
ゲームボーイギャラリー(GAME BOY GALLERY)は、80年代に発売されたゲームウォッチのゲームを収録したゲームボーイ用のソフト。
ゲームボーイギャラリー2。
収録作品、パラシュート、ヘルメット、シェフ、バーミン、ドンキーコング、ボール。
こちらは、ゲームボーイギャラリー3。GBC対応になってます。
収録作品、エッグ、グリーンハウス、タートルブリッジ、マリオブラザーズ 、ドンキーコングJR.、フラッグマン、ジャッジ、ライオン、スピットボールスパーキー、ドンキーコングII。
『ゲームボーイギャラリー』は、ゲームボーイ用ソフトとして1997年に発売されました。(収録作品は、マンホール(ワイド版)、オクトパス、ファイア(ワイド版)、オイルパニック)。続いて同じ年に、『ゲームボーイギャラリー2』が発売され、1999年には、『ゲームボーイギャラリー3』が発売されています。これ以外にもゲームボーイ アドバンス対応として『GAME&WATCH GALLERY 4』(海外のみ)や、DS用ソフト『ゲーム&ウォッチコレクション』が、クラブニンテンドーの景品として出ています。GAME&WATCH GALLERY 4などは、プレ値が付いていて、それなりに入手が難しいようです。

こちらが、クラブニンテンドー景品のゲームアンドウオッチコレクション(GAME & WATCH COLLECTION)。

オイルパニック、ドンキーコング、グリーンハウスの3種が遊べる。景品なので、隠しゲームとかはない模様。

第2弾のゲームアンドウオッチコレクション2(GAME & WATCH COLLECTION2)も存在する。パラシュート、オクトパス、パラシュート×オクトパスの3種が遊べる。やはり製品版である、ゲームボーイギャラリーの方が優れている。
発売された当時は、GBでは実機のような味わいはでないと思っていたのですが、GBCでももう十分レトロですので、それなりにいい雰囲気が出てると思います。
中身は、こんな感じ。ROMカセット、取説、ちらし。
取扱説明書。
同封されていたちらし。GBC本体や、ポケットカメラ、ポケットプリンターなどが掲載。GBC本体が、新発売時のちらし。こんなに昔のものだったんですね。
GBポケットカメラ。そういえは、こんなのありました。
GBポケットプリンター。使い道はあったんでしょうか。
発売当時の価格は、ゲームボーイギャラリーとギャラリー2が3,000円、ギャラリー3が3,500円となっています。今でも投げ売りされているのは見かけませんが、プレ値も付いていないため1,000円~3,000円程で入手可能だと思います。今となっては、オリジナルのG&Wは、10,000円近い値をつけていて入手しづらい(気軽に遊ぶわけにもいかない)ですから、かわりにこれを手に入れて、気軽に遊ぶのも十分アリだと思います。90年代のリメイク作品ですから、オリジナルの『むかしモード』だけではなく、リメイク版の『いまモード』も収められています。まあ、この作品を手にする人は、オリジナル版目当ての人がほとんどだと思います。ゲームボーイのドット絵で、ゲームウォッチを再現していますので、見た目や感覚は少し異なります。それでも、懐かしい気分を味わうのには十分でしょう。
やはり実機でなければ、という方も多いかと思いますが、G&Wもゲームボーイも共に横井軍平氏の手による作品で、これらは兄弟機でした。片や京都の小さな玩具メーカーを、世界的な企業へと飛躍させる準備(基盤づくり)をした作品で、片やN64やVB(バーチャルボーイ)で苦戦していた任天堂を、支える役割を果たした作品で、設計思想や成り立ちにも、氏の哲学が現れていて共通項が多いです。まあ温故知新というか、たまにはこういうゲームでゲームの歴史を振り返って、のんびりと楽しんでみるのも悪くはないんじゃないでしょうか。

※2007年3月29日の記事を修正して再構成。
参考:任天堂 ゲームボーイギャラリー公式ページ
ファミコンカラーのGBASPを持っています。
今モードも昔モードもとても楽しく、可愛らしかったですね!
あの時代の絵なのに食べ物が美味しそうな「シェフ」や「クッキー」、
一度やり始めたら止まらない「パラシュート」等、
どれも印象的でした。誰にもお勧めしたいシリーズです!
これを書いた時期(2007)だと、手軽にゲームウォッチが遊べるということでGBギャラリーをお勧めしたような気がしますが、今となってはGBギャラリーもなかなかお目にかかれなくなったように思います。
今の目からすると単なるミニゲーム集なのですが、それだけ思い入れのある層が多いということなのでしょうね。