カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-其の八十九 『淀川の虹』

2011年06月04日 | 日記






もう弐十年は昔のことですが、大阪の高槻を流れる淀川で鯉釣りをしていて、

快晴だった空がにわかに曇りだしたかと思うとピッカアッと稲光とともに耳を劈(つんざ)くような雷鳴が轟いた。

「こらぁマズイは、橋の下に避難しよう」淀川に流れ込む桧尾川って云う小さな川に架かる橋の下に逃げこんだ。





此の辺りの河川敷は広大で雨を凌ぐところは他に無い。バチッバチッバチッと大粒の雨が乾いた土の道路を叩くように降ってきた。

雷が暴れまくるように轟く中、バケツをひっくり返したような豪雨となる。





「凄いなぁ」「此の橋があって助かったねぇ」当時、妹夫婦がこの近くの須賀町に住んでいたのでよく釣りを供にした。

足下を流れる桧尾川の流れが早くなり水嵩が増えだしている。辺りは雨しぶきで見通せないくらいの激しい降りようである。

20分程して「おっ、上がるよ」明るくなってきた。橋の下に日が差し込んできた。嘘のように晴れてくる。













「よし、止んだぞ」橋の下から這い出て、釣り場に戻ると向こう岸の西牧野から御殿山辺りになるかな?

端から端まで欠けることなく180度の見事な虹が、東の空一杯に架かっている。





「おおー凄いなあ」「こんな綺麗な虹は初めて見たよ」「自然はいいねぇ」「いいですねぇ」なんて感嘆しつつ

消えて無くなるまで長い時間見やっていました。















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