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ポケットメイト12 マーブルキャッチゲーム・トミー(タカラトミー)

2010-11-01 21:34:45 | ポケットメイト

 復刻ポケットメイト第12弾『マーブルキャッチゲーム』です。発売は、75年の第一弾のヒットを受けて、ラインナップが大幅に追加された第二期75~76年頃。パチンコ系のゲームは、第一弾でも複数発売されましたが、こちらはオリジナリティの高い一作となりました。


 ゲーム内容は、6個の銀玉をケース上部の受け皿に集め、送りレバーを使って一個ずつ落としてゆき、それをフィールド下部のブルーの玉受けでキャッチするというもの。キャッチした銀玉は、真ん中のポイント穴より落とし、下段ポイント窓に溜まっていきます。キャッチできなかった玉は、ケース下段のミスポイント窓に溜まり、ポイント窓に溜まった玉の数が得点となります。フィールドの中央部は、半分ほどマーブルキャッチゲームのロゴシールで目隠しされており、どこに落ちてくるかは直前までわからないようになっています。


 かなり単純なゲームなのですが、マーブルキャッチロゴシールには2箇所だけ覗き穴が開いており、ここでどちら側に落ちてくるか予想を立てるようになっていて、この小さな覗き窓がゲーム性を生んでいます。


 ということでシンプルなゲームなのですが、これに類似したものは、ミニゲーム、エレメカとも思い当たりません。強いて言えば、駄菓子屋に置いてあった、10円玉をキャッチするような電気を使わない類のエレメカでしょうか。個人的には、当時は『プロドライバーゲーム』とか、『レーシングゲーム』、『ダービーゲーム』、『つりきちゲーム』のような、盤上やギミックの華やかなものしか目に入りませんでしたので、選択肢には入っていませんでした。これネットでの評価は、面白いというのが多いようですが、盤上が半分目隠しで覆われている関係上、どこか地味な感じは否めなかったかなと思います。


 実はこれのバージョン違いには、『パックマン(Puckman、Pacman』があります。こちらは目隠しシールがパックマンのものになっており、画面の華やかさも十分です。トミーは、ナムコよりパックマンが発売される(80)以前に、74年にパックマン貯金箱、76年にパックマンゲームというものを発売しており、その関係でこの当時パックマンの関連玩具をたくさん発売していました。有名なところでは、LSIゲーム・パックマン、ゼンマイ仕掛けのテクノボーイ・パックマン、ゼンマイで歩くTOMYトコトコパックマンなど。このポケットメイトパックマンも、この時期のものだと思います。できれば、こちらの方を復刻して欲しかったですね。他には『King Kong』や『Burger Catch』なども復刻して欲しかったですが、やはり難しいのでしょうね。


 ということでシンプルな一作でした。ただポップなマーブルキャッチのロゴは、70'sの楽しげな雰囲気をよく表しており、今の目から見るとなかなか捨てがたい魅力もあるのかなと思います。

参考:POCKETMATE collection、TNCおアソビ探偵団、The Online Guide to Pocketeers、目で見る駄菓子屋グッズ大図鑑DX/扶桑社、FROG-PORT、HANDHELD MUSEUM


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