片倉城跡公園の桜の幹にイチモジフユナミシャクの雌がいました。今冬、冬尺蛾の雌に出会ったのは初めてです。冬尺蛾の雌は翅が退化して全くないか小さくて飛べません。従って、フェロモンを出して雄を誘引して交尾します。
イチモジフユナミシャクの雌は色が青みがかった白で鳥の糞や白い苔に擬態しているようです。そのためと小さいので探すのに苦労します。小さくて分かり難いかもしれませんが、最初の写真のどこにいるか分かりますね。
小比企の畑に、ご存じヒバリ(雲雀)が数羽休んでいました。この時期はまだ上空で囀りませんので、じっとしていると何処にいるのか分かりません。
湯殿川には常連の鳥たちがいました。
バン
オオバン
コガモ
ダイサギとカルガモ
今日の冬芽はアジサイとナツツバキとクリです。
アジサイ:頂芽は芽鱗が早い時期に落ちて裸芽になります。裸芽は2枚の幼芽が向き合っています。この写真は芽鱗が落ちる前です。側芽は薄い芽鱗があり、葉痕は大きく維管束痕は3個で人の顔のように見えます。
頂芽と葉痕:下方に側芽2個が対生(向き合っている)している。
側芽と葉痕
ナツツバキ:造園業の植木畑にありました。
冬芽と葉痕:紡錘形で平たく鱗芽です。芽鱗は早い目に落ちて裸芽になります。葉痕は半円形で維管束痕は1個。
芽鱗が取れかかった冬芽
ナツツバキの果実殻
クリ:冬芽はクリの実に似て丸みのある三角形で鱗芽。葉痕は半円形~円形で維管束痕は多数。
エゴノキの大木で剥がれかけた樹皮に面白い茸?が付いていました。何者でしょうか?
以上