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80年代Cafe

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パックランド(PAC-LAND)・ナムコ(バンダイナムコゲームス)

2007-04-27 23:28:40 | レトロゲームReview

 『パックランド』(PAC-LAND)は、1984年にナムコより発売されたアーケードゲーム。80年代当時に、FCやPCエンジンに移植されて人気を博しました。PS版の『ナムコミュージアムVol.4』にも収録されています。


 パックランドを語る場合には、パックマンより語らなければなりませんが、パックマンは1980年にナムコより発表されたアクションゲームです。欠けた円形の自キャラを操って、モンスターを避けながら迷路上のドット(エサ)を食べてゆくゲームです。日本では、数社より電子ゲームが発売されるほどの人気でしたが、なぜかアメリカでは、アニメ化される(社会現象化する)ほどの大ブレイクを果たしました。ここで、円形の自キャラに表情が付き、手足が生えて、擬人化されたお馴染みのキャラが誕生しました。パックランドは、この海外でのパックマン人気を受ける形で登場してきた作品です(BGMもアニメよりきてる)。ファミコンの箱絵にも、このアニメ調のキャラは使用され、ある意味(80年代らしい雰囲気をもった)時代のイコンと認識されるほどになりました。


 ゲームの目的は、パックランドに迷い込んだ妖精をフェアリーランドに送り届けることです。おなじみのモンスターたちは、今作では車、飛行機、UFO、ホッピングに乗り攻撃をかけてきます。


 街中や森、砂漠地帯など多彩なステージを抜けるごとに、コーヒーブレイクが用意されており、ここでのジャンプによってアーティスティックボーナス(7650点)が入ります。またステージ中の障害物を押すことにより、ヘルメットが手に入ったり、透明になったり、ワープしたりするなど、隠しフューチャーも盛り込まれていました。モンスターを食べるタイミングで、タイムをボーナスに変える『ラッキーパックマン』が出現したり、1UPする『スペシャルパックマン』も隠されており、それまでのナムコゲームの集大成といった趣もありました。


 当時ゲームセンターではじめて見た印象は、アニメ調の大きなキャラが、軽快な音楽に乗って動き回っていたのが新鮮でした。ただボタン連打で左右に移動し、ボタンでジャンプするという、当時としては特殊な操作方でしたので遊びにくく、ゲームセンターではあまり遊びませんでした。わりと早い時期にFCに移植されたので、どちらかというとそちらをやり込んだ記憶があります。隠しフューチャーや隠れキャラの多いゲームだったので、攻略本を見ながらのプレイとなりました。FC版は、スペックの関係で自キャラが小さかったのですが、ゲームとしてはよくまとまっていて、(アーケード版とは別物ですが)意外とよいできだったと思います。後にPCエンジン版も手に入れましたが、その頃には90年代を過ぎてましたので、さすがにやり込むまではありませんでした。


 80年代のナムコ黄金期の作品としては、それほど熱中したり遊びこむことはありませんでした。ただ今となっては、軽快な音楽やポップな絵柄がこれほどまでに80年代をかもし出している作品は、他にはなかったのではと思います。ゲーム自体よりも、キャラや音楽、雰囲気も含めて、トータルとして印象に残る作品でした。

参考:Wiki パックマン、パックマン(アニメ)の項、PC-エンジン・パックランド取扱説明書/ナムコ


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