『シン・シティ 復讐の女神』 2015年10月15日
なんか休みが多いね、とても善いことだけど、あまり休み慣れすると、ずっと、休みが日曜だけなんて週が続くと仕事辞めようって真剣に考えてしまう。
「何を柔なこと云うてんねん」 働くことを美徳と信じる奴が働きづめたらいいんだよ。止めないよ。素晴らしいことだよ。
「ホンマに、そう思ってるのか?」 思ってるよ、人が汗して働くのを感じながら休む、なんとも云えん快感だね。「不心得もんがっ」
働くことが快感なんだから其れでいいではないか。互いに快感なんだよ。「そう云えばそうだね」
休んで何を愉しもうって当てはないんだけど自由ってのが何よりも嬉しいんだね。拘束するものがない、思うが侭だよ。
好きなことに没頭して仕事よりも厳しいかも知れないことに現(うつつ)を抜かす。疲れ果てても、其処には、遣りがいと満足がある。
そのことに集中して、時間もあるから勉強も出来る。自分は自分が管理する。自分は自分で成長する。自分は自分で生きるんだよ。
オレは、そういうのが大好きだね。「生きる能も術も無いのに想いは一人前だね」 かも知れん。でも、好きなのは構わんだろ?
「生きて往くには金が要る、好きだけでは生きては行けぬ、それが人生だよ」 方程式だね、変えようの無い方程式に倣って生きて死ぬか。
オレの人生は、くだらん奴隷のようなもんだった。しかし、嘆くまい、世の大方の人々も考えようによっては奴隷と然程の違いもないね。
『シン・シティ 復讐の女神』 エヴァ・グリーン
明日が休みの夜は映画に限る。前作が思いのほか面白かったので安心して2作目の 『シン・シティ 復讐の女神』を観たよ。
ブルース・ウィルス、ミッキー・ローク、ハーデイガン刑事のブルース・ウィルスに助けられ彼を愛してしまった娘ナンシー( ジェシカ・アルバ)
悪のボス ロアーク上院議員、マフィアも警察も介入出来ない娼婦街のお姉ちゃんたち、なかでも際立つ女用心棒。二刀流と手裏剣と弓矢の使い手ミホ、
登場人物が1作目と繋がってるね。これに賭博師のジョニーにジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ジョシュ・ブローリンが出演してる。
1作目と変わらず残酷だねえ。劇画調白黒映像でなかったら血しぶき血みどろだらけの惨憺たる映画だろうね。
フランス女優のエヴァ・グリーンが裸体を惜しげなくさらして男たちを手玉にとる極悪非道な妖婦を演じてる、そんなに綺麗とは思わんけどねえ?
『シン・シティ 復讐の女神』 エヴァ・グリーン
エピローグ1(ミッキー・ローク)
エピローグ2(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)(パワーズ・ブース)
エピローグ3(ジョシュ・ブローリン)1作目ではクライヴ・オーウェン (エヴァ・グリーン)
エピローグ4(ジェシカ・アルバ)(ブルース・ウィルス)(ミッキー・ローク)(パワーズ・ブース)
『シン・シティ 復讐の女神』 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
エピローグ3 二刀流と手裏剣と弓矢の使い手ミホ役の女優も代わってるね。(ジェイミー・チャン)1作目では、デヴォン青木。
此の娘は、役柄とコスチュームで、あれ?役者が違うねって感じるんだけど、ジョシュ・ブローリンなんか新登場って感じで前作の引き続きなんて解らない。
クライヴ・オーウェンの役を引き継いでるんだね。でも「どうでもいいや」で通る映画だね。
エピローグ4 刑事に助けて貰って恋心、でも刑事は、ボスの息子を殺したことで自分が居る限り娘にも危害が永遠に及ぶことを憂慮して自殺(前作)
刑事の死は、酒場でストリッパーして生きてる娘の心に大打撃。酒びたりの毎日、射撃の訓練、ボスに復讐を誓ってる。
そんな娘を慮(おもんばか)って刑事の幽霊(ブルース・ウィルス)は、心を痛めて見守るばかりで何もしてやれないの。仕方ないね。
歳喰って恋をしたら、こんなもんだろうね。娘(ジェシカ・アルバ)は、少女から娘に成長しても彼への想いは一途なんだね。
怪力の不死身化物男(ミッキー・ローク)が、酒場の用心棒を兼ねて娘の身も守ってくれてるのが救いだね。この男は最強だからね。
娘の恨みの相手がロアーク上院議員 (パワーズ・ブース)こいつは、ホンマにどうしようもない悪党なんだね。
『シン・シティ 復讐の女神』 パワーズ・ブース ジェシカ・アルバ
エピローグ2 賭博師(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)が博打場でロアーク上院議員をコテンパンに負かしたのはいいんだけど
恨みをかって右手の指をペンチでボキボキ折られて散々のボロボロ。おまけに知り合った女を同伴してたもんだから、その女もバラバラにされる。
「なんちゅう映画や?」 ドヤ街の医者に荒療治で治して貰って、再び、博打場へ。
「利き腕がそれじゃできんだろ?」って笑われるんだけど、左手のカード捌きも右手に劣らない。知って負け続けて最後の大博打で勝つ。
呆然とするロアークに 「おまえは、俺が居る限り負け続けるんだよ」なんて台詞が命取り、おでこに一発、鉛弾丸(なまりだま)喰らって死んじゃうの。
映画が映画だから、こんなので(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)終らんだろうと思ってたけど終ってしまったよ。呆気ないね。
『シン・シティ 復讐の女神』 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット 出演シーン、大方、痛いのばっかし。
不可能を可能にして可能を不可能にするような映画だね。
エピローグ3で、妖婦(エヴァ・グリーン)の邸宅にジョシュ・ブローリンが侵入するシーンで援護するミホ(ジェイミー・チャン)が
日本刀振り回して派手に立ち回りするシーン、見張りの男たちの首が何個飛んだかね? 白黒映画で血は白く描写されて生臭ささはないけど血しぶきが凄い。
次から次へと矢を放ち相手をバッタバタ倒してゆく。身体や頭を貫通されても咄嗟には解らない描写がアホらしいけど面白い。遊んどおるね。
『シン・シティ 復讐の女神』 ジェイミー・チャン
エピローグ3の妖婦(エヴァ・グリーン)が、夫で億万長者のダミアンの拷問癖から逃れて来たと元恋人の(ジョシュ・ブローリン)のもとに助けを求めに来る。
作り話で男を利用して夫の財産を手に入れる魂胆なんだね。妻の行状の悪さは知ってはいるものの、あまり感知しない夫は何が何やら解らんままに殺されてる。
男を狂わせる魔性の女に設定してあるんだね。捜査に駆けつけた刑事も誘惑して思いどおりに使いこなそうとする。最悪だね。
人生は、己の描いたようには往かんもんだってことを知らんのだね。結局、何も手に入らず命まで失う。善い奥さんしてりゃ良かったんだよ。馬鹿だね。
欲から生まれたものは、欲を呼び寄せて欲に取り巻かれて、其処から得るには、尚、欲どおしくなって欲に足を掬われる。類は類(友)を呼ぶ。
「類(るい)は友を呼ぶが正しいんではないか?」 らしいけど、類は類を呼ぶってのも通るらしいよ。同じ類(たぐい)の奴が寄る、因果だね。
『シン・シティ 復讐の女神』 エヴァ・グリーン
自分を知りたければ自分の取り巻き連中を見れば解るんだろうね。芯を腐らさぬことだよ。「おまえは?」 誰も居ないよ。貧乏な一匹狼だからね。
此の女優(エヴァ・グリーン) どこかで観たなあって思ってたけど、『300』の2作目『帝国の進撃』でペルシャ軍の女提督してた人だね。
敵のギリシャの指揮官を色仕掛けで恭順させようと船室で大胆してたね。この人、色気があるのかね? 自信があるんだろうね?
思うようにいかないと凶暴になる、そうそう誰にでも通じるもんじゃないだろ? 「そうか?」 解らん。みんな、いい気持ちにはなるだろうけどね。
『300 帝国の進撃』 エヴァ・グリーン
007/カジノ・ロワイヤルで ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ )の相手役だったらしいけど覚えてないなあ。