スーパーファミコンは、任天堂より1990年に25,000円で発売されました。16ビットCPUを使用していて、スプライトの強化と画面の拡大・縮小・回転表示機能が装備され、ゲーム画像もファミコンよりもかなり美しいものとなりました。また音楽にもPCM音源が採用されて、より深みのあるものとなっていました。日本では約1717万台、全世界累計で約4910万台が販売されたそうです。
次世代機としては、最後発だっただけに満を持しての登場となりました。マリオワールドやパイロットウィング、F-ZEROなど話題のソフトも揃っていて、随分長い事品薄で手に入りにくい状態が続いたように思います。ただ開発費用の高騰や任天堂しかROM製造が行なえない事などからコストがかさみ、ソフトの値段が1万円近くにもなってしまったりと、思わぬ弊害も生んでしまったようです。ファミコンとの互換性も期待されましたが、それも実現されずに少し残念でした。
個人的な思い出としては、90年も大分過ぎて手に入り易くなってから中古ショップで8,000円程で手に入れて遊んだ覚えがあります。もうPCやゲームからは少し離れてしまっていましたが、ダンジョンマスターやドラッケン、WIZ5などPCでしか遊べなかった海外製のRPGが遊びたくて手に入れました。海外ではPCでゲームを遊ぶ文化が残った(育った)そうですが、日本ではゲーム機の普及が進んだため、(成人用を除き)あまりPCゲームの文化は育たなかったのだそうです。確かに8ビット機以降は、もうゲーム機でも十分だと思った記憶があります。逆に言えば、それほどスーパーファミコンの性能が優れていたと言う事なのでしょう。
またこの時期は、ブルートのような中古チェーン店や個人経営のファミコンショップが多かったですね。(駄菓子屋とか小さな模型店のようなところでも売ってたくらい)。中古ショップの前には子供達の自転車が乱雑に並べられて、デモ機に群がって遊んでいる姿がよく見られていました。今はゲオのような大手のレンタルショップや大規模な店ばかりになり、あの頃のような個人経営の小さなファミコンショップはあまり見かけなくなってしまいました。子供がデモ機で遊んでいたり、熱心に画面に見入る姿もあまり見なくなりました。あんなにたくさんいた子供達は、一体どこに行ってしまったのだろうと考えたりもします。
現在遊ぶ場合ですが、スーパーファミコンというのは壊れたと言う話もあまり聞かれないほど、結構丈夫なハードなのだそうです。ファミコン程レトロな感じもしないためかそれほど人気も無い様で、ハードオフなどのジャンクコーナーに行けば500円~程度で手に入れられると思います。中古ソフトも安いし(100円~)、レトロゲームを遊ぶには良いハードだと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます