カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-947 『眼(まなこ)』

2013年11月04日 | 日記






 明日(11/4)の分です。







パソコンを起動すると27型のモニター一杯にベンガルの虎が、現れて、いつもオレを睨んでんの。

こいつは芸術品だね。素晴らしいよ。どっしりとして優雅で品があるよ。孤高の気風が伝わってくるね。

鋭い眼光で睨みつけて嘘を見抜いて許さないって感じだね。幾分か威圧されて真面目になる自分が居るんだよ。

















動物の瞳に汚れはないね。純粋なんだろうね。オレの目は薄汚れてサングラスで隠しておきたいよ。

白内障かと疑いたくなるような瞳だね。瞳の周りが白く濁って、お世辞にも綺麗とは云えないよ。知恵を使い過ぎたかねえ?

アルコール度数のきついお酒を頂いて少し呑んだ翌日、目に血が飛んで吃驚したよ。






オレにしたら珍しく眼科に行ったの。先生、オレの目はなんで、こんなに幕を張ったよう目なんですかねえ?って、飛んだ血のことより

そっちのほうが気になってる。「う~ん、遺伝ですかねえ?」 透視カメラのような器具で目ん玉の中を覗きながら

「綺麗な目をされてますよ」って気休めかよ。「気にされなくても健康な綺麗な目ですよ」 いい先生だね。






で、血はなんなの? 「これはね、よく吃驚して患者さんが来られるんですが、全く異常ではありません」 毛細が切れるらしい。

死んだ鯖のような瞳は、オレの人生の烙印なのかも知れない。変り種の稀有な人生だったからね。

そこえもって来て知恵走って如才(じょさい)がない。本当の自分を見失ってしまったのかも知れないと思う時がある。



















「★★ちゃんはハーフか?」って聞く子が多い。オレの瞳に日差しが当たるとブルーに見えるらしい。「★★ちゃんの瞳は青いねん」

それはね、おっちゃんは、フランス人の血が混ざってるんだよ。「そんなの、何処から出てくんねん?」 いいじゃないかあ。

実は、アラン・ドロンの従兄弟に当たるんだよ、なんて馬鹿なことを尤もらしく云うんだね。「ホンマあ~」 それなりに納得してる。 






小4~小6の子にアラン・ドロンと云って解ろうはずもないだろうけどね。とっさに出る横文字のフルネームに信憑性を感じるのかね?

「★★ちゃんの顔に合ってんねん」 ああ、そう、良かったあ。






でも、子供たちから、そう云われて「ほっ」する自分が居るんだね。

汚い汚いって云われるより遥かにいいよ。だって、薄ガラスのハートだからね。粉々だよ。

考えたら、コンプレックスってのは、意外と、長~く付き合う仲なんだね。血肉分けたるおまえとオレって仲だよ。腐れ縁だね。






この瞳の影響は大きいんだね。瞳が綺麗な人は、心も綺麗ってキャッチフレーズみたいに表現するね。耳にするたびに粉々だったよ。

だから、汚してはいかんって言い聞かせたんだよ。後ろめたいことはするなってね。

目ん玉二つで、人格測られてたまるかって意地があったよ。お陰で、長く生きても、あまり汚れてないと思うけどね。「嘘つけ」

















欲を捨てれば綺麗に生き易いけど向上を失う。人は欲に火をつけ上へと向かう。人はひとつしか生きれない。

道はふたつに別れてる。汚れた我が身に気付いて洗い落とす術もある。上へ向かって歩むべしだろうかね。

オレは、とんと、上には縁がない。ついでにお金にも縁がない。ないないづくしで汚れてない。欲を持たないといけないかね。






よし、今からでも遅くない。欲に火をつけ慣れぬ道に挑もうか 「今更やめとけ、無駄な足掻き(あがき)だよ」 そうかね?

汚さなければ上へは上がれない。出世と汚れは比例する。綺麗な値のある衣服で誤魔化せる。優雅な御家で誤魔化せる。

時折、痛む良心なんか屁理屈こねて煙(けむ)に巻く。なんでもかんでも金で包(くる)んで誤魔化せる。ええねえ~。






辛気臭くて面白くなくて貧乏臭い正義よ、さようなら。愉悦に浸って心地よく贅沢三昧の悪の道よ、こんにちは。

でも、能力は別として、望む人と、望まぬ人が、分かれて行くのが面白いね。

自然に身につく向上がいいね。イメージ的には、人を蹴り落として泣かせて、其の上に立つ。いやだねえ~。

















自分に似合った道を歩いていくよ。「そうしろ」 云っとくけどね、オレは、これでも一般的な道は好まないんだよ。

ベンガルの虎よ、おまえはパソコン越しに、オレに語りかけてくれているようだよ。「冴えない奴だね」 そんなの云ってんの?

「都合のええようにとってはいかん」 じゃあ、どうしろと云うのだ? 「自分で考えろ」 そういえば、おまえの眼は冷たいね。






「喰うか喰われるか、そんな道もあるのだ」 オレには、そんなの似合ってないよ。「オカマか?」 いやあ~ん。

平和主義者っと云ってくれよ。「餌になる奴だな」 屈辱だね。「戦いは、其処から始まるのだ。喰わねば喰われる」 なるほど。

そう云う世界に放たれれば、そういう腹で生きていこう。「云うね」 云うのは、ただだよ。「其れが、いかんのだっ」






「大阪人の一番いかんところだっ」 そんなのベンガルの虎が云うかあ? 「大阪人のええ加減さは、インドのベンガルでも有名だ」 ホンマかよ。

「成る成らぬは、二の次だ」 ん? 「為せば成る、為さねば成らぬ、なにごとも」 ん? 「成らぬは、人の為さぬなりけり」

「上杉鷹山が云ってる」 「為さずに成らぬは怠慢だ、為して成らねば、それが己れの天分と知れ」 「聞いておるのかっ?」 聞いてるよ。






じゃあ、消すよ。「あっ、こらっ」 プチッ。




















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