どうやら、秋刀魚漁で使用している
イワシ選別機の完全撤廃が決定したようです!
北海道新聞、農林水産【根室】(1月27日付)
「サンマ漁業者でつくる全国さんま漁業協会
(全さんま、東京)は
二十六日までに、今夏の漁から、
資源管理の適正化と魚価安回避のため、
漁獲が大型魚に偏る一因とされる
「イワシ分離機」を、
同協会所属船からすべて撤去することを決めた。
全さんまには約二百隻(うち道内が半数)の
棒受け網漁船が所属し、国内のサンマの
九割以上を漁獲している。
分離機は、サンマと一緒に漁獲されるイワシを
ローラーで選別し海に戻す装置。
一機三百万-四百万円で、
五年ほど前から普及し、全さんま所属船の
九割以上が装備している。
ただ、実際は小型サンマも除かれるため、
高値がつく大型魚を
そろえるために使う漁業者も少なくない。
分離機を通すと死ぬ魚が多いとされ、
資源管理上も問題があると指摘されてきた。
また、分離機普及に呼応するように
大型魚の漁獲割合が増加し、
かつては三割程度とされていた
重さ一五○グラム以上の魚体が、
昨年は八割前後に達した。
このため生食用サンマの魚価が
暴落する一方で、
加工用の中小型魚は不足気味となり、
加工業者が分離機撤去を求めていた。」
釧路の状況と漁師関係の記事には
興味しんしんです。
秋刀魚や鮭鱒の漁に通じる記事は
北海道が一番早いようです!