので、羽田空港近くのホテルに宿泊のみだった。
しかし、ホテルに泊まるのは、いいものだ。
何もしなくていいから、らくちんだから。

帰る前は大変だった。冷蔵庫は、1週間前から食品を買わないようにして、1日前までには、空っぽにしておいた。
洗濯機も、1日前には、カバーをかけて、日に当たる場所なので、プラスティック部分が、溶けないように段ボールをかぶせた。
家の中に洗濯機が置けたら、どんなにいいだろう。
残念ながら、うちには、そのようなスペースがないのだ。だから外に置くしかない。

帰ってきてから、新しい生徒さんが一人増えた。とても良い生徒さんだ。
この生徒さんは、39歳、お父さんが中国人でお母さんがアイルランド人だそうだ。
とても礼儀の正しい、まじめな感じの男性だ。
こういう生徒さんだと、レッスンが楽しみになってくる。

その他、大人の生徒さん達は、皆、教えるのが楽しくて仕方ない。
彼女たちも、私のレッスンを心待ちにしてくれた。
私が帰ってきてレッスンを受けるのを楽しみにしていてくれたそうだ。
とても有難いことだ。
私の一番、お気に入りの生徒さんは、ウクライナ人の16歳の男の子。
すごく熱心でスタジオジブリの曲が大好きな子。
また新しい曲をアレンジして教えるつもりだ。

いい生徒さん達だと、レッスン時間、1時間が、あっという間に過ぎていく。
こんな楽しいことをして、お金がもらえるなんて、何て、良い仕事なんだろうと、本当に感謝しかない。
若い時、無理して、頑張った甲斐があったというものだ。
苦しい時期、お金を工面して、レッスンに行ったり、勉強したりしたものだ。
子供が小さい頃で大変な時期だった。
でも、好きだから、やって来れた。
何をやっても、誰よりも、とろくて、どんくさくて、勉強も出来なかったけど、こんな私でも、少しずつ、積み重ねて来たから、ここまで来れたのかなと思う。

中高生の時は、英語の成績もイマイチだったけど、そんな私でも、大人になってから、近くの英会話教室に通い、お金がなくて1週間に1回のレッスンだったけどレッスンに行く時間が楽しみだった。
勉強するって楽しいことだと思う。特に大人になって、勉強するのは、本当に楽しいことだと思うようになった。



うちの近所の公園、のどかな風景







最近のおかず、白米より、玄米が食べたいなと思うこの頃、日本に居た時は、ずっと、オーガニック玄米を食べていた。



庭のマーガレットも咲き始めていた。
帰って来た時、ジャングル状態だったので、しんどいのを我慢して草刈りをした。



ルナビーンズを植えた。



庭の花も綺麗に咲き誇っている。
去年植えたイングリッシュラベンダーは、ダメだったけど、フレンチラベンダーは咲いた。





カンパニュラも綺麗に咲き誇っている。

バラも咲き始めた。





ルナビーンズ、恐るべし。一日で、すごく育って伸びてきた!(^^)/


麻婆豆腐のお替りをしたEくん、初めて食べる麻婆豆腐が、気に入ったみたい。



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