片倉つどいの森公園の雑木林にあるイヌツゲに虫こぶ(虫えい)が出来ていました。イヌツゲ(犬柘植)はモチノキ科の常緑低木で雌雄異株。昆虫のイヌツゲタマバエが新芽につくる虫えいでイヌツゲメタマフシ(犬柘植芽玉附子)といい肥大してこのような形になるもので果実ではありません。
サワラ(椹:ヒノキ科の常緑高木)の木があり焦げ茶色のアラレのようなゴツゴツしたものが付いていました。これはサワラの果実から種子が飛び出した後のものです。サワラはヒノキとよく似ていますが葉の裏の白い模様(気孔帯)の形がサワラは X 字形 でヒノキは Y 字形です。また、葉先には花の蕾が付いています。この花は春にはヒノキと同じような花粉を飛ばすのでしょうか?
ご存じムラサキシキブの冬芽です。芽鱗のようなものが付いていない裸芽ですので新葉の形が微かに見えます。また、葉痕は半円形~平円形で維管束痕は1個で飛び出ています。
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