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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 小宮公園:ツルウメモドキ(蔓梅擬き)の果実 等

2024-11-30 19:24:48 | 

11月30日。今日は小宮公園を訪れました。

ここでもリンドウがあちこちで咲き誇っていました。

 

リュウノウギク(竜脳菊:キク科の多年草)がまだ咲いています。

ヤツデ(八つ手:ウコギ科ヤツデ属の常緑低木で花期は10~12月)が咲いていました。蝶・蛾・虻等にとってこの花はこの時期の少ない貴重な蜜源になります。

 

片倉城跡公園では花だけでしたがここではキチジョウソウの花が終わり果実ができていました。

クルマアザミ(車薊:ノハラアザミが車咲したもの)が果実になっていました。

片倉城跡公園にありましたが、ここでもフデリンドウの新芽出ていました。

たんぽぽの小道の裏側にあるカマツカ(鎌柄:バラ科カマツカ属の落葉小高木)に果実がまだ残っていました。見難いですが果実の頂部に萼片が残っています。この果実をメジロやツグミが食します。

その中にツルウメモドキ(蔓梅擬き:ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本)に沢山の果実ができていました。果実はさく果で黄色く熟すと三裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子が見えるようになります。この仲間は花は地味な色で目立ちませんが果実はよく目立つものが多い。

  

クロモジ(黒文字:クスノキ科クロモジ属の落葉低木)にもまだ葉がついていますが、冬芽ができていました。先般ご案内した片倉城跡公園のアブラチャンの冬芽とよく似ていますが、こちらは大きい。丸いのが花芽で間にあるのが葉芽です。

 

以上


2024年 片倉城跡公園近辺:リンドウ(竜胆)等

2024-11-25 14:28:48 | 

PC故障中のお散歩の記事です。

11月21日。片倉城跡公園近辺をお散歩です。

雑木林の林下にリンドウ(竜胆:リンドウ科・属の多年草)が沢山咲いていました。この地域では初めて見ました。ほかの季節にはよく来るのですが、秋に来るのは滅多にないため今まで見つからなかったのでしょう。

   

畑地に季節外れのヒマワリが咲いていました。今年は温暖化のせいかどうもおかしいですね。

人家に植栽されているツメレンゲ(爪蓮華:ベンケイソウ科イワ多年生の多肉植物)がやっと一株だけ咲きました。手入れができていないのかこの一株だけになったのが寂しいことです。なお、東京薬科大学薬用植物園のは消えたのか今年は咲いていません。岩殿山か旧甲州街道の相模湖あたりまでいかないとこの花が見られません。

 

池のそばのメタセコイアが紅葉し雄球果が長く伸びていました。2~3月ごろには成熟して花粉を飛ばすでしょう。

 

ラクウショウ(落羽松)には多くの果実ができていました。

以上


2024年 小宮公園:リンドウ(竜胆)、種々の果実と蕾 等

2024-11-07 19:24:41 | 

今日は立冬。木枯らし1号が吹き、富士山に初冠雪が宣言されました。

寒い朝でしたが、初冠雪の富士山は雲に隠れて残念ながら見えず。帰り道の午後3:30ごろ月齢5.8の月が南天にはっきり見えました。

小宮公園ではリンドウ(竜胆:リンドウ科・属の多年草で代表的な晩秋の花)が花盛りで沢山咲いていました。

 

ここでもキチジョウソウ(吉祥草)咲き始めていました。昨年は果実も見られたのですが、今年は開花が遅れているようです。

前回訪問の際、咲き始めていたオヤマボクチ(雄山火口)は沢山咲いていました。

 

ツクバトリカブト(筑波鳥兜)はここではもう果実が主で花は咲き残りです。

 

アザミの仲間はアズマヤマアザミ(東山薊)が主でノハラアザミも咲いています。

アズマヤマアザミ

ノハラアザミの変種のクルマアザミは前回は蕾でしたが今日は果実になっていて、別に小さな蕾がありました。

 

あちこちでヤクシソウ(薬師草:キク科アゼトウナ属の越年草)とシラヤマギク(白山菊:キク科シオン属の多年草)が咲いていました。

野草園ではセキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁子:シソ科ヤマハッカ属の多年草)が長池公園同様で咲いていました。

果実では

ヒメリンゴ(姫林檎:バラ科の落葉樹)が赤く熟した果実を沢山付けていました。

 

マユミ(真弓:ニシキギ科・属の落葉低木)も赤い果実を鈴生りに付けています。

コムラサキ(小紫:シソ科の落葉低木)も綺麗な果実を沢山付けています。

ムクノキ(椋木:アサ科ムクノキ属の落葉高木)の果実も沢山出来ています。

サンシュユ(山茱萸:ミズキ科・属の落葉高木)の果実が赤く熟して沢山生っていました。よく見ると来春に備えて蕾が出来ています。

トサミズキ(土佐水木:マンサク科の落葉樹)に早くも蕾が出来ています。早春に花が咲くサンシュユやこのトサミズキに蕾が出来るのは早い。

以上


2024年 片倉城跡公園近辺:キチジョウソウ(吉祥草)が咲きました等

2024-11-01 15:50:39 | 

今日はキチジョウソウが咲いていないか石橋入緑地へ行ってみると、丁度咲き始めていました。この花の名前の由来はめったに咲かないので咲くのを見ると良いこと(吉祥)があるというのですが、実際は毎年咲きます。

  

近くにヤブマメ(薮豆:マメ科ヤブマメ属のつる性1年草)の群落があり花と果実が同時に見られました。果実には種子が3~5個付きます。

 

片倉城跡公園へ行く途中の道路端でハゼラン(櫨蘭:西インド諸島原産でハゼラン科・属の1年草)が咲いていました。

片倉城跡公園ではキチジョウソウはまだ咲いておらず。咲いた実績を知らないのですが咲くのでしょうか?

ここでもソメイヨシノが狂い咲きしていました。新芽だけ出ているところもあります。

ノブドウ(野葡萄:ブドウ科・ノブドウ属の落葉落葉つる性木本)の果実が色付いていました。

 

帰り道で

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸:ナス科・属のつる性多年草)の果実が色付き始めていました。

以上


2024年 アケボノソウ(曙草):リンドウ科センブリ属の越年草

2024-10-18 14:47:20 | 

アケボノソウ(曙草)は神奈川県の南高尾によく保存された場所があり多く咲いていますが、当地の山林にもありますので、もう咲いているのではないかと行ってきました。

昨年は数株咲いていましたが、今年は大雨のせいか荒れていて1株しか咲いていませんでした。もっと増えればいいのですが。

アケボノソウ(曙草)は山林の川沿い等湿気の多い場所に生え、花は白い花冠(直径2cmぐらい)の裂片(花弁)の上部に暗紫色の細点が散らばり、黄色く丸い大きめの点(蜜腺)が2個並び、曙時(夜明け)の星空になぞらえられる造形は見事なものです。黄色い蜜腺は昆虫を引き付けますが、蟻が特にお好みのようです。花弁数は変異が多いようで普通4~5個ですが、3~8個のものまで見られるそうです。

    

以上