八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 片倉城跡公園近辺のお散歩:アサザ(浅沙・阿佐佐)、ウマノスズクサ(馬の鈴草)等

2024-05-28 10:36:49 | 花と蝶

5月27日。今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。

片倉城跡公園では

コウホネと共にアサザ(浅沙・阿佐佐)が4輪ほど咲いていました。ミツガシワ科の多年草で浮葉性植物。この辺りでは町田市の小山田緑地のアサザ池に多く生育しています。ここでも何年か前に咲いていたことがありますが、なんとか生き残っていてくれていたようです。これからも繁殖して毎年咲いてほしいものです。

 

ミゾホオズキが今日も咲いていましたが、その名前の由来となったホオズキの果実に似たという果実が出来ていました。

 

また、コナスビ(小茄子)の果実が見つかりました。花が咲いたのは見逃していたようです。今も蕾が一つついています。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で名前は果実を小さな茄子に例えたもの。小さな茄子とはいえ直径3~5mmぐらいしかなくあまりにも小さすぎるようです。昨年、中山地区で撮影した花をご参考に挙げておきます。

ご参考:コナスビの花

本丸広場でウラナミアカシジミ(裏波赤小灰蝶)に出会いました。ゼフィルスといわれる樹上性のシジミチョウの1群のうちの1種で、ゼフィルスは日本には25種います。年1回6月~9月に発生します。この辺りの平地~丘陵地で見られるのはアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミの5種類ぐらいだと思います。いよいよゼフィルスの季節に入りますが何種類に出会えるでしょうか楽しみです。

林下にこんな綺麗な黄色のイモムシがいました。何の幼虫か分かりませんがご存じの方教えてください。(読者の方のご教示によりチャイロハバチの幼虫と判明しました。ありがとうございました。)

小比企の林縁で

エビヅル(海老・蝦蔓)の雄花が咲いていました。ブドウ科の落葉つる性木本で雌雄異株。花弁は開花と同時に落ちもう見えません。果実は液果で食べられます。

 

湯殿川ぞいでは

ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科のつる性多年草でジャコウアゲハの幼虫の食草)が1輪だけ咲いていました。花が咲くころになったのにジャコウアゲハはまだ出てこず卵や幼虫は見つかりません。はたして出て来るのか心配です。また、果実も見たいのですが秋には刈り取られる運命にあるので見られません。

湯殿川の川面にオオカナダモが咲いていました。南米原産でトチカガミ科の多年草で常緑沈水植物。花弁は白色で3枚、雄蕊は9本です。これから沢山咲くでしょう。

人家の傍の植栽でキリンソウ(麒麟草、黄輪草:ベンケイソウ科の多年草)が咲いていました。また、ベンケイソウ科のキリンソウによく似たマンネングサの仲間が今あちこちに沢山咲いていますが名前の同定が難しくて私の手には負えません。

 

ドクダミです。

これは花弁が4枚半か5枚か?

花弁が5枚半か6枚か?

花弁が4枚のものはすっきりしているのに、すっきりした5枚のものはなかなか見つかりません。頑張って探そう。

以上

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1 コメント

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Unknown (東鴨ルパン)
2024-05-29 09:02:07
ウラナミアカシジミ!良く撮れましたね。若い頃、衣笠山の麓に夕方でアカシジミを取りに行ったのを思い出しました、
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