80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

スターブレイド(STARBLADE)・ナムコ

2007-05-12 22:49:03 | レトロゲームReview

 『スターブレード』(STARBLADE)は、1991年にナムコより発表されたシューティングゲーム。1990年に花博に登場した遊園地向けアトラクション『ギャラクシアン³』(Galaxian³)の世界観を受け継ぎ、一般のゲームセンター向けに開発されたものです。そういう意味では、『ギャラクシアン』(Galaxian)から続く、ナムコシューティングの正統な後継作品といえるかもしれません。


 写真はPS版『スターブレイドα


 CD-ROM盤面のデザインが、映画『TRON』とかレーザーディスク時代を思わせて、かっこいいです。

 『ギャラクシアン³』(Galaxian³)では、(花博に登場したものを除き)あらかじめ用意された映像をLDで流し、その上に敵機などをリアルタイムで表示して合成する方式をとったようです。こちらは背景から何から画面上に表示されるもの全てを、リアルタイムで生成・描画する方式に改められた様。ナムコの公式サイトでも、アーケード初のフルポリゴン3Dシューティングと謳われています。


 今見るとポリゴン表面にテクスチャーも貼ってないつるりとした素朴なCGですが、これがいかにもCGっぽくて逆にかっこよく映っていました。凹面鏡を使用し、音響的にも凝った筐体だったため、非常に臨場感があって、映画を見ているような感覚にとらわれました。PS版ではテクスチャーの有無も選べます。


 自機はオートパイロットのため、直接操縦することはできません。プレイヤーは標準をあわせて敵機を攻撃する、砲手の役割を担うことになります。物語は、連邦惑星系上に突然姿を現した機動惑星(レッドアイ)を破壊するために、最新鋭戦闘機“ジオソード”によるチーム“スターブレード”が編成されて出撃をするといったもの。世界観はスターウォーズ風のもので、ゲーム自体もアタリ社より1983年に発表されたワイヤーフレーム使用の名作3Dシューティング『スターウォーズ』を意識したものになっています。ナムコ社とアタリ社は、80年代から90年代初頭にかけて提携関係にありましたので、なんらかの繋がりもあるのかもしれません。ワイヤーフレームを使用して、80年代に作られていたアタリの『スターウォーズ』を、ポリゴンを使用して90年代にリメイクしたような作品でした。


 当時としては最新の技術(ポリゴン)を使用した話題作でしたから、家庭用の次世代機初期に次世代機の性能を示す目玉作品として、メガCD、3DO、PSに移植されています。できは悪くなかったと思いますが、すでに『リッジレーサー』などポリゴンで作成されたキャラをリアルタイムでグリグリ動かすゲームが登場していましたので、古臭さは否めなかったかも。


 またあの筐体あっての臨場感という部分もありましたので、家庭用では、スターブレード独特の漆黒の宇宙空間を再現するのは、難しかったかもしれないですね。写真左側は、PS用に発売されていた『スターイクシオン』。FCの名作3Dシューティング『スターラスター』のリメイクですが、これに『ジオソード』も登場しています。(それ以外にも『ギャラクシアン』、『ギャプラス』、『ボスコニアン』など、ナムコシューティングのキャラや敵が登場して、ナムコシューティングの集大成といった趣になっています)



参考:Wiki スターブレイド、ギャラクシアン³の項


最新の画像もっと見る

コメントを投稿