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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2021年 片倉城跡公園近辺のお散歩:セイタカアワダチソウ等

2021-10-04 20:11:29 | 花と昆虫

今日は片倉城跡公園近辺のお散歩です。

セイタカアワダチソウがあちこちで咲き始めました。もうすぐ場所によっては一面綺麗な黄色のセイタカアワダチソウを見ることができます。昆虫にとっては秋の貴重な蜜源です。

 

片倉城跡公園ではタイアザミ等のアザミが花盛りでこの花に多くの昆虫が吸蜜しています。

クロアゲハ

ホシホウジャク:スズメが科ホウジャク亜科の蛾でご覧の通り昼間から飛びアザミやツリフネソウ等の花にホバリングしながら吸蜜します。

ヒメクロホウジャク:ホシホウジャクと同じです。

ヒメハラナガツチバチ:ツチバチ科の蜂で名前の通り長い腹部を持っており、これは雄で主に花に集まります。この雌が土に穴を掘りコガネムシなどの幼虫を見つけ卵を産み付けるのです。そのため強い顎を持っています。

湯殿川沿いでツチイナゴを見つけました。大型のイナゴの仲間でトノサマバッタのように立派な体をしています。丈の高い草木の上におり地上ではめったに見られません。私も初見です。

もうウマノスズクサはありませんがジャコウアゲハの蛹(お菊虫)を2個見つけました。綺麗な蛹ですね。

湯殿川沿いにはマルバルコウソウが沢山咲いていますが、アレチウリも咲いており果実も出来ていました。アレチウリ(荒地瓜)はウリ科アレチウリ属、北アメリカ原産のつる性1年草で雌雄同株、花期は8~9月。雄花は長い柄に付き、雌花序は球状に付きます。

雄花序

雌花序

アレチウリの果実

ヘクソカズラは果実になっていました。

片倉城跡公園ではコクサギの果実も出来ていました。果実は2~4分果になりますが、ここでは4分果のみです。

以上


番外:国立昭和記念公園のレモンブライトのコスモス、カリガネソウ等

2021-09-22 15:56:26 | 花と昆虫

今日は国立昭和記念公園のレモンブライトのコスモスが見頃と聞いて久し振りに車で行ってきました。人出を心配したのですが少なくて駐車場もがら空きで全く問題なし。

こもれびの里の花の丘はレモンブライトのコスモスが満開で正に見ごろ。素晴らしい景色でした。コスモスは色とりどりのも綺麗ですが、この色のが一番好きです。

  

原っぱ南花園のコスモスはまだ二分咲きです。

原っぱ西花園のコスモスは何とか見られるぐらい咲いています。

ヒガンバナは終盤でしたが花木園近くのものはまだ見られました。

 

ダリア

原っぱ東花園はヒマワリの枯れているのが林立。その間にセンナリホオズキが沢山咲いており果実も出来ていました。センナリホオズキ(千成酸漿)はナス科センナリホオズキ属の多年草で熱帯アメリカ原産の帰化植物。名前は沢山の果実が鈴生りに付くことから。

 

こもれびの丘には山野草が保護されて種々生えています。

カリガネソウ(雁金草)が沢山生えて咲いていました。保護されているとはいえこんなに沢山あるのは素晴らしい。カリガネソウはシソ科カリガネソウ属の多年草で別名ホカケソウ(帆掛草)ともいわれる。

  

ここで他に咲いていた花は

イヌショウマ:

咲き掛けのイヌショウマ

ハグロソウ

 

ゲンノショウコ

アカボシゴマダラとジャコウアゲハの雌もいました。ここにはウマノスズクサがあり、ジャコウアゲハの雌は産卵にやってくるのでしょう。

アカボシゴマダラ

ジャコウアゲハの雌

出口への道ではオミナエシとシモバシラ(霜柱)が咲いていました。

オミナエシ

シモバシラ

以上


2021年 赤トンボ、タカオヒゴタイ(高尾平江帯)等

2021-09-21 20:01:31 | 花と昆虫

今日は片倉城跡公園近辺のお散歩です。

秋ですね。畑地に赤トンボが出始めました。まだ、数は少ないですが今日はアキアカネとミヤマアカネの2種に出会いました。

アキアカネ(秋茜):赤トンボの代表種で暑い夏の間は高い山で避暑しているが、秋になると平地、里に下りてくる。これからどんどん数を増すでしょう。

ミヤマアカネ(深山茜):翅に褐色の帯がある。

蝶では今日もツマグロヒョウモンの雌に出会いました。毎年道路の脇に生えるスミレに卵を産み付け、幼虫や蛹を見るのですが、今年はさっぱり見つかりません。なぜか我が家の近くの道路のスミレが皆枯れてなくなっているせいでしょうか。

片倉城跡公園の林下でタカオヒゴタイ(高尾平江帯)が咲いていました。タカオヒゴタイはキク科トウヒレン属の多年草で、高尾山で初めて発見され明治42年(1909年)に命名された。葉の中程がえぐれてバイオリンの形になるのが特徴。花期は9~10月で高尾山では4号路等で見られる。

  

湿地ではサクラタデが盛りです。

草刈りの後にコバノカモメヅルやコケオトギリが復活して花を付けています。

コバノカモメヅル:花は1個だけです。茎にはアブラムシが沢山付いています。

コケオトギリ:花のすぐ左側に果実があります。

ナンバンギセルもまだ咲いています。

2度咲き目のマヤランが3カ所に出ていました。

 

シギンカラマツもまだ咲いていました。

ドクダミは果実になっています。

ハリギリの大木の上部に若い果実が出来ていました。7月頃からヤツデのような丸い花を探していたのですが、やっと見つかったと思うと既に果実です。高い所で葉に隠れているので見つけづらい。望遠で撮影しトリミングして拡大したのがこの写真です。

小比企の畑地でイシミカワの花か若い果実が沢山出来ていました。果実が熟すと綺麗なのですが。

湯殿川沿いの垣根に絡みついていたヘクソカズラがすっかり果実に変わっていました。

以上


2021年 ヤブツルアズキ(薮蔓小豆)、アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)等

2021-09-15 21:07:53 | 花と昆虫

今日は栃谷戸公園方面へのお散歩です。

モズが高鳴きをしていました。本格的な秋です。

湯殿川沿いにはコスモスが満開でイチモンジセセリ等の種々の蝶が吸蜜していました。

ツマグロヒョウモンの雌

ジャコウアゲハ

キアゲハの夏型の雌

片倉つどいの森公園の花壇では

ツマグロヒョウモンの雌

ヒメアカタテハ

片倉城跡公園のタイアザミに吸蜜するホシホウジャク(スズメが科ホウジャク亜科の蛾でホバリングしながらアザミやツリフネソウ等の花に吸蜜する。)

栃谷戸公園の池でコシアキトンボの雄がまだいました。

栃谷戸公園の水田で見たイトトンボの1種

片倉城跡公園で小型で茶色のカマキリを見つけました。

栃谷戸公園では

ヤブツルアズキが咲いていました。ヤブツルアズキはマメ科ササゲ属のつる性1年草で面白い形の黄色い花を付ける。花期は8~10月で草地に生える。ノアズキによく似るが葉の形等で見分けられる。

 

アレチヌスビトハギも沢山咲いています。アレチヌスビトハギはマメ科ヌスビトハギ属の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。厄介な雑草ですが花はハギ(萩)に劣らず綺麗な花です。

  

メドハギも咲いています。

 

水田のホソバヒメミソハギはまだほとんど蕾状態です。ここの水田は昨年と比べて手入れがよくされておりこの花は近くで見ることができません。

 

以上


2021年 サクラタデ(桜蓼)、チョウジタデ(丁子蓼)が咲き始めた。オオミズアオ(大型の蛾)等

2021-08-29 17:35:05 | 花と昆虫

片倉城跡公園近辺のお散歩です。

片倉城跡公園でサクラタデが咲き始めました。サクラタデ(桜蓼)はタデ科イヌタデ属の多年草で水辺や湿地に生えます。花期は8~10月でタデ科の花はいずれも綺麗な花なのですが、割合大きな桜に似た淡紅色の花で綺麗な花です。

 

同じタデの名が付く花でチョウジタデも小比企の水田で咲き始めました。チョウジタデ(丁子蓼)はアカバナ科チョウジタデ属の1年草で水田雑草の一つです。咲き始めなので小さく見えますが、盛期にはもう少し大きな花になります。

ついでに側にはオモダカが花盛りになっていました。

 

片倉城跡公園では先日咲き始めていたノダケが咲いていました。

 

スズメウリの花も咲いています。

片倉つどいの森公園でオオミズアオという大きな蛾に出会いました。久しぶりのことです。オオミズアオ(大水青)はヤママユガ科の蛾で開帳80~120mmにもなり、水色の最も美しいといわれる蛾です。

 

片倉つどいの森公園では長い間蕾であったヌルデがやっと咲きました。ヌルデ(白膠木)はウルシ科ヌルデ属の落葉小高木で平地から低山地の林縁に生えます。雌雄別株で雄花の花弁は反り返りますが、雌花の花弁は反り返りません。咲いてから分かったのですがこれは雌株でした。雄株も探してみよう。

  

畑地や湯殿川沿いにニラが沢山咲いていました。

 

復活したウマノスズクサに花が咲き、ジャコウアゲハの幼虫や産み付けられた卵もありました。蛹(お菊虫)は見つかりません。

 

ウマノスズクサの花とジャコウアゲハ卵1個。卵は黒くなっています。間もなく孵化するのでしょう。

ジャコウアゲハの卵:こちらの卵は産みたてなのか黄色です。

ジャコウアゲハの幼虫

湯殿川にオオニシキソウの大群落がありました。

 

ゲンノショウコの赤花もありました。

沢山のヘクソカズラと共にマルバルコウソウも咲いていました。マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)はヒルガオ科サツマイモ属のつる性1年草で北アメリカ原産の帰化植物です。

湯殿川にはカワセミのペアが飛んでいましたし、カルガモやカイツブリもいました。

以上