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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【サンマ漁4航海目】!

2010年08月25日 | モバイル

【サンマ漁4航海目】!

水揚げ順番待ちを経て花咲港を10時30分に出港!

13時30分、チェックポイントの南東側で漂泊。

16時30分スタンバイ、魚探(魚群探知機)には薄い帯状の反応‥

晴れた日の夕暮れ、

各船の集魚灯が次々に点灯し始める様は

ある意味、祭りのような迫力があり見事である!

日暮れが遅い今の時期は日没まで仲間達と

雑談しながら過ごす余裕があり、内容は多岐にわたる‥

漁が始まって今夜で10回目の夜を数える、

確かに薄漁で始まったサンマ漁、

今後どのように推移していくのか不安視されていますが、

私個人、現時点での不安は少ない。

むしろ、ここ数年豊富だと当たり前のように思われてきたサンマ…

サンマ資源を見直す機会になればとも思う!

まだ、10/125 推定漁期間125日の10日目であるのだが‥!

日没後、漂泊中だった各船が動き始めた。

どうやら反応はサンマではなかったようです…

本船は北北西に調査航走!

日没後2時間、次第に霧が濃くなって、各船の漁り火は見えない…

レーダーに映る船影も調査コースがそれぞれである。

21時、霧がはれると、

付近はロシアと韓国のサンマ漁船が操業中の海区でした。

群れに当たるも、ジャミサンマのみ…

操業せず‥ コースを東に変え、色丹島の南側を沖へ、

すでに日没後5時間、

こちらの海区では台湾のサンマ漁船が操業中で、

23時過ぎに漁体組成の良い群れを3回程操業。

しかし、群れ自体が薄く漁獲は僅か…

台湾のサンマ漁船の漁り火が赤一色の時があるのですが、

理由は不明…

周りの日本漁船の漁り火に比べるとオール赤灯は異様に感じる。

尚、この時期、ライト当直していると集魚灯の灯りの下を

鮭が遊泳しているのを見かけるのだが、今年は見かけない…

日付けが変わり、南西側へ調査し、02時、

若干まとまった漁獲があり、夜明けより帰途航走花咲向け。

8時30分入港予定!