カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-275 『釣りとアルコール』

2011年12月16日 | 日記









洋酒はアルコール度数が高いのでチョコと併せて舐める程度をパソコンしながら頂く程度だが、

口あたりがいいから洋酒のキャップ一杯分は呑んじゃってるね。ジワジワと酔いが回ってきて、ふぅ~と眠気も襲ってくる。「ほんまに弱いね」

今日は寒い一日でした。寒くなると海の投げ釣りではカレイやアイナメがターゲットになるシーズンやね。







海辺じゃ竿並べて釣り人が頑張ってるんだろうな。私が夢中だった頃とは様子が変わっているかも知れないけど、

神戸の向こう、須磨、塩屋、垂水、舞子、朝霧、明石、江井ヶ島などはどんな状況なのかな?

垂水の通称ソーメン流しは、今も潮流が早くて座布団カレイのポイントは健在なんかな?







「此処では43センチの石カレイを釣ったね」三十数年前ほどかな、遠い昔の話やねぇ。







兎に角、寒い冷たいの世界だから防寒は万全にしていかんと釣りなんて遣ってられない。

ウイスキーのポケットビンも寒さしのぎになるだろうと持って行ったことがある。

投げ釣りは投擲したら、後は竿先睨んでじっと待つ釣りだから寒さと戦う時間も長い。







時折、リールを巻いて海底の餌に動きを与え魚達の目を引く。二、三本の竿を竿立てに並べて当りを待つ。

その間に深深と冷えてくる。そこでポケットビンのウイスキーをゴクリと飲む。

「かあ~」と口、喉が焼けるようやけど美味い。アルコールに弱いのは今も昔も変わらない。「酔うかな?」って不安がある。でも全然酔わないし眠くならない。







投げなおして、また待つ間にゴクリと飲む。「かあ~」美味い。アルコール抜けてんのん?全然酔わない。ゴクリ、ゴクリ飲む。

「かああ~」快調。なんで外で飲んだら酔わないの?ポケットビン空にしちゃった。

お陰で「なんか温かい」それから二、三時間頑張って帰途に着く。顔の皮が強張ってるのが解るほど冷えてる。







釣果はボウズなんだけど満足、寒かったけど満足。だけど「疲れたあ~」もう限界って感じ。





















電車に乗って座る。車内は「お~温かいっ」の別世界。と同時に眠気に襲われ急降下爆睡。

「はっ」と気がついたら降りる駅、慌てて荷物持って立ち上がってフラフラ~ヨロヨロ~ガタンッ「痛てえっ」ドアに挟まってる。

「あれぇ、オレ酔ってんのぉ~?」もたもた、ドアが開いて、もたもたガタンッ「痛てっ」フラフラ、酔いと寝ぼけで自分がなにしてんのか解らない。

随分と格好悪いざまなのに、そんなのも解らない。







「はっ」と気がついたら辺りの柄(様子)が変わってる。「あれ~?」オレまだ電車に乗ってるがな?ドアが両面開いて終着駅の梅田に到着してる。







ぼや~ああ~としてる。降りようとして挟まれて、ドア開けて貰ってまた乗ったのぉ~?「格好悪う」正気やったら赤面もんやで。

重たい身体と荷物引きずるようにして、また神戸方面の電車に乗り換えて戻ってる。

「はっ」気がついたら乗り越してる。「オレ、何時になったら帰れるの?」


















休憩-51 『狭山の遠足』

2011年12月16日 | 日記








近所の子達が遠足から帰ってくる姿を目にすると「ふっ」と、小学校低学年の頃の遠足を思い出す。

大阪府の狭山池だったね。池の辺を流れる小川に入ってザリガニを捕まえた。デカかった。足のくるぶし程を浸す浅い小川は水も透けて綺麗だった。

メダカが子供達の足の隙間を逃げ惑う。魚達の世界に入り込んだことが兎に角感動だった。







あん時のオレはきっと最高に満足した表情だっただろうと思う。帽子で捕まえたメダカを数匹、デカいザリガニと一緒に持参のバケツに入れて持ち帰った。







帰宅後、土間でバケツの蓋を開けるとメダカが居ない?デカいザリガニの影に居るのかな?兄貴が「ザリガニが食いよたんや」って笑ってる。

「衝撃」だったね。仲良く居てると思ってた。喰ったなんて信じられなかった。

「こいつ、なんてことすんの?」って、大事なザリガニが憎たらしくなってる。オレッて遅れてたのね。ほんまにショックやったもんね。







小さな金魚鉢に移して「仲良く」飼うつもりだったのに無知な「夢」は儚く潰れたね。「こいつは生玉神社の池に逃がす」って決めた。飼う気になれない。





















親父が仕事場から出てきて「お腹が減ったらおまえも食べるものが欲しいやろ?こいつもお腹が減っとったんや。

生きて行くってことは、そういうことやぞ」って、話してくれた。

「もっと早く餌を入れたったらよかった」「そうやな」「おまえも魚食べてるやん」って兄貴。







あぁ、そうか。そういうことか。垣間見る魚達の世界は神秘と夢に満ちていた。

でも足を踏み入れて見れば、生きて行くための戦いが繰り広げられる厳しい世界なんだね。

夢は上辺なぞりなんだろうかね。思いも上辺の形に惑わされるのかね。夢や思いに眩んで実態を知って幻滅し失望する。何ごとにも通じることだね。







あからさまな実態では夢がない。形を除けば思いも至らず遊びもない。

だからまやかし被せて飾ってみたものの、其れが迷いを生じて、人は騙し騙され泣き笑いの世界で生きることになる。

人間を除く生き物は自然のまやかしの色に染まって映えるけれど、彼ら自体は「純」やね。





















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