1月28日AM7:00~10:00迄
南三陸町歌津漁協所属船による
今シーズン最後の鮑漁が行われました。
西風が若干強めだったので、我々の浜では
比較的、風当たりの少ない湾に船が集まりました。
水揚げは少なく、今シーズン全般を通じ
例年を大きく下回りました!
諸事情により3回ぶりに漁に行ったのですが
鮑の個体数が少ない!!!
禁漁対象である9㎝未満の小さい鮑も
少なく、来期の鮑漁にも不安を感じました。
2、3年程前は海底の磯焼け化がひどいながらも
水揚げ量は、今シーズン程ひどくはなかった。
今シーズンは、少しずつ磯焼け化が
回復傾向にあると思われるのですが
資源の減少が進んできているようです!
我が浜では、パイロット事業として
鮑の稚貝を育成し放流しています。
昨年からは禁漁区も拡張し
資源の回復に取り組んでいますが
海水温や潮流による鮑の回遊状況など、
未知の部分はまだまだ多いのが現実です!
とても寒いあわび漁でした!
どうやら、秋刀魚漁で使用している
イワシ選別機の完全撤廃が決定したようです!
北海道新聞、農林水産【根室】(1月27日付)
「サンマ漁業者でつくる全国さんま漁業協会
(全さんま、東京)は
二十六日までに、今夏の漁から、
資源管理の適正化と魚価安回避のため、
漁獲が大型魚に偏る一因とされる
「イワシ分離機」を、
同協会所属船からすべて撤去することを決めた。
全さんまには約二百隻(うち道内が半数)の
棒受け網漁船が所属し、国内のサンマの
九割以上を漁獲している。
分離機は、サンマと一緒に漁獲されるイワシを
ローラーで選別し海に戻す装置。
一機三百万-四百万円で、
五年ほど前から普及し、全さんま所属船の
九割以上が装備している。
ただ、実際は小型サンマも除かれるため、
高値がつく大型魚を
そろえるために使う漁業者も少なくない。
分離機を通すと死ぬ魚が多いとされ、
資源管理上も問題があると指摘されてきた。
また、分離機普及に呼応するように
大型魚の漁獲割合が増加し、
かつては三割程度とされていた
重さ一五○グラム以上の魚体が、
昨年は八割前後に達した。
このため生食用サンマの魚価が
暴落する一方で、
加工用の中小型魚は不足気味となり、
加工業者が分離機撤去を求めていた。」