知らぬ間に親父が死んだ歳になってる。私は「自分も親父と同じくらいでくたばるんだろうな」って、漠然と思っていた。
でも、鏡に映る自分をを見ると「親父はオレみたいに若くはなかったなぁ」って思い出す。昔の人の身長だと親父は目だっていた。
私と同じく大柄だったね。食事のときは一升瓶を傍らに置いて大方空けてしまう酒豪だった。
頑固な職人で、酒が入ると理性が後退し感情に任せて暴れるような昔男だった。
「恐い親父だったね」子供たちはビクビクしてたよ。でも、私たち子供が遊び呆けてしかるお袋に「みんなが必ず長生きしよるかどうかも解らん。
遊べるときは思い切り遊ばせてやり」って、何度か聞いたことを覚えている。
恐い家長のお許しを貰ったのだから、子供たちは気兼ねなく「遊び呆けたね」お陰で子供時代の欲求不満ってのが一切ない。
親父は大酒が祟って「早死にしたんだろうね」当時としては、早死にだったのかどうかは解らないけど。
子供たちは、そんな親父を見て育ったので「酒はあまり呑まない」酒の美味さは知ってるけれど「呑めない」何処かで拒絶してんだろうね。
人の寿命なんて誰も解らない。筆は先からってのが相場だけど、若い人が先に逝くのを見たり聞いたりすると
一概にそうとは限らないなぁとか思ったりはする。此ればっかりは足元が見えないね。
そういう哀しい後先の狂うことが、先々、増えて起きなければ良いがと思う。
福島原発の放射能拡散による影響が、知識人が揃っていう「健康に害はない」どおりに収束することを祈る。
福島第一原発の汚染水処理施設から水漏れがあった。水に含まれていたストロンチウムなど260億ベクレルが海へと流出した。
建物ひび割れから屋外にも漏れたらしく流出した量は150リットル、放射性物質の量は260億ベクレルだと推定しているが、
海で薄まるため影響はほとんどないと東電は説明している。「ほんまかいな?」明治ステップからセシウム。
多くの子供が口にする粉ミルクから放射性セシウムが検出された。今回は検出された数値が極めて小さい。
粉ミルクはお湯で溶いて飲むためさらに薄まる。
「乳児の体に影響はほとんどないと考えられる」と分析。「ほんまかいな?」
福島原発の所長さんが嘔吐を繰り返し緊急入院。事故勃発から現地で陣頭指揮していた方ですが、不思議と症状の報道がない。
波風立てたくない気持ちは解らなくもないけど、次々出てくる放射能被曝の情報に尽く「健康に影響はない」のオンパレード。入院した原因には触れない。
原発の収束ってのは、本当に進展しているの?
世界では、これほど放射能を垂れ流し放散しっ放しの日本の対応に、なかば呆れているらしいですよ。「ほんとに大丈夫なのか~?」
除染作業が福島の各地で本格化しだしたらしいけど、元を断たなきゃ意味ないのと違うの?
無駄になってもいいから、まず原発に「ドームを被せろっ」チェルノブイリで何を学んだっ? 広島や長崎の黒い雨がもたらした悲劇を忘れたのかっ?
放射能を嘗め過ぎているんじゃないのかっ? 国の安全基準に倣い食品製造各社は毎日製造を続けている。
東京を含む以北に所在する製造各社の製品も全国に流通している。
基準値であろうがなかろうが、含有したものを毎日食した上に、全く不明に近い危ない生鮮品を摂り、危ない埃舞う空気を吸いまくる。
特に関東を含む以北の方々の健康に本当に「影響はない」のかっ?
テレビで福島の子達があどけない顔して笑っている。なんとも不安で不憫な思いに駆られる。
「復興」だ「支援」だ「心はひとつ」だなんて希望をもたせる言葉の行列で「此の子達を裏切るなよっ」此の子達は「何も知らない」んだぞ。
大人の判断に、此の子らの未来が託されているんだぞっ。
こんなところで声荒げて訴えても、ただの活字の羅列に過ぎないことは解っているが、此の世に生を受けた子達に、
親より先に逝くような悲劇をもたらしてはいけない。健全に一生を全うできるよう導く義務があるぞっ。