80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

3DO REAL・パナソニック

2006-10-26 21:45:26 | レトロゲーム機1985-
 3DO REALは、1994年に松下電器より発売された32ビット次世代機です。3DOとは、アメリカ3DO社のマルチメディア端末規格の事で、他にはサンヨー社から3DO TRYが発売されていました。(海外メーカーより他にも出ていたみたいです)。始めは54,800円で売り出されましたが、後にフロントローディングをトップローディングにして44,800円に値下げしたREALⅡも発売されました。(写真:左3DO REAL 右3DO REALⅡ)

 次世代機の一番ノリだったのですが、ゲームの少なさと値段の高さからそれ程話題になる事もなく、PSやSSなど競合機種の攻勢の前に影が薄くなってしまいました。単なるゲーム機ではなく、ビデオCDなども再生できるインタラクティブ・マルチプレイヤー(情報家電)として売り出されたのですが、当時としてはまだ時期尚早だったようです。結構早い段階で見切りをつけて、64ビット規格3DO M2を出すという話もあったようですが、結局実現しませんでした。

 アインシュタインを使ったCMが印象的で、これが出たときには何か新しい事が始まるという感じがして結構わくわくした事を思い出しますね。また次世代機としては、この四角くコンパクトに纏まった3DOのデザインが一番良かったようにも思います。(フロントローディングに高級感があってかっこよかった)。情報端末として企画されてますから、TVやコンポなどの横に置いたり、組み合わせても様になるように作られていたのではないでしょうか。松下としては、最後までこだわっていたMSX規格の次の挑戦だったのだと思いますが、結局ここでも情報家電を制する事はできませんでした。

 現在でも特に話題になるという事もなく、ハードオフの片隅などに置かれていることが多いですから、入手することはそれ程難しくはないと思います。結構いいハードだったとは思うのですけどね・・・値段も含めて上手く時代とかみ合わなかったのでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿