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今回は、ちょっと趣をかえて変ったもの紹介します。パチンコの原型とも言われる『コリントゲーム』。80年代どころか1925年に原型が作られたゲームで、レトロゲームの枠も超えてます。写真のものは、㈱ハナヤマからウッディーシリーズとして発売されているもの。
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コリントゲームで検索しますと、フィンランドのユシラ社製のものが数多くヒットします。このユシラ社は、1923年に創業されたフィンランドの木製玩具専門のメーカーで、コリントゲームの原型は、このユシラ社により開発されたようです。コリントゲームは、1930年代に第一次世界大戦後のヨーロッパのパブなどで安価な娯楽として爆発的なヒットをして、それが日本へも伝わってパチンコへと発展したようです。いわばパチンコや※ピンボールなどの原型ともいえるゲームなんですね。ゲームセンターの片隅に置かれていたエレメカにも、こういったタイプのものがありました。またユシラ社は、現在でも頑固に木製玩具を製造・販売しているようです。
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まずは最下段に玉をセットして準備。全手動です。
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木製のショットレバー。
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パチンコ玉より一回りほど大きい鉄球が、ランダムにビンビンと釘に跳ね返る音が気持ちいよいです。
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ここに入った玉の数で、得点を競います。シンプル。
ゲームは単純で、鉄球をバネで弾いて釘の打たれた盤面を転がし、ポケットに入った玉の数で得点を競うものです。一口にコリントゲームといっても、釘の配置やポケットの位置により様々なタイプがあるようで、ネット上には(子供の工作として)手作りの作品も多いようです。現代の目からみれば、お世辞にもゲーム性が高いとは言い難いですが、玉が釘に弾かれて音を出しながらランダムに転がる様子は、どこか原始的な楽しさを感じます。軽快な『音』とランダムな『運』というのは、ある意味ゲームの原点なのかもしれません。子供の頃はポケットメイトで玉を弾き、大人になればパチンコやピンボールで遊ぶ、人間はそれほど本質は変らないのかもしれません。今となっては熱中するようなものでもなく、インテリアの用途の方が大きいのでしょうが。
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玉と釘遊びの原型。
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スマートボールやアレンジボールの元ネタといえそうです。
それにしても㈱ハナヤマは、最近ではゲームロボット21で話題になりましたが、渋くていい玩具を地道に作っているメーカーですね。あまりキャラものなどには頼らずに、定番のパズルゲームやファミリーゲームを作っています。こういう玩具メーカーも少なくなりましたので、日本では貴重な存在のような気がします。こういう素朴なものも、たまにはいいものです。※ピンボールの直接の原型は、1931年登場のBaffle Ballという遊戯台のようです。
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参考:Wiki コリントゲーム、スマートボール、アレンジボールの項
昔の縁日でも、こんな感じの出し物がありましたよね。
こういう実際に触れる事のできるゲームも味が
あって結構スキです。ただこの手のものには、
それほどノスタルジアは感じませんので、私も
電子ゲーム(特にFL機)に一番魅かれます。
電子ゲームを見つけた時には、(よほど相場と
かけ離れていない限り)つい買ってしまいます。
トミーと学研とエンテックスとコレコの一部、
HANZAWA社製辺りは面白いものが多いのでお勧めですよ。
エポックの後期とHANZAWA社のFLは、入手するのが
難しいですが・・・。
あっても、プレ値なんかついちゃったりしてるし。
昔は、欲しくてもなかなか買えませんでしたが、
今になってもなかなか手に入れずらいとは・・