チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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9.20朝日新聞解体!山手線一周マラソンラリー:一体、ニートの何が問題なのか?

2014-09-18 06:44:40 |   日本浮上・日本の優位性

 最近では、働かず、教育を受けているわけでもなく、仕事に必要な訓練を受けているわけでもないという若者のことを、二―トと呼ぶのが流行りになっていました。 

 そして、この二―ト人口(64万人)の激増が、社会問題だと言われています。

  このニ―ト人口激増は、経済環境が『厳し』いせいだということになっていますが、これは、まったくの思い違いであります。

  当の二―トたちが、職を持っていないのに求職活動をしていない理由を、どう説明しているかを見ていくと、こうなります。

  1位、「会社生活を、うまくやっていく自信がない。」 34% …。)    

 2位、「健康上の理由。」 29%              

 3位、「ほかに、やりたいことがある。」 28%

 4位、「能力・適性に合った、仕事が分からない。」 25%  

 5位、「自分の能力・適性が分からない。」 23%     

 6位、「希望の就職先が、見つかりそうにない。」 17%   

 7位、「求職活動の仕方が、分からない。」 16% 

 8位、「何となく。」 11%               

 9位、「仕事に就く、必要がない。」 8%         

 この回答のうちで、『不況』と直接関係しそうなのは、第6位で17%の、「希望の就職先が見つからない。」という選択肢だけであります。

 あとは、「ニ―トのままでいても、差し迫った経済問題に、直面することはない。」という豊かさが、ニ―ト激増の原因だということを示しているのです。

 

 ニ―トの激増は、社会全体が、『豊か』だからこそ可能な、「働きたくなければ、無理して働かなくても、何とかやっていける。」という生き方を、実際に選ぶ人が、増えているというだけのことであります。

  それにしても、「若者が『たるん』でいるのは、社会全体が、豊かになり『過ぎ』たからだ。 だから、人為的に『苦労』をつくり出してでも、もう少し若者の生活態度を『しゃん』とさせてやろう。」というのは、大変な『危険』思想であります。

 文明が、どんどん『進歩』するのは、世の中に生きている人間の大半が、『たるん』でいても、暮らしていけるようになり『たい』、からであります。

 日本は、本当に『良い』国で、若い女の子が、暗い夜道を歩こうと、サラリーマンが、電車の中で、鼻ちょうちんをふくらましながら、居眠りをしようと、たいした危険には、遭遇しません。

  ニ―トは、社会全体が豊かになればなるほど、『増えて』いきます。 本当に、二―ト人口を減少させることができる『抜本的』な解決策は、社会全体が、『貧乏』になることだけであります。

  しかし、何故、有識者と呼ばれる連中は、二―トの存在自体が、問題だと言い張りつづけるのか? 

 『貧しく』とも、みんなが、働いている世の中は、大きなニ―ト人口を許す『豊かな』社会より、一体、『どこ』がいのか?

  本人の『自己実現』の問題か? それなら、まったくの大きな、お『世話』だろう。 働かなくても、自己実現、『でき』る人は、一杯いる。 

 だが、好むと好まざるとにかかわらず、これからの先進国経済では、一生働くことなく生きていける人の数が、増えていく。

 その人たちを、つまはじきにしたり、何とか、「まっとうな人間らしく『正業』につけるように、指導する。」なんてことをやる社会は、そういう無駄な努力の分だけ、『資源』の浪費を続けることになるでありましょう。(??)

 


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