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スパルタンX・サイクロンZ・(84・88/香港)

2007-03-24 00:46:47 | 映画・DVD・CD

 週末らしいネタをという事で、80年代のジャッキー映画を紹介します。『スパルタンX』(84)は、スペイン・バルセロナを舞台とした香港映画です。ちょうど『プロジェクトA』と『ポリスストーリー』の間の時期になり、大作に挟まれ隠れがちな作品ですが、ジャッキーが乗りに乗っている時期のものでもあり、非常に楽しい作品になっています。日本では、日本語版のテーマ曲が、三沢光晴選手の入場曲であることと、FCのゲームで有名な作品です。


 物語は、スペイン・バルセロナにて車による移動レストランを営む、ジャッキー&ユンピョウ・コンビのもとに、謎めいた美女が現れたところから始まります。この美女は、何者かに狙われており、2人が彼女を助けたことにより、彼らも騒動に巻き込まれる事となります。まず印象的なのが、物語が香港やNYではなく、太陽の光が降り注ぐバルセロナを舞台としているため、非常に明るいということです。またジャッキーは、スケボーに乗ってウエイターをする設定になっていますので、彼のスケボーの妙技も見ることが出来ます。原題は、快餐車(英題:Wheels on Meals)で、彼らの乗るレストラン車には奇妙なギミックが満載になってます。これは、映画『キャノン・ボール』で、ジャッキーがマイケル・ホイと搭乗した、仕掛けだらけの日本車をどこか連想させるものとなっています。


 後は、何と言ってもジャッキーのベスト・バウトにも数えられる、元マーシャルアーツ世界王者ベニー・ユキーデとの死闘シーンでしょう。なまじ時代劇でもなく、NYを舞台としたもののように銃も使わないため、リアルで迫力があります。蹴りやパンチを入れているシーンでは、本気でやっているなどとも言われてました。(真偽は不明) またFCで有名なゲーム版のスパルタンXですが、これはアイレムのアーケード版が元になっています。映画の内容が判明する前に製作したため、内容が死亡遊戯になってしまっています。ただしPC版には別のスパルタンXがあって、これがあったためにMSX版のスパルタンXが、『聖拳アチョー』になってしまったというのもMSXユーザーには有名な話です。スパルタンX - goo 映画


 対するもう一本は、88年公開の『サイクロンZ』(原題:飛龍猛将)です。これも、スパルタンX以来となる(そして現時点では最後となる)、主演として3人が揃い踏みした作品です。そうして対戦する相手も、再びベニー・ユキーデ。ちなみに監督も、両作品とも同じくサモ・ハン・キンポー監督です。しかしタイミングを外したのか、設定が地味だったのか、ジャッキー映画としてはそれほど知名度もなく、忘れられがちな作品になってしまっています。どこまでも明るかった『スパルタンX』と比べても、ジャッキーが公害をだす工場に対決する弁護士役だったり、秘密の麻薬工場などが舞台となっているからでしょうか。


 物語は、工場の汚染が原因で訴えられている企業の弁護士ジャッキーが、工場側の依頼により、その訴えている側の女性と知り合いになるところから始まります。しかしジャッキーの友人として協力していたサモハンともども、ジャッキーはその女性達と仲良くなり、彼女達と協力して工場汚染の原因究明に乗り出すことになります。ストーリーは、けっこう地味(硬派?)なのですが、アクションシーンはなかなかの出来だと思います。ジャッキーVSユキーデも凄いですが、細いパイプや階段の上で側転や後転をきめるユンピョウが凄いです。劇中では、あまり恵まれた役ではありませんので、ここぞとばかりにきめまくっています。サイクロンZ - goo 映画


 80年代には、ゴールデン洋画劇場や深夜映画でよくジャッキー映画を放送していました。その頃は、特撮とジャッキー映画を見まくっていた思い出があります。個人的には、ドリフ終了以降の週末といったらジャッキー(ゴールデン洋画劇場)というイメージで、週末の楽しい時間のイメージがジャッキー映画にはあったりもします。


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