恒例高尾山登山です。今日はいつも情報を頂くAさんからの情報をもとに花探しの山行です。ありがとうございました。コースは1号路から一丁平の往復です。
京王電鉄高尾山口駅を出ると黄色いマメ科の花が咲いていました。多分ヤブツルアズキだと思います。花の形が面白い。ノアズキと酷似していて見分けは難しいので私には花を比べても分りませんが、果実を見るとヤブツルアズキは丸く細長い線形をしており、ノアズキは平たい広線形をしているので果実が出来るとわかるでしょう。
思いがけない所にオオカモメヅルの果実がありました。ガガイモの仲間は結実しにくいので花は多くても果実は少ないのですが、これは晩秋には弾けて白い毛が付いた種子が飛び出します。それまで残っていてその種子を見られるといいのですが。
次に杉の大木に絡みついたスズメウリがありました。幸い花から果実まで付いていたのでご覧ください。
ネコハギの葉が地面を這っていました。残念ながら花が付いていませんでしたが、ここのは沢山生えているのでシーズンにはきっと多くの花が付いていることでしょう。来年の楽しみです。
コクランは果実が付いていました。これから種子が落ちて増えればいいのですが。
ケーグル高尾山駅近くのキハギ(木萩)はちょうど見ごろのようです。
きっと自然園から逸出したのでしょうがカリガネソウが咲いていました。近くでは立川の国立昭和記念公園に咲いているのを見たことがあります。暗い所で撮影したのでわからなかったのですが、帰ってから見ると裏向きに撮影していました。大失敗です。
富士道にはいると、面白いキノコ「ウスタケ」がありました。
シュウブンソウ
薄暗い林下の道端にあったヒメガンクビソウです。私の初見です。サジガンクビソウと比べると小さく弱々しい感じです。ロゼット状の葉が特徴的。
オクモミジハグマではないかと思いますが蕾です。
タマゴタケ
ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ):今年の初見。果実の付き方がギンリョウソウと異なります。こちらは上向き、ギンリョウソウは俯きに果実が付きます。
ヤマホオズキ:ホオズキのような果実が出来ていますが、ここのにも花は終わっていました。残念。
紅葉台南巻道に入ると
ジイソブ(ツルニンジン):果実も蕾も付いています。
ノササゲ
シモバシラ:あちこちに沢山咲く出しました。特に帰りの紅葉台北巻道で多かった。
巻道が終わると
イヌショウマ:あちこちに咲いています。
一丁平につきました。
今年はセンブリが沢山咲きそうです。あちこちに立派なセンブリの本体が出ています。
ツルリンドウもまだ咲いていました。
クサボタン:丸く捲れた花弁が特徴的。
キバナアキギリの群落もありました。
ヤマハギも見頃でヤマトシジミが吸蜜していました。
ノダケもあります。
ここのネコハギは少ないですが、花が咲いていました。もうないかと思っていたのにラッキーです。この花はマキエハギと姿形が似ていますが、この花は茎に直接付いて咲き、マキエハギは茎から花柄が伸びその先に咲きます。
クルマアザミが咲いていました。クルマアザミはノハラアザミの変種で車輪状になった葉状総苞が頭花のすぐ下についているのが特徴です。この総苞は蕾の時が顕著で花が終わると少なくなるか消えるのが面白い。
よく見ると蕾があちこちに沢山あるのが見えます。
最後に我が家の近くの人家の庭から垂れ下がって咲いていたハギの1種です。名前が分りませんが恐らく園芸種でしょうか?
以上