今日はあまりの好天なのでまた高尾山へ行ってきました。コースは小仏川~蛇滝口~薬王院~ケーブル高尾山駅です。
東高尾の新緑です。
小仏川沿いでは
あちこちでウグイスが盛んに囀っていました。
ムラサキケマンの仲間のシロヤブケマン(白薮華鬘)が咲いていました。ケシ科キケマン属の越年草でムラサキケマンの品種。花の先端が紫色だが、全体が白色だとユキヤマケマン(雪山華鬘)という。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)も咲いていました。ケシ科キケマン属の多年草でヤマエンゴサクと似ている。両者の違いは苞の先に切れ込みがあるかないかです。無いのがジロボウエンゴサク。
ヤエムグラ(八重葎)に花が沢山咲いていました。アカネ科の1~越年草でいわゆる雑草です。幼少の頃この輪状の葉を胸に付け勲章代わりにして遊んだものです。直径1.5mmぐらいの小さな花で4個の雄蕊と2分岐した柱頭があります。
クサノオウ(瘡の王、草の黄)も咲いていました。ケシ科クサノオウ属の越年草。皮膚病などに効く薬草なので名付けられたとの説あり。
ツクシ(土筆)がたくさん出ていました。
イチリンソウも咲き始めました。
ヒメニラが1輪だけ咲き残っていましたが、花柱が膨らみ果実が出来かかっています。
レンプクソウ(連福草)はもう遅いかと思っていたのですがまだ咲いていました。レンプクソウ科・属の多年草で今年は長池公園ですでに見ていますが、その花は上向きに花が1個咲きその下側に横向きに4個咲くという面白い花なので挙げておきます。
花を上から見た
花を横から見た
蛇滝川沿いでは
ミドリニリンソウ(緑二輪草)が3個見つかりました。いずれもすべて緑色のものです。白色が混じっている方が綺麗なのですがこれもミドリニリンソウなので良しとしよう。
山上では
ヒメフタバラン(姫双葉蘭)が一株だけ残っていました。ほとんど終わっていたはずなのにラッキーです。ラン科サカネラン属で山地の林下に生える多年草。小さな花なので撮影に苦労します。
シロバナフデシンドウ(白花筆竜胆)は前回来たときはまだ固い蕾だったので咲いているか心配でしたが、一番小さいのが1輪だけ咲いていました。これもラッキーです。
緑色の花を付けたカントウカンアオイがまだ健在でした。
最後にエダシャク亜科のモミジツマキリエダシャク(この仲間は判定が難しいので間違っていればご指摘ください。)が突然飛び出して木の枝に止まりました。
以上