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こちらは、2016年にタイトーより発売されたインベーダー筐体を再現した1/12 スペースインベーダー筐体 貯金箱。ちょうど同時期にナムコの筐体を再現したフィギュアも出ていました。開発は、これまで同人でゲーム筐体を再現したフィギュアを手がけてきたヘルメッツというメーカー。インベーダーゲームのテーブル筐体を再現した貯金箱は、以前タカラトミーから発売されていましたが、今回はアップライト型筐体の再現ということになります。
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同じくヘルメッツ開発のタイトー販売の商品は、2017年に発売された1/12スケール ダライアス 筐体 スマホスタンドが話題となりました。 タイトーは、最近でも3/4サイズで筐体を再現して399ドル(約4万5千円)と手が届く価格で話題となったArcade1Upというシリーズの国内正規代理店にもなっており、自社の過去の資産の活用に積極的なようです。
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箱を開けたところ。タカラトミーのもののように複雑な機構や電子部品が組み込まれているわけではなく、素材にMDF材を使用して組み立てられた素朴な貯金箱のため、シンプルで軽いです。当然(残念)ながら、これでゲームができるわけではありません。
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スケールは、1/12ということでスタンダードサイズのフィギュアや他社より発売されたナムコ筐体なんかと絡ませて使用できるようになっているが、若干小さめ。
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ギミックはなにもなく、筐体上部にコイン投入口、筐体下部にコイン取り出し口が付いている。100円投入口のステッカーも付属。
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細かいディテールは、そのほとんどを筐体に張られたシールに依存しているが、再現度はなかなか高い。別パーツとして用いられているのは、待ち針を流用したコントロールレバーのみ。
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コイン投入口やボタンなども、そのほとんどはシールにて再現。素材がプラスチックではなく、木質繊維を原料とする成型板のため細かいディテールや凸凹を再現するのは難しかったでしょうか。実際のアップライト筐体自体が、木製の合成版使用しているものがほとんどだったと思いますので、触った感触や質感など木材の板独特の風合いは出ていると思います。
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サークル侵略帽子屋=ヘルメッツの製作ということで、以前紹介したゲームインパクトのゲームセンターあらしのミニゲーム筐体と同じところが製作している。こちらは、タイトーより完成した製品として販売されているということでクオリティは上がっているけれど、合成板を組み合わせて作られているという構造は同じだと思う。
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残念なことにゲームセンターあらしのミニゲーム筐体と並べて飾るにも若干小さい。これは、コイン取り出し口の関係で、筐体下部の土台が省略されてしまったという事から来ている様。完全再現を目指すならば、そこにも配慮が欲しかった。
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こちらは、米国のSuper Impulse社から発売されているTiny ArcadeシリーズのSpace Invaders Miniature Arcade Game。定価が$21.99(約2,500円)ほどで、実売価格2,000円前後で売られているという安価さながら、実際にインベーダゲームが遊べてしまうという優れもの。現在パックマンやギャラガなど7種類ほど発売されており、筐体はすべて共通でデカールでそれらしい雰囲気を出しているため、再現度という点ではいまひとつ。
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アーケード版そのままではなく本物は横11列、縦5列という配列が、10列×5列に変更されているなどサイズに合わせて変更されている。それでもこのサイズとこの価格で、ゲームを実際に遊べるようにしてしまうところは驚異的。日本製のものは、(フィギュアなどと並べて飾りやすいよう)外観を精密に再現した繊細なものが多く、アメリカ製のものはとにかく遊べるようにしてしまうという辺りにも、文化的な差異を感じてしまいます。
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これもArcade1Upのスペースインベーダーなどと同じくファングッズのひとつなので、万人にお勧めというわけではありませんが、手作りに近い品なのでAmazonでも幾つか入荷しては売り切れてということを繰り返しているようです。気になる方は市場にあるうちに早めに入手されていたほうが良いかもしれませんね。
参考:タイトー公式HP、ヘルメッツ公式HP、Twitter