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バーズテイル・マイト&マジック・EA/UBISOFT

2007-05-04 23:30:36 | RPGゲームReview


 バーズテイルとマイト&マジックは、1980年代に発表された米国製のCRPG(コンピュータRPG)です。ともにCRPGの古典ウィザードリィや、ウルティマとならんで、3大RPGの一つにも数えられることのある作品です。日本では、一般にはあまり馴染みがある作品ではありませんが、海外では熱心に支持されているようです。


 バーズテイル(Bard's Tale)は、1985年に米・エレクトロニック・アーツ社が発表した3D型のCRPGです。日本では、エレクトロニック・アーツ社とポニーキャニオンより発売されていましたウィザードリィと同じく、TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの影響を受けたターン制のRPGですが、本作の最大の特徴は、タイトルにもなっているバード(Bard)(=吟遊詩人)を中心にすえたことにあります。このバードは、武器の代わりに楽器を演奏することで、魔法とも異なった特殊な力を発揮します。またモンスターがアニメ処理されている、ダンジョンだけでなく街も3D表示される、日が昇り沈むなど昼夜の概念がある、など後発らしく様々な要素が加えられていました。それ以外にもウィザードリィやウルティマより、キャラを転送できる(日本版は不可?)、という機能も備えていました。


 このゲームは、スカラ・ブレイ(Skara Brae)という街が舞台になるのですが、この街はウルティマでも重要な役割を持つ街として登場します。またウルティマには、ホークウィンド(Hawkwind)という預言者が登場してきますが、ウィザードリィ4にもスカラ・ブレイ出身の忍者・ホークウィンドという人物が登場しています。この忍者・ホークウィンド卿、ウィズ4最強・最後の敵で(一説には、ワードナーの首を刎ねた人物だとも)、一切の攻撃を全く受け付けず、戦闘中に寿司の出前を注文してペットのドラゴンに食べさせたりします。このホークウィンド卿とは、ゲーム製作者のロー・アダムズIII世氏の別名であり、氏はそれぞれの作品と関わりを持っていました。その結果、これら3つの作品は(パラレル・ワールド的に)、世界がリンクすることになりました。全くの余談ですが、氏はPSの初期に角川と組んで東京ダンジョンという作品を発表していました。すごく期待して遊んだのですが、すごくがっかりした覚えがあります。 


 マイト&マジック(Might and Magic)は、1987年に米・New World Computing社より発表された3D型のCRPGです。こちらは、現在まで続いている息の長いシリーズで、本編が9作品とHeroes of Might and Magicというストラテジーゲーム・シリーズ、Crusaders of Might & MagicというアクションRPG、Legends of Might and Magicというオンラインゲームなどが発売されています。ただし発売元は、New World Computing社より→3DO社に吸収→3DO社の倒産に伴い版権はUBISOFTへ移行と、変わってきているようです。日本語版は昔のPC-88、98版などがスタークラフト社から、現在のWin版はイマジニアから発売されています。またPS2などでも発売されていますので、現在でも気軽に遊ぶことができます。FC、SFCにも、それぞれ1作めと、2、3作目が移植されていました。


 こちらの特徴としては、ダンジョンや街のみでなく、広大なフィールド全てを3D表示で表現していたことと、小クエストを引き受けながら、物語を進めていく形を採用していたことがありました。そのクエストにも特に順番は決まっておらず、極端な自由度を誇っていたようです。海外のゲームにありがちな世界観を徹底的に作り込んで、プレイヤーはその世界を自由に探索することができるゲームの、代表格だと言えるかもしれません。ちなみに個人的には、好きなタイプのゲームなのですが、なぜか縁がなくプレイはしたことがありません。ウィズなどは、PC、FC、SFC、PS、SS、GBC、WSCと同じゲームを何回も繰り返して遊んでいるのですが、こういうのはタイミングもあるのでしょうね。初期の1~3に関してはこちらが、3~5に関してはこちらに詳細な解説があるようです。


 私は、フィールドタイプより自キャラが画面に登場しない3DタイプのRPGの方が、実際に冒険している気分が出て好きなのですが、これらはその代表格ともいえる作品ですね。そのくせ両作品とも、実際に遊んだことはありません。これらが登場してきた80年代後半以降、PCゲームと縁遠くなっていたんですね(ゲーム以外に、興味が向き始めていた)。その後もゲーム機では遊んでいたのですが、これらで遊ぶ機会はありませんでした。やはりゲームにも、出会うタイミングというのはあるんでしょうね。



参考:Wiki バーズテール&マイト&マジックの項、要にんたい、要えいご、Mighty Magician、Metal Page


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