
12月2日は任天堂『Wii(ウィー)』の発売日で、どこもその話題で賑わっていますね。という事で、発売記念を兼ねて任天堂『バーチャルボーイ』を扱ってみたいと思います。バーチャルボーイは、任天堂が1995年に15,000円で発売した3Dゲーム機です。ゲーム&ウォッチやゲームボーイ開発者の横井軍平氏の手によるもので、氏の任天堂最後の作品ともなりました。
これが発売されたのは、PSとSSが真っ向から激しいシェア争いを繰り広げていた、次世代機戦争とも言うべき時期にあたります。SFCに続く、任天堂の次世代機を待っていた人も多かった時期で、これはそれらの間に発売されましたので、次世代機の1つとして受け取られてしまった感もありました。任天堂は、次世代ゲーム機ではなく新しい遊びを提供するのだとして、これを発表したのですが、当時の受け取り方としては、ポリゴンが注目されてた時期に今更モノクロのゲームなんて出されても・・・といった感じだったと思います。結局目標300万台のところ、国内15万台(海外70万台)程しか売れずに、半年ほどで市場から静かに消えていってしまいました。
開発者の横井氏は、ただ画面が綺麗になったぐらいの小手先の変化では、やがて飽きられてしまい、このままではゲーム文化が衰退してしまうと、危機感を持たれていたようです。次世代機だとか技術の進歩とは、全く別の方向(次元)を考えて、『ゲームの本質的な楽しさを求めよう』と、これを開発されたのだそうです。今、任天堂『Wii(ウィー)』が、同じような(ゲームの本質的楽しさを求める)コンセプトで開発されて、非常に注目をされていますから、十年先を見ていたような気がします。或いは、迷いに陥ったルークに導きを与えるオビ=ワンの声のように、氏の声(姿勢)が任天堂の開発者を導いたのでしょうか。
これを分解して解説したサイトがありますが、点滅を繰り返す384個のLEDとそれに同調して振動する鏡によって立体映像を実現するという、非常に凝った作りになってます。同時期のゲーム機ではありえない凝り様で、コスト的にもかなりの物ではないでしょうか。そして実際に遊んだ感じとしては、実は非常に懐かしい感じがします。どこかで遊んだ気がするような、どこか昔のLSIゲームやFLゲームに近いような、携帯電子ゲームの正統な進化型といった感じです。覗き込むプレイスタイルは、寂れた遊園地やデパ屋にあったエレメカのような匂いもします。結局、横井氏の理念を実現するような、立体空間を最大限に生かした(新しい遊びを提案する)ゲームは出なかったのですが、もしそれが発売されていたなら・・・と想像は広がります。
またデザインも国産ゲーム機としては際立っていて、クールでカッコいいと思います。売れなかったためレアのような気もするのですが、実は任天堂にしては売れなかったというだけで、玩具としては十分に市場に出回ったためプレ値などは付いてないようです。ハードオフなどで見かけたら、懐かしいインテリアとしても良いと思いますので、手に入れてみてはどうでしょうか。
これが発売されたのは、PSとSSが真っ向から激しいシェア争いを繰り広げていた、次世代機戦争とも言うべき時期にあたります。SFCに続く、任天堂の次世代機を待っていた人も多かった時期で、これはそれらの間に発売されましたので、次世代機の1つとして受け取られてしまった感もありました。任天堂は、次世代ゲーム機ではなく新しい遊びを提供するのだとして、これを発表したのですが、当時の受け取り方としては、ポリゴンが注目されてた時期に今更モノクロのゲームなんて出されても・・・といった感じだったと思います。結局目標300万台のところ、国内15万台(海外70万台)程しか売れずに、半年ほどで市場から静かに消えていってしまいました。
開発者の横井氏は、ただ画面が綺麗になったぐらいの小手先の変化では、やがて飽きられてしまい、このままではゲーム文化が衰退してしまうと、危機感を持たれていたようです。次世代機だとか技術の進歩とは、全く別の方向(次元)を考えて、『ゲームの本質的な楽しさを求めよう』と、これを開発されたのだそうです。今、任天堂『Wii(ウィー)』が、同じような(ゲームの本質的楽しさを求める)コンセプトで開発されて、非常に注目をされていますから、十年先を見ていたような気がします。或いは、迷いに陥ったルークに導きを与えるオビ=ワンの声のように、氏の声(姿勢)が任天堂の開発者を導いたのでしょうか。
これを分解して解説したサイトがありますが、点滅を繰り返す384個のLEDとそれに同調して振動する鏡によって立体映像を実現するという、非常に凝った作りになってます。同時期のゲーム機ではありえない凝り様で、コスト的にもかなりの物ではないでしょうか。そして実際に遊んだ感じとしては、実は非常に懐かしい感じがします。どこかで遊んだ気がするような、どこか昔のLSIゲームやFLゲームに近いような、携帯電子ゲームの正統な進化型といった感じです。覗き込むプレイスタイルは、寂れた遊園地やデパ屋にあったエレメカのような匂いもします。結局、横井氏の理念を実現するような、立体空間を最大限に生かした(新しい遊びを提案する)ゲームは出なかったのですが、もしそれが発売されていたなら・・・と想像は広がります。
またデザインも国産ゲーム機としては際立っていて、クールでカッコいいと思います。売れなかったためレアのような気もするのですが、実は任天堂にしては売れなかったというだけで、玩具としては十分に市場に出回ったためプレ値などは付いてないようです。ハードオフなどで見かけたら、懐かしいインテリアとしても良いと思いますので、手に入れてみてはどうでしょうか。
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