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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

秋の花に来た蝶や蛾

2016-09-21 19:36:42 | 
今日は台風一過の秋晴れとはいきませんが、朝早く雨が上がり曇り空になりました。
長雨が続いていたため久し振りのお散歩です。

雨の間は休んでいたのでしょうが、種々の花に蝶や蛾が吸蜜に来ていました。

ヒメアカタテハがコスモスに


キタテハがウドの花に


ウドの花にはほかにも来ています。
ヤマトシジミ


ベニシジミ


シロオビノメイガはウドとエゴマの花に


ウラナミシジミはオオブタクサとアイノコセンダングサの花に


モンシロチョウはキクイモとアイノコセンダングサに


ニラにはヒメウラナミジャノメが


アカツメクサ(ムラサキツメクサ)にはジャコウアゲハが。
このジャコウアゲハは翅がボロボロで可愛そうなくらいです。
近くの草むらには新鮮な雌が止まっていました。また、幼虫や蛹もすぐ近くのウマノスズクサや柵にいました。


雑木林のホウノキには赤く熟しかけた果実が沢山出来ていました。
完熟になるとアカゲラが食べに来るかもしれません。昨年は会えませんでしたが今年はぜひ会いたいものです。


以上

ジャコウアゲハの羽化

2016-09-10 14:10:45 | 
朝の散歩より。

ジャコウアゲハの蛹(お菊虫)の抜殻のすぐ側にジャコウアゲハの成虫がじっと止まっていました。
羽化直後なのでしょう。2頭もいました。
時間的にもっと早く来ていれば蛹から抜け出るところが見られたのにと残念です。
もっともそんなに早く起きられませんが。




少し下流ではすでにジャコウアゲハが産卵場所を探すように草のすぐそばを飛び回っていました。
(写真は少し見にくいですがご勘弁ください。)
あのジャコウアゲハも、もう少し体が温まればここの蝶のように飛び回ることでしょう。


湯殿川沿いにはあちこちにニラの花やマルバルコウソウ、ヒガンバナが咲いておりコスモスも花数が多くなって満開近くになっています。

マルバルコウソウ


ヒガンバナ


コスモス


以上

ホソバセセリ

2016-07-07 16:45:46 | 
6月24日以来の高尾山です。
今日は梅雨の中休みで猛暑日。暑くてたまらない。我が家の近くの公園ではニイニイゼミの鳴き声今年初めて聞こえました。
高尾山では頂上から真夏の富士山が見えました。少しだけ雪が残っています。


暑いので谷沿いの6号路を登りました。
琵琶滝ではイワタバコが辛うじて咲き残っていました。


他にはタニタデが咲いていました。タデと名が付きますがタデの仲間ではなくミズタマソウなどアカバナ科の仲間です。
小さな花で丸い果実の回りには毛が生えます。


ミヤマナミキも咲いていました。タツナミソウの仲間でこれも小さな花を付けます。


またアジサイの仲間では一番遅く夏?に咲くタマアジサイも咲き始めていました。
このアジサイは右の写真のような蕾の中に花が一式入っていて咲くと被さっていた殻が落ちてしまいます。


奥高尾に入るとここでもオカトラノオが咲き始めておりアサギマダラが吸蜜していました。


オカトラノオが咲き始めるころ出てくる蝶にホソバセセリがいます。
今日も2頭見かけました。出始めたばかりなのか両方とも新鮮な個体です。
ホソバセセリは他のセセリチョウと違ってゆっくり飛びオカトラノオ等の花によく吸蜜するので撮影しやすい蝶です。
私は毎年この蝶に会えるのが楽しみです。




帰りの富士道では先日女坂や1号路で咲いていたオオカモメヅルが咲いていました。
今年はこの花の果実を探したいと思っています。


以上

ゼフィルスの季節到来

2016-05-23 17:39:22 | 
今日は八王子市内の雑木林でアカシジミを見ました。
アカシジミはミドリシジミの仲間で、日本産ゼフィルス25種類の中の1種です。
ゼフィルスは普通6月頃から出現しますが、少し早く出てきたようです。

アカシジミはこの雑木林ではゴンズイの花によく吸蜜しますが、ご覧のとおりゴンズイはまだ蕾です。
まだ蜜を吸う花がないのに早く出すぎてどうするのでしょう?
ゴンズイとアカシジミ


下草に止まるアカシジミ


この雑木林ではまだ蕾ですが、普通6月に咲く花が3種類出ていました。
葉緑素を持たす光合成をしない腐生植物のオニノヤガラ


オニノヤガラの拡大


サイハイラン:昔の武将が使う采配に似ているため名付けられた。


イチヤクソウ


梅雨近しですね。

以上

ウツギ:蝶・蛾の食堂

2016-05-08 13:45:43 | 
5月7日(土)陣馬山へ行ってきました。
コースは和田~陣馬山~堂所山~関場峠~(木下沢)~日影(裏高尾)です。

和田では鯉のぼりが沢山泳いでいました。


陣馬山頂ではここでも鯉のぼりを揚げる最中でした。
アマドコロ(左)の花が咲き、シダエダシャクが日中から飛んでいました。
シダエダシャクはワラビを食草とする蛾で、一見アツバのように見えます。


堂所山から関場峠への道でオトコヨウゾメ(左)とガマズミ(右)が咲いていました。


関場峠から木下沢の林道に降りると、ウツギの花が満開でした。
5月といえば歌(♪卯の花の匂う垣根に・・・♪)にもある通りやはりこの花ですね。
この花しか咲いていないせいでしょうか多くの蝶や蛾が吸蜜に来ています。
特に、ウスバシロチョウが沢山飛び交っていたのには驚きでした。まだ、下界では見かけないのに。

ウスバシロチョウとウツギの花


クモガタヒョウモンの♂、サカハチチョウ、アカタテハ、オナガアゲハ、蛾のシロオビクロナミシャクもウツギの花に吸蜜していました。


林道では吸水中の蝶や蛾に出会いました。
クロアゲハ(上段左)は集団で吸水です。上段右はミヤマセセリ。
下段は小さな蛾マドガです。よく見ないと見逃してしまいます。私の人差し指と比べてください。


下流ではオドリコソウ(左)とヒロバコンロンソウ(右)が咲いていました。


なお、下流ではウツギはまだ蕾の木が多い。もう少し多く咲く頃にはアオバセセリが吸蜜に出てくるのですが。
以上