八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

片倉城跡公園のサクラタデ

2019-09-22 16:16:09 | 

今日は片倉城跡公園を散策。

サクラタデを探しました。以前2016年には「とんぼ沼」に咲いていたのですが、どうも消えてしまったようです。サクラタデはタデの仲間では花が大きい方で3~5mmぐらいあるでしょうか。

「はす沼」の南側の湿地の奥に2株咲いていました。これは多分自生だと思います。

 

あと、管理棟の西北、スイレンが咲く池の北側に新しく造成された湿地の木製テラス脇にサクラタデの一群がありました。これは多分湿地が造成された際に植生されたものではないでしょうか?ちなみに造成の際に植生されたニッコウキスゲ、サワギキョウ、モウセンゴケ、タコノアシ等(看板に記載あり)は管理が悪いためでしょうがみんな消えてしまいました。サクラタデは強いため残ったのでしょう。

なお、サクラタデは雌雄異株で撮影した株は皆雄株です。タデの花は小さいですがよく見ると綺麗な花ですね。中でもサクラタデは花が大きいせいかピンクが綺麗です。

  

ついでに今ツルボがあちこちに沢山咲いていますが、その花に吸蜜するシロオビノメイガ3頭です。

なお、マヤランは咲き終り茎だけになっていました。

以上

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高尾山:クルマアザミ等の花を求めて

2019-09-21 10:26:07 | 

 

恒例高尾山登山です。今日はいつも情報を頂くAさんからの情報をもとに花探しの山行です。ありがとうございました。コースは1号路から一丁平の往復です。

京王電鉄高尾山口駅を出ると黄色いマメ科の花が咲いていました。多分ヤブツルアズキだと思います。花の形が面白い。ノアズキと酷似していて見分けは難しいので私には花を比べても分りませんが、果実を見るとヤブツルアズキは丸く細長い線形をしており、ノアズキは平たい広線形をしているので果実が出来るとわかるでしょう。

  

思いがけない所にオオカモメヅルの果実がありました。ガガイモの仲間は結実しにくいので花は多くても果実は少ないのですが、これは晩秋には弾けて白い毛が付いた種子が飛び出します。それまで残っていてその種子を見られるといいのですが。

次に杉の大木に絡みついたスズメウリがありました。幸い花から果実まで付いていたのでご覧ください。

   

ネコハギの葉が地面を這っていました。残念ながら花が付いていませんでしたが、ここのは沢山生えているのでシーズンにはきっと多くの花が付いていることでしょう。来年の楽しみです。

コクランは果実が付いていました。これから種子が落ちて増えればいいのですが。

ケーグル高尾山駅近くのキハギ(木萩)はちょうど見ごろのようです。

  

きっと自然園から逸出したのでしょうがカリガネソウが咲いていました。近くでは立川の国立昭和記念公園に咲いているのを見たことがあります。暗い所で撮影したのでわからなかったのですが、帰ってから見ると裏向きに撮影していました。大失敗です。

富士道にはいると、面白いキノコ「ウスタケ」がありました。

シュウブンソウ

薄暗い林下の道端にあったヒメガンクビソウです。私の初見です。サジガンクビソウと比べると小さく弱々しい感じです。ロゼット状の葉が特徴的。

 

オクモミジハグマではないかと思いますが蕾です。

タマゴタケ

ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ):今年の初見。果実の付き方がギンリョウソウと異なります。こちらは上向き、ギンリョウソウは俯きに果実が付きます。

ヤマホオズキ:ホオズキのような果実が出来ていますが、ここのにも花は終わっていました。残念。

紅葉台南巻道に入ると

ジイソブ(ツルニンジン):果実も蕾も付いています。

ノササゲ

シモバシラ:あちこちに沢山咲く出しました。特に帰りの紅葉台北巻道で多かった。

巻道が終わると

イヌショウマ:あちこちに咲いています。

一丁平につきました。

今年はセンブリが沢山咲きそうです。あちこちに立派なセンブリの本体が出ています。

ツルリンドウもまだ咲いていました。

クサボタン:丸く捲れた花弁が特徴的。

キバナアキギリの群落もありました。

ヤマハギも見頃でヤマトシジミが吸蜜していました。

ノダケもあります。

ここのネコハギは少ないですが、花が咲いていました。もうないかと思っていたのにラッキーです。この花はマキエハギと姿形が似ていますが、この花は茎に直接付いて咲き、マキエハギは茎から花柄が伸びその先に咲きます。

  

クルマアザミが咲いていました。クルマアザミはノハラアザミの変種で車輪状になった葉状総苞が頭花のすぐ下についているのが特徴です。この総苞は蕾の時が顕著で花が終わると少なくなるか消えるのが面白い。

 

よく見ると蕾があちこちに沢山あるのが見えます。

    

 最後に我が家の近くの人家の庭から垂れ下がって咲いていたハギの1種です。名前が分りませんが恐らく園芸種でしょうか?

  

以上

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片倉城跡公園:今年2回目のマヤラン開花等

2019-09-19 20:05:45 | 

片倉城跡公園を散歩です。

マヤランが7月に咲いて以来、今年2回目の開花です。1回目と違い一株だけで、すでに花も萎みかけです。高尾山では過去10月中頃に咲いていますから、これから高尾山では見られるでしょう。

 

サクラタデも1株咲いていました。もっと他にあるはずなのでまた探してみよう。

  

すぐ近くにミゾソバも

池の南側の畑の脇に面白い花が咲いていました。

ショウジョウソウです。アメリカ原産で園芸用に栽培される花で時に逸出するとのこと。トウダイグサ科・属の花で葉がバイオリンの形をしておりその基部が朱色になって目立ちます。

 

ヒガンバナ(彼岸花)も咲き始めていました。

他に咲いていた花

トネアザミ(タイアザミ)

ノダケ

カシワバハグマ

 

シギンカラマツもまだあちこちで咲いています。

ナンバンギセル

草叢にイヌホオズキ

 

同じく草叢にカラスビシャクが沢山咲いていました。

 

イシミカワの蕾は沢山あったのですが、花が開いたのは見当たりません。本当にいつ咲くのかなと思います。

タカオヒゴタイはまだ蕾です。

キツネノカミソリは果実になっており、中には種子が見えているものもありました。

 

ウバユリも果実になっています。

草叢には今小さな蛾のシロオビノメイガが沢山飛び回っていました。

以上

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京王電鉄堀之内駅から平山城址公園駅へ公園巡りのお散歩

2019-09-18 13:43:38 | 

9月17日。八王子市にも多くの公園があるので標記コースで公園巡りを楽しみました。

堀之内駅からホドイモがどうなっているか気になり、まず、蓮正寺公園へ。残念ながらホドイモの花茎はなく葉だけでした。

咲きかけのノササゲがありました。

堀之内駅への帰り道、京王電鉄脇の道を通ると、ノカンゾウとメドハギの群落がありました。

ノカンゾウ:ヤブカンゾウと違い花弁に縮れがありません。

 

メドハギ:木ではなく日本全土に生えるマメ科ハギ属の多年草です。易占いに使用するメド(筮)に使用されたので名付けられたそうです。後で行く東京薬科大学薬用植物園にも咲いていました。私の初見です。

  

堀之内駅に戻り駅から15分ぐらいの堀之内沖の谷戸公園へ到着。南北に細長い谷戸公園ですが、ここの湿地にタコノアシがあるのではないかというので来てみました。しかし谷戸の湿地へは金網に囲われ入れませんでした。愛宕神社や一番高所にある展望広場へ廻りました。途中、クロコノマチョウ2頭に出会いました。

クロコノマチョウ

ここからは、堀之内寺沢里山公園へ向かいます。この公園にはヌマトラノオがあるということなので季節ではありませんが下見のつもりで向かいます。

途中の道路わきにクコの花と果実が付いているのがありました。果実がお茶や薬用に使用される。

堀之内寺沢里山公園は竹藪が多い公園で炭焼き小屋などもあり里山活動が盛んにおこなわれているようです。湿地には田んぼがありました。この畔にヌマトラノオがあるかもしれないとのこと。改めて来てみよう。次は東京薬科大学薬用植物園に向かいます。

途中畑の畔にゲンノショウコの群落がありました。ゲンノショウコの花は関東では白花が、関西ではアカバナが多いということですが、ここには赤白両方が同時に咲いていました。

たまたま、今朝のNHK深夜便を聞いていたところ、本日(18日)の誕生日の花がゲンノショウコだということで花言葉は「心の強さ」。花の名前は昔から胃薬や下痢止めに使われていたとのことでよく利くことから「現の証拠」と付けられたそうです。

東京薬科大学薬用植物園に到着。ここはサネカズラの雌花撮影が目的で2個だけですが咲いていました。

サネカズラの雌花:雄花は花の中が赤色ですが、雌花は緑色。

 

若い果実もありました。

他にも種々咲いていましたが少しだけあげておきます。

カワラケツメイ:花のすぐ右に出来立ての小さな果実が、その右に大きな果実があります。

アオツヅラフジ:花と果実です。鎮痛・利水の効能あり。

 

あとは薬用植物ですが面白そうなのだけにしておきます。

オクトリカブト:新陳代謝機能促進・強心の効能あり。

 

ルリヤナギ:強くて栽培しやすい。

 

シカクマメの花と果実:植物全体を食べることができ栄養価の高いマメ科植物として注目される。

 

ヒメアカタテハ

ホタルガ:2頭同時にとは珍しい。

ここから、平山城址公園をこえて平山城址公園駅に行って帰宅しました。

以上

 

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片倉城跡公園近辺:イシミカワ等

2019-09-15 09:38:33 | 

9月14日。片倉城跡公園近辺をお散歩。

片倉城跡公園では林下にカシワバハグマが咲き始めていました。カシワバハグマはキク科コウヤボウキ属の多年草で葉がカシワの葉に似ておりハグマは仏具の1種だとのことです。

 

ムサシアブミの果実はまだ緑色です。ミミガタテンナンショウの果実は既に赤く熟しているというのに。

公園の上部ではヒオウギは立派な果実を付けています。

竹藪には小さなコオロギの子供が沢山いました。本格的な秋近しです。

二の丸広場の北のススキの下にはナンバンギセルがびっしり花を咲かせていました。花の中には丸い雌蕊の柱頭が見えます。

  

二の丸広場の近くにあるイシミカワの果実がもう色付き始めていました。イシミカワはタデ科イヌタデ属のつる性1年草でママコノシリヌグイとよく似ています。花の蕾もありますがこの花はいつ咲くのかわからず、はっきり咲いた状態で写真を撮影するのは難しいです。写真の一番上の蕾が少し開いているのが見えるでしょうか?

果実の色は薄緑色からピンクへさらにブルーに変わるようです。

   

ツルボも沢山咲いていました。ツルボはキジカクシ科(ユリ科?)ツルボ属の多年草ですが、どこからやってくるのか我が家の花壇もツルボに占領されそうです。

 

片倉つどいの森公園の花壇にはヒメアカタテハ、モンキチョウ、イチモンジチョウが群がって吸蜜していました。

小比企の畑地に入ると

ヤマブドウの果実がありますがまだ青くて熟していません。

センニンソウ

赤色のゲンノショウコが咲いています。中には白花が一輪ありました。

久し振りで湯殿川に行きました。すっかり雑草が刈り取られ、あれほど賑やかに咲いておりジャコウアゲハが舞っていたウマノスズクサもありません。

田んぼは稲が実っていましたが、オモダカがまだ咲いていました。また稲が倒れたところに大きなオモダカ?(アギナシではないと思うのですが)の葉が見えていました。

 

カラスウリの果実も赤く熟しているのが一つありました。

 

コスモスが咲いていてアゲハチョウが吸蜜していました。これからヒメアカタテハやタバコガ等もやってくるでしょう。

土手に沢山咲いているニラにはツマグロヒョウモンの雄が吸蜜しています。

最後に今日のカワセミです。今日は2羽いました。

以上

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