商売遣ってた頃、隣のお店の主人が私と歳が変わらないことから、
昼の忙しい一時を終え片付け済ませて夜の準備にかかるまでの1時間ほどの休憩時間に「行こうや」ってなんだらかんだら誘いに来る。
私は世間知らずのボンボンみたいなところがあるようで「パチンコぐらい知っとかな」なんて教育してくれる。
近くにサラリーマン相手のパチンコ屋がある。
「此処はクギが甘いんや。出るでぇ」最初の3日ほどは簡単に負けたが、出してる人の玉の落ち具合を暫く見ているとコツが解った。
此のお店は終了が2400円前後と可愛い。
其の後連日、勝ちまくりの終了しまくりで隣の主人は負けまくり。お小遣いは増えまくりで結構贅沢しました。
2年ほどして「あんた、上手いなぁプロか?」ってパチンコ屋の主人が言い寄ってきてからピタッと止まってしまった。
「何か小細工しよるなぁ?」って感じて「このお店で打つのはやめたが得」って早々に手を引いた。
でも「プロか?って嬉しい響きやねぇ~当時は悦にいってたねぇ」
買った玉を台のお皿に入れて親指加減で打つ時代のパチンコ。天のクギ上でパラパラと弾かせて両脇に流れ落とす打ち方が面白いように入る。
「チューリップを開き放しにさせるんよ」隣の主人に教えてた。ザッザッザッと奥から出玉に押されて皿の上に溢れてくる。「負けなしやなぁ」
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