これは、宝島社より2003年に出版された別冊宝島『僕たちの好きなTVゲーム』シリーズです。主にFCなどの8ビット機を中心とした“80年代懐かしゲーム編”、SFC、PSなど次世代機を中心とした“90年代懐かしゲーム編”、ウィズやドラクエなど定番のRPGをメインにした“熱中RPG編”となっています。これ以外にも懐かしのアーケードをメインにしたものも出ていました。この2003年という年は、83年にFCが発売されたことから生誕20周年にあたり、様々な展示会やイベント、FCソフトをコンプリートした書籍の出版などレトロゲーム人気が盛り上がっていました。ということで、これもそんな時期に出版されたもののひとつですね。
構成としては、年代別に代表的なヒット作を1ページごとに取り上げてゆくつくりになっています。“80年代懐かしゲーム編”では、巻頭カラーで周辺機器なども取り上げられていて、80年代当時に起こったFCブームという現象を大まかに俯瞰できるようになっています。ゲーム専門誌ではなく別冊宝島という一般誌ですから、それほどマニアックな記述はなく、あくまでもゲームを通して時代を振り返るという趣向でしょうか。ドンキーコングから始まって、マリオ、パックマン、ゼビウス・・と定番を年代順に抑えてあり、それ以外にも高橋名人、TVゲームの噂、FC以外のハードのネタなど、当時の世相がわかるようになっています。最近出版された『80年代こども大全』では、それほどTVゲームに関してページが割かれていませんでしたが、逆に言うとTVゲームに関しては特集本が3冊も出版できるほど(大きなブームで)、別格であったともいえるのでしょう。レトロゲームに興味が深い層は、あの当時FCソフトをコンプリートした豪華本を買ったでしょうから、こちらはあくまでも一般の人(ライトな層)が、懐かしさのあまり手に取ることを狙ったものだと思います。
芸が細かいなと感心するのは、“80年代懐かしゲーム編”では表紙がFCとFCソフト、“90年代懐かしゲーム編”ではSFCとSFCソフトになっているのですが、FCの方は畳敷きの上に置かれており、SFCの方はフローリングの床の上に置かれています。FCの頃は居間においてあるTVに繋いで、親の目を遠慮しながら遊ぶといった感じでしたが、SFC、PSの頃になると、(バブル期ということもあり)クーラーの効いた部屋で個人所有のTVに繋いでいたというイメージでしょうか。ほんの10年ほどの間に、結構な変化があったということに思い当たり、こんなところからも世相がわかって面白い気がします。またFCブームは、ある意味RPGブームでもあったわけで、ドルアーガより始まって、ドラクエ、ファイナルファンタジー、メガテン、ウィズ、ゼルダと、それだけで1冊特集が組めてしまうほどブームであったということも、あらためてわかります。FCソフトは今でも普通に売っていますし、レゲー関連の書籍も普通に売っていますので、情報としては(懐かしいというより)食傷気味な部分もありますが、当時の世相を振り返るという意味では、まだまだ有効なのかもしれませんね。
ということで2003年に出版されたシリーズなのですが、これ現在でも再販されているようで“80年代懐かしゲーム編”などは書店においてあります。『80年代こども大全』と一緒に手に入れれば、より当時の世相がわかりやすくなるかもしれません。たまには、こういう一般向けのライトなものも、わるくはないと思います。
構成としては、年代別に代表的なヒット作を1ページごとに取り上げてゆくつくりになっています。“80年代懐かしゲーム編”では、巻頭カラーで周辺機器なども取り上げられていて、80年代当時に起こったFCブームという現象を大まかに俯瞰できるようになっています。ゲーム専門誌ではなく別冊宝島という一般誌ですから、それほどマニアックな記述はなく、あくまでもゲームを通して時代を振り返るという趣向でしょうか。ドンキーコングから始まって、マリオ、パックマン、ゼビウス・・と定番を年代順に抑えてあり、それ以外にも高橋名人、TVゲームの噂、FC以外のハードのネタなど、当時の世相がわかるようになっています。最近出版された『80年代こども大全』では、それほどTVゲームに関してページが割かれていませんでしたが、逆に言うとTVゲームに関しては特集本が3冊も出版できるほど(大きなブームで)、別格であったともいえるのでしょう。レトロゲームに興味が深い層は、あの当時FCソフトをコンプリートした豪華本を買ったでしょうから、こちらはあくまでも一般の人(ライトな層)が、懐かしさのあまり手に取ることを狙ったものだと思います。
芸が細かいなと感心するのは、“80年代懐かしゲーム編”では表紙がFCとFCソフト、“90年代懐かしゲーム編”ではSFCとSFCソフトになっているのですが、FCの方は畳敷きの上に置かれており、SFCの方はフローリングの床の上に置かれています。FCの頃は居間においてあるTVに繋いで、親の目を遠慮しながら遊ぶといった感じでしたが、SFC、PSの頃になると、(バブル期ということもあり)クーラーの効いた部屋で個人所有のTVに繋いでいたというイメージでしょうか。ほんの10年ほどの間に、結構な変化があったということに思い当たり、こんなところからも世相がわかって面白い気がします。またFCブームは、ある意味RPGブームでもあったわけで、ドルアーガより始まって、ドラクエ、ファイナルファンタジー、メガテン、ウィズ、ゼルダと、それだけで1冊特集が組めてしまうほどブームであったということも、あらためてわかります。FCソフトは今でも普通に売っていますし、レゲー関連の書籍も普通に売っていますので、情報としては(懐かしいというより)食傷気味な部分もありますが、当時の世相を振り返るという意味では、まだまだ有効なのかもしれませんね。
ということで2003年に出版されたシリーズなのですが、これ現在でも再販されているようで“80年代懐かしゲーム編”などは書店においてあります。『80年代こども大全』と一緒に手に入れれば、より当時の世相がわかりやすくなるかもしれません。たまには、こういう一般向けのライトなものも、わるくはないと思います。
80年代には60年代的なもの(ファッション、音楽)が
流行っていたりしました。流行は20年周期と言われ
ますが、そのくらいがちょうど懐かしいと感じる頃合
なのかもしれませんね。
中古の玩具やゲーム類でも、10年前のものだと中古品
やジャンクといった感じで、20年を経過してくると数
が減ってきてプレ値がつき始めるのかも。
アンティークと呼ばれるには、実際には100年以上前の
ものでないと駄目なようですが。
ただ最近では、昔のアニメも普通に見れますし、昔の
ゲームも普通に遊べたりしますので、新鮮さは少し薄れ
てきてるかもしれませんね。
豪華本もいいけど、雑誌系はライターがけっこう
自分の本音で書いていたり、ちょっと暴走気味な
個人的な思い入れに偏った選択があったりして、
けっこう面白いですよね。
でも、記事の質のばらつきがあって、
ライターによっては、いかにも当時の
雑誌からそのまま記事を引用したような、
「実際は遊んだこと無いけど・・・」みたいな
のも けっこう多くて、そういうのは
納得いかないですね。
ちなみに、私的には、80年代は、
すでにレトロって思っていました。
どの辺からレトロと定義するかは、
やっぱり、人それぞれなんだろうけど、
「自分が子供だったころ=レトロ黄金時代」
という方も多いことでしょう。
これからも「昔を懐かしむ」という文化が
なくならないといいなって思います。
それでは、失礼します。
70年代本は沢山出版されていましたが、
最近ではちらほら80年代本も出ていますね。
また時々検索してみるのですが、80年代を
テーマにしたレトロBlogも結構ありますね。
もうそろそろ、80年代も立派にレトロの範疇
に入るようになってきたのかもしれませんね。
書店に行ってレトロ本をのんびりと探している
時間は、個人的には好きな時間だったりします。
リンク集へは、ご自由にどうぞ。こちらもBook
markに加えさせていただきますね。
例外は『Beep』の復刻版だけです。
『僕たちの好きな…』は興味深いです。今日『80年代こども大全』を買ったので、次はそちらを読んでみます(ついでにデジカメも買ったので、手持ちの古書+古モノを撮ってブログにアップしたいと思っています)。
あと、当方のブログのリンク集に加えさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。