10月31日。長池公園を久し振りで訪問しました。秋の名残の花と秋の盛りの果実が一杯でした。
自然館の近辺では
シロノセンダングサ(白の栴檀草:キク科センダングサ属の1年草)が咲いています。白い花弁(舌状花)があるとコセンダングサ等同じ仲間で頭花だけの花と違い花らしくなります。

水色が印象的なセキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁子:シソ科ヤマハッカ属の多年草。花期9~10月)が咲き残っていました。関屋とは関所の建物のことで有名な関所がある箱根に多いことから名付けられた。

ホトトギス(杜鵑草:園芸種のユリ科ホトトギス属の多年草)が多く咲いており、蛾のホウジャクの仲間であるホシホウジャクが多く吸蜜していました。

カワラケツメイ(河原決明:マメ科カワラケツメイ属の1年草~多年草)は果実が沢山出来ていましたが、終わりかけの花が1輪だけ咲き残っていました。なお、カワラケツメイはネムノキと同じく夜になると葉を閉じる。

その他にハチオウジアザミやメナモミも咲いていました。
中央園路では
蛾でエダシャク亜科のウスキツバメエダシャクが草の茎に止まっていました。フトスジツバメエダシャクに酷似しており顔の色でフトスジが灰色、ウスキがオレンジ色で見分けられるのですが、この場合顔が写っているので見分けが簡単でした。

シロヨメナが多く咲いており、蛾の1種イカリモンガ(錨紋蛾:イカリモンガ科)が吸蜜していました。この蛾は蝶と間違えるぐらい綺麗な蛾で日中から花に吸蜜します。

長池池畔ではコイケマが刈り取られていて残念でしたが、タヌキマメ(狸豆:マメ科タヌキマメ属の1年草~多年草。花期5~11月)がこれも咲き残っていました。

メナモミ(雌ナモミ、豨薟。キク科メナモミ属の1年草)があちこちで咲いていました。

かたくり観察路で
アズマレイジンソウ(東伶人草:キンポウゲ科トリカブト属の多年草)も果実が出来ていますが、花が何とか1輪咲き残っていました。

第1デッキで
オオニガナ(大苦菜:キク科オオニガナ属の多年草)は大部分花が閉じていましたが、数輪だけ全開している花がありました。

つくいけの道で
オオイヌホオズキ(大犬酸漿:ナス科の1年草~多年草)が多くの果実を付けていましたが、これも数輪だけ花が残っていました。なお、2枚目の写真で判りづらいですが果実の一部が一点からずれていましたのでオオイヌホオズキとしましたが、違っていればご指摘ください。

築池に冬鳥のマガモが3羽いました。

次は果実ですが、さすが実りの秋!種々の果実が出来ていました。
自然館の中庭で保護されているタコノアシ(蛸の足:タコノアシ科の多年草)。この形が蛸の足に似ていると言われる。

自然館周辺で
ヤブサンザシ(スグリ科・属の落葉低木)

オオオナモミ(大雄生揉:キク科オナモミ属の1年草)

カラスノゴマ(烏の胡麻:アオイ科カラスノゴマ属の1年草)

ながいけの道で
ゴンズイ(権瑞:ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木)

メギ(目木:メギ科・属の落葉低木)

ノシラン(熨斗蘭:ユリ科の多年草)

イヌザンショウ(犬山椒:ミカン科イヌザンショウ属の落葉低木)

田圃の縁で
ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓:キョウチクトウ科カモメヅル属のつる性多年草)。コバノカモメヅルの変種で花が大きい。この仲間の果実は花に比べて大きい果実が出来るものが多い。果実の長さは約45mmありました。また開裂して白い毛が付いた種子を放出する。

サワフタギ(沢蓋木:ハイノキ科・属の落葉低木)。果実は青色から藍色に熟し綺麗。

芝生広場の近くで
ムクノキ(椋木:ニレ科ムクノキ属の落葉高木)

最後に外周で見つけたクロヤツシロラン(黒八代蘭:ラン科オニノヤガラ属の菌従属栄養植物)の果実です。この花を今年は見逃してしまいましたが、地面すれすれのところで咲くため見つけ難い。しかし、果実になると次第に高くなり冬場は見つけやすい。また、開裂して白い毛が付いた種子を放出する。

以上