長沼公園や白山神社で今日出会った蛾たちです。暖かくなったので出て来る種類も増え、全部普通に出てくる蛾ですが12種類に出会いました。今日もキアシドクガ(黄足毒蛾)がたくさん飛び回っていました。
まず、長沼公園で出会った蛾
ツマキシロナミシャク(褄黄白波尺):日中に飛ぶ蛾です。シャクガ科ナミシャク亜科の蛾で前翅長20㎜前後。名前の通り翅の縁が黄色く白黒の縞模様をした綺麗な蛾です。5~6月に出てきます。栃本尾根に2頭いました。
野猿尾根で
シタクモエダシャク(下雲枝尺):シャクガ科エダシャク亜科の蛾で翅の下方に黒っぽい模様があり、開帳(写真のように翅を開いた状態で幅を測った)20mm強で灯に集まります。
オオウスモンキヒメシャク(大薄紋黄姫尺):シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾で開帳20㎜ぐらいの小さな蛾です。
ウスバヒメミノガ(薄翅姫蓑蛾):ミノガ科の蛾で幼虫はいわゆるミノムシ(蓑虫)です。前翅長5mmぐらいのごく小さな蛾です。
マエキカギバ(前黄鉤翅):カギバガ科・亜科の蛾で開帳30㎜前後あり前翅の先が鉤のように曲がっている。
ウスバキシャチホコ(薄翅黄鯱):シャチホコガ科の蛾で開帳45㎜ぐらい。お城の天守に付ける鯱に似ているという種類。
ナミスジコアオシャク(波筋小青尺):シャクガ科アオシャク亜科の蛾で開帳20mm弱の小さな青尺蛾。後翅の内側に横波線がない(後翅の横波線は1本だけ)。綺麗な蛾です。
次は私が同定の苦手な枝尺蛾です。両方とも多分ナミガタエダシャク(波形枝尺)ではないかと思いますがどうでしょうか。
次は白山神社で3種類です。
シャクドウクチバ(赤銅朽葉):ヤガ科シタバガ亜科の蛾で開帳35~40㎜ぐらい。灯火に飛来し、幼虫はキョウチクトウ科(テイカカズラなど)の葉を食べます。
オオシロモンノメイガ(大白紋野螟蛾):ツトガ科ノメイガ亜科の蛾で開帳20mm強。
ハラアカウスアオナミシャク?に似ているのですが腹が赤くないので名前がはっきり分かりません。開帳20㎜ぐらいの小さな波尺です。
蛾は種類が多いうえに模様や形も種々あり、蝶よりきれいな蛾もいる。これからもできるだけご紹介したいと思います。
以上
蛾の名前で、尺というのは幼虫が尺取り虫のためでしょうか?