80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

散財日記 in クトゥルフの呼び声・ケイオシアム/ホビージャパン

2018-04-24 23:56:22 | 散財日記・雑記

 ここのところは、仕事してYoutubeで動画見てといった感じで、あんまり金を使わない生活にすっかり慣れてしまっている。一応、オークションやショップのチェックや面白いガジェット等のアンテナは張ってはいますが。そんな中、久々にちょいと値が張るものを購入してみた。

クトゥルフの呼び声 スタートセット・(中古/ケイオシアム/ホビージャパン) 5,000円(送料込み)

 クトゥルフの呼び声 スタートセットは、アメリカの作家ラヴクラフトが創造したクトゥルフ神話を題材としたテーブルトークRPG。こちらは、アメリカのケイオシアム社が1981年に発売して日本では1986年にホビージャパン社が販売した、日本で最初に発売されたクトゥルフのTRPG。ちなみにクトゥルフ神話TRPGは、発売元がエンターブレインに変わって現在でも販売されている。


 ラヴクラフトとかクトゥルフ神話とか、よく聞くのだけれども何故かあんまり縁がなかった。ただ、ダンジョンズ&ドラゴンズやトンネルズ&トロールズなんかと並び超有名作であり、ホラーゲームの古典であるのでいつかは手に入れたかった。ショップで買うと高いけれど、オークションの相場的なものとしては3,500円~5,000円といったところで、送料を1,000円と考えれば、まあ相場並みといった感じ。


 開封時。クッション財は箱潰れ防止に販売者が入れてくれたもの。親和版ダンジョンズ&ドラゴンズより、一回りくらい大きい感じ。ボックスはかなりしっかりしている。


 箱の中は、このような感じ。一応、完品ということだった。


 TRPGにはお約束の多面体を含むダイス一式。それほど種類は多くない。


 こちらは、基本となるルールブック。日本版の第一版は、本国では1983年に発売された第二版(Second Edition)の翻訳だそう。ちなみ日本版の第二版(改訂版)からは書籍形式となった。現在のエンターブレイン版クトゥルフ神話TRPGも書籍形式なので、ボックス形式なのはこの第一版のみ。


 シナリオブックレット。Wikiによれば7種のシナリオが収録されている。ちなみに表紙に描かれている、このぬめぬめした海洋生物みたいなのがクトゥルフ(Cthulhu)。


 クトゥルフ神話とは、アメリカの作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトと、その信奉者や周囲の作家たちにより作り上げられた架空の神話体系。神秘的というか、秘教的というか、とにかく神格化され断片的に語られることが多いため、いったい何なのだろうと思うが、もともとはパルプ・マガジン(大衆娯楽誌)に掲載されたもの。


 クトゥルフの呼び声自体が1920年代を舞台としているため、1920年代に関する資料集という冊子が付いている。


 こちらは、広げるとかなり大きなものとなる世界地図。しっかり日本やTokyoも入っている。


 ホビージャパンからのアンケート葉書も入っていた。1986年製のものということを考えると、こういうものまで残っているというのは貴重。


 紙製のキャラクター・フィギュア。この時代だとメタルフィギュアが一般的だったと思いますが、クトゥルフ神話の世界には、ゴブリンやオークなどは登場しませんので、ペーパーフィギュアで代用するというのが一般的だったのかも。


 キャラクターシート。最も特徴的なのが正気度という項目があり、これらはSAN値として表される。SAN値とは恐怖に囚われたり、恐ろしいものに出会ってしまった時などに減少し、これが0になると発狂してしまう。これ以外にも探求者の技能という項目があり、超能力や心理学、天文学、薬学などそれらしいものと並んで、自動車運転や写真、経理、値切りなど、他のRPGでは見慣れない項目が並ぶ。それ以外にも基本能力の欄に学校、学位なんてものもある。


 最初、帯が付いておらず、それは残念だなと思っていたのだけれども、中に保管してあった。外に付けられたままだったとしたら、ここまで残っているということはまずないので、これは元のオーナーさんが物持ちの良い方だったのでしょう。4,500円という当時価格が記載されている。


 クトゥルフ神話をどこで知ったかといえば、80年代のパソコン誌上ではダンジョンズ&ドラゴンズやトンネルズ&トロールズなんかと並んで名前がよく出る作品だった。ゲームブックやTRPGの翻訳を手がけていた安田均氏が、このころクトゥルフ神話をモチーフにしたラプラスの魔というホラーゲームを製作しており、それ以外にもdbソフトのプロデュース、映画を基にしたカプコンのスウィートホーム(バイオハザードの原型とも言われる)など、ホラーゲームが大流行だった。安田均氏が翻訳を手がけたゲームブック地獄の館にも恐怖点というSAN値を参考にしたようなパラメータがあり、これがなくなると発狂した。あとがきの解説でもクトゥルフ神話について言及している。また、東京創元社からはクトゥルフ神話を直接題材にした暗黒教団の陰謀—輝くトラペゾヘドロンという作品も出ていた。


 そんな感じで、80年代のパソコン誌やゲームブック関連の本などで散々見かけたため、実際に遊んだことはなかったのだけれど、妙に懐かしい感じがする。駆け足で調べたので、クトゥルフ神話についてあまり詳しくはわかっていない。もう少し調べて、またネタとして紹介したいと思います。


チャレンジ!!パソコンAVG&RPG 2・(古本/電波新聞社) 2,450円

 チャレンジ!!パソコンAVG&RPG 2は、電波新聞社より1987年に発売されたチャレンジ!!パソコンAVG&RPGの第二段。著者は、私に解けないAVGはないの言葉で有名になった山下章氏。最初にチャレンジ!!パソコンAVGという書籍が発売されて、その後にRPGが人気となったためチャレンジ!!パソコンAVG&RPGとタイトルが改められた。


 2003年に復刊されていますが、こちらは1987年の当時もの。さすがに紙質は変色してくすんでいるけれど約30年前のものとしてはなかなか綺麗なものでした。


 第二弾となる今号では、ザナドゥシナリオⅡ、ロマンシア、メルヘンベールⅡ、太陽の神殿、覇邪の封印、ウィングマン2、ブラスティ、アルファ、カサブランカに愛を、ウルティマⅢと10作が収録されている。号を追うたび攻略が詳しくなって、収録されるゲームの本数が減少するという傾向が見られる。


 第一作、第二作目くらいまでは、わりと自力や読者からのハガキなどからゲームのヒントを出すという感じだったが、この辺りからゲームメーカーの協力が入って、設定集や資料などが豊富に収録されるようになってくる。この当時としては、そもそもゲームの攻略本というもの自体が希少で、チャレアベ第一弾の頃はゲームメーカーも攻略本が宣伝になるとはまだ気付いていなかった。ある意味この書籍がその道筋を付けたといっても過言ではないでしょう。


 近年だとレトロゲーム本が大流行ですが、なんといっても当時ものそのままなので、収められた情報量や熱量が全然異なる。今となってもパソコンゲームの資料本としては、これに変わるものがない。


 当時のパソコン誌もオークションやショップなどで高値を付けて売られている。当時の記事そのものもですが、広告なんかが絶妙に懐かしいんですね。このチャレアベもなかなか安く買うことは難しい。2,000円台と割と安めだったため迷わず購入した。最近では、当時のパソコン関連のものはなんでも高騰しています。


 もうひとつのトピックとして、今号は表紙がファンタジーのメタルフィギュアになっている。こういうのを見て、メタルフィギュアが欲しくなったものでした。ということで、もう少し詳しく読んでからまたネタとして紹介します。


マッドマックス コレクターズBOX・(中古/ワーナーホームビデオ) 50円(送料350円)

 マッドマックス コレクターズBOXは、メル・ギブソン主演の世紀末アクション映画マッドマックスの旧三部作をまとめたボックスセット。マッドマックスシリーズには、2015年に公開された新作マッドマックス 怒りのデス・ロードもありますが、それは収録されていない。マッドマックスシリーズは、1作目と2作目はバラで購入して持っているのだけれど、ボックスセットがこの値段で売られていたため入手した。


 セットの中身はこんな感じ。特にボックスセットのみの特典とか解説などはない。バラで売られているセットをまとめて入れただけといった簡素な感じのもの。


 家族に手を出されて復習の鬼と化する、リアリティという意味ではピリピリとした緊張感が伝わってくる第一作目、いきなり核戦争後の世の中になり、モヒカンにバギーという後の映画や漫画に多大な影響を与えた第二作目、ハリウッド映画となりティナターナーが悪役で登場するなど、いきなり健全な娯楽映画となった第三作目。しかも代名詞であるインターセプターに乗らないという・・・。


 リーフレットは付いているが、チラシやハガキは付いていなかった。別にチラシとか必要ではありませんが、無いとちょっとがっかりする。まあ、値段の割りには綺麗なものだと思います。


 あんまり評価の高くない3作目ですが、ゴールデン洋画劇場でやっていたのを見た記憶があり、わくわくするような期待感はある。サンダードームの副題どおり、プロレスの金網デスマッチみたいな、興行的に盛り上がる楽しい仕掛けがされている。結構、好きな映画でなぜか印象に残っている作品でもある。1作目と2作目はテイストが異なるので、どちらが良いかというのは比べにくいですが、北斗の拳やナウシカの世界観ということで2作目に軍配が上がるでしょうか。


 ということで、マッドマックス コレクターズBOXセットでした。マッドマックス/サンダードームまた視聴したら、ネタとして紹介したいと思います。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
記事とは無関係ですが… (MOSSAN)
2018-07-10 20:42:20
各地で大雨による被害が大きいですが、大丈夫でしたか?
私の地域は、どうにか浸水を免れました。
無事であることを願います。
返信する
Unknown (80-cafe)
2018-07-11 08:01:46
これはご丁寧に
通勤途中に市街地の道路に水が溜まっているという状況はありましたが、それ以上のことはありませんでした。テレビで西日本の状態を見ていると、想像以上に大変なことが起こったと心配しております。
返信する

コメントを投稿