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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

片倉城跡公園:2021年 イカル(鵤)、シラカバの冬芽

2021-02-05 15:19:06 | 野鳥と花

今日も小比企から見た富士山は綺麗です。

片倉城跡公園の湿地ではミズバショウの芽が出てきました。

片倉城跡公園の雑木林にイカルが群れで飛んできました。イカル(鵤)はアトリ科の留鳥で大きな黄色いくちばしで木の実や草の実を食します。綺麗な声で鳴き、その聞きなしは「お菊二十四~」です。片倉城跡公園には毎年このころ群れでやってきます。

 

3日に見損なったシラカバの雄花序を撮影しました。シラカバの上の方に雄花序があり、冬芽(葉芽と雌花序の混芽)から雌花序が飛び出していました(3日にご紹介済みですが再掲)。

シラカバの雄花序(墓地にあるシラカバ):雄花序の冬芽は裸芽(裸出)です。

兵衛川のシラカバの雄花序

混芽は4~6個の芽鱗に包まれた鱗芽で、その芽鱗を突き破って雌花序が出てきていました。

 

湯殿川にもオニグルミの冬芽がありました。面白い冬芽です。

以上


長池公園:2021年 トモエガモ(巴鴨)、冬芽8種(ハンノキ等)

2021-02-04 20:26:16 | 野鳥と花

春1番が吹いた今日、もう一度トモエガモを見ようと長池公園へ出かけました。

雄雌各4羽合計8羽がいました。

逆光なので順光になる池の反対側へ行ってみると、残念ながら早くも木の下に入って休憩していました。

そのあとは昼寝の時間になってしまいました。公園を一回りしてからもう一度見ましたが同じです。残念ながら心残りの結果となりました。

公園をまわりながら冬芽の探索です。ハンノキ等8種類の冬芽を見つけました。

ハンノキ(榛の木):カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で水辺や湿地などに生え、ミドリシジミの幼虫の食草になります。葉芽は柄があり鱗芽で長楕円形で2枚の托葉と葉柄が樹脂で固まっている。雄花序、雌花序とも裸芽ですが見つかりませんでした。

葉芽:葉痕はほぼ円形で維管束痕は3個。

 

ジャヤナギ(蛇柳)はヤナギ科・属の落葉高木で湿地に生える。冬芽は長さ2~3mmの三角形で先が尖り、葉痕はU字型で維管束痕は3個。

 

ミツバウツギ(三葉空木):ミツバウツギ科・属の落葉低木で葉が三出複葉で花がユキノシタ科の空木に似る。冬芽は鱗芽。黒褐色で2個の芽鱗が付き、葉痕は半円形~三角形で維管束痕は3個。枝の先に2個の冬芽が付く。頂芽も側芽も同じ大きさ。全体として可愛い小人のように見える。

 

クマイチゴ(熊苺):バラ科イチゴ属の落葉低木で日当たりのよい山地の林縁などに見られる。花期は5~7月で果実は7~8月に赤く熟し食べられる。冬芽は鱗芽で長さ3~6mmの卵形で左右に副芽を付ける。芽鱗は暗紫色で3~5個。葉痕はうまく撮影できていませんが三角形~三日月形で維管束痕は3個。

 

クロモジ(黒文字):クスノキ科クロモジ属の落葉低木で花期は4月で雌雄別株。果実は9~10月に黒く熟す。葉芽は長さ1~2mmぐらいの紡錘形でその基部に先のとがった丸い花芽が数個付く。冬芽は鱗芽で芽鱗が2~4個。葉痕は丸く維管束痕は1個。

 

二ガキ(苦木):ニガキ科・属の落葉高木で山野に生え全体に苦味質のカシンを含むため苦い。頂芽は褐色の裸芽で長さ6~8mmの卵形。側芽は頂芽より小さい。葉痕は半円形~円形で肩の部分に小さい托葉痕がある。維管束痕は5~7個。

  

キブシ(木五倍子):キブシ科・属の落葉低木または小高木で3~4月に葉に先立ち穂状花序を下垂させ黄色い花を多数つける。葉芽は鱗芽で2~4個の暗褐色の芽鱗が付く。葉痕は撮影できていませんが半円形で維管束痕は3個。

全体:花芽は穂状に垂れている。

最後にヤナギの1種でネコヤナギではないかと思いますが、冬芽の芽鱗が割れて花が出始めたものがありました。春です。冬芽は紡錘形で鱗芽。芽鱗は1枚のように見えます。

 

以上

 


片倉城跡公園近辺:2021年 シロハラ(白腹:冬鳥)、冬芽探索(ウワミズザクラ等)

2021-01-30 15:28:56 | 野鳥と花

今日も好天。山々がよく見えます。

小比企から富士山

望遠で東京都最高峰の雲取山:手前の雪が付いた平たい山は日蔭名栗山。

小比企の畑から丹沢連峰(塔ヶ岳~丹沢山~主峰の蛭ヶ岳~袖平山)

小比企の畑には早咲きの3野草が咲き揃いです。

オオイヌノフグリ

ナズナ

ホトケノザ

片倉城跡公園で今冬初めてシロハラを見ました。シロハラ(白腹)はヒタキ科ツグミ属の腹部が白っぽいのが特徴の冬鳥で片倉城跡公園にも毎冬やってきます。今日は片倉城跡公園の最下部池の周りで餌をあさっており、すぐ近くでもこちらを気にしながらも逃げませんでした。

  

さて、冬芽ですがまず昨日長沼公園で見たアカシデですが、葉芽を近くで見ることが出来ました。鱗芽で葉痕は小さく半円形で維管束痕は微小です。枝は濃紫色で白い斑点があります。

 

ウワミズザクラ(上溝桜)はバラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で花期は4~5月。房状花序に白い花が多数つきます。冬芽は長さ3~6mmの三角状卵形で鱗芽、芽鱗は5~8個で赤褐色~紅紫色の無毛。葉痕は三角形~半円形で突き出て、維管束痕は3個。

  

側芽の傍の丸いのは葉痕ではなく落枝痕です。

 

片倉つどいの森公園で

オオモミジ:イロハモミジの変種でイロハモミジより葉が大きい。冬芽はイロハモミジとそっくりで見分けにくい。冬芽は枝の先に2個付き芽鱗。鱗芽は4対あるが見えるのは2対。葉痕は三日月形で維管束痕は3個。

  

ハコネウツギ(箱根空木)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で庭木などに利用される。冬芽は鱗芽で対生。

横から見ると

最後に名前はわかりませんがバラの赤くて綺麗な冬芽がありましたのであげておきます。

  

以上

 


片倉城跡公園:2021年 アオゲラ(緑啄木鳥)、ホウライシダ(蓬莱羊歯)等

2021-01-18 19:25:26 | 野鳥と花

片倉城跡公園の雑木林でコツコツという音がするので見上げると、今日もアオゲラがいました。片倉城跡公園で最も多くみられる啄木鳥の1種です。啄木鳥では他にはコゲラ(小啄木鳥)やホウノキの果実を食べにくるアカゲラ(赤啄木鳥)などがいます。

今日は樹木の枯れたところで餌を探していたようです。

枯れた樹木の穴を突いています。

 

片倉城跡公園の水辺にはキセキレイがいました。黄色が綺麗な鶺鴒です。

  

今日の葉痕はネムノキ(合歓木)です。合歓木はマメ科ネムノキ属の落葉高木で6~7月頃ピンク色の綺麗な花を咲かせ果実は豆果を付けます。冬芽は葉痕の中に隠れて見えません。葉痕は三角形または半円形で維管束痕は3個。維管束痕の堺に割れ目ができ八の字に見えることがあります。葉痕の上にある半円状またはいぼ状のものは副芽です。全体では何かの顔に見えますね。

  

ハリギリの樹木の上を見上げると果実が沢山出来ていました。ハリギリはウコギ科ハリギリ属の落葉高木で7~8月頃に同じウコギ科のヤツデ等とよく似た小さな沢山の花を付け、果実は秋に黒く熟し、やはりヤツデなどの果実とよく似ています。

 

葉に隠れて見難いのですが今年は花を探して撮影してみよう。

石垣にホウライシダが緑色の葉を付けていました。ホウライシダ(蓬莱羊歯)はホウライシダ科・属のシダ植物で、ホウライシダとその仲間は属名のアジアンタムとして観賞用に栽培される。日本では四国、九州、伊豆半島などに自生するが、ここにあるのは逸出したか誰かが植えたものでしょう。

  

以上

 


2021年 今冬2回目のダイヤモンド富士?

2021-01-16 17:10:27 | 野鳥と花

今日は今冬2回目のダイヤモンド富士になるですが、残念ながら雲のため見られず。ちょうど山を覆うように雲が被さりダイヤモンド富士にはなりませんでした。

雲に入る太陽:そのすぐ右下に富士山頂があります。

日没後の富士山:まるで噴火して噴煙が漂っているように見えます。

この雲は日中から大きな暈雲のようになって富士山にかかっていました。

住宅地には紅梅・白梅が早くも咲いていました。

 

片倉城跡公園では

ラクウショウの果実が沢山生っています。

キヅタにも若い果実が出来ています。この果実は2月頃綺麗な青色になって熟します。

片倉城跡公園の池に今日もアオサギが来ていました。

湯殿川にはイソシギがいました。

以上