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 二―トの何が、問題なのか?:ハーバードで、一番人気の国・日本

2016-08-02 00:58:50 |   日本浮上・日本の優位性

     <一体、二―トの何が、問題なのか? (その1)>

 最近では、働かず、教育を受けているわけでもなく、仕事に必要な訓練を受けているわけでもないという若者のことを、二―トと呼ぶのが流行りになっていました。

 そして、この二―ト人口の増加が、社会問題だと言われています。

 このニ―ト人口増加は、世間一般の理解では、経済環境が「厳しい。」せいだということになっています。

 アンケート調査では、65%の回答者が、「『不況』等の経済状況。」が、二―ト激増の理由だと答えています。

 しかし、これは、まったくの「思い違い。」であります…。

 当の二―トたちが、職を持っていないのに、求職活動をしていない理由を、どう説明しているかを見ていくと、こうなります。

 1位、「会社生活を、うまくやっていく自信がない。」 34% (なるほど、同級生のアルビョン君が、言っていたように、ガッツがないなあ…。)

 2位、「健康上の理由。」 29%   (これも、言い訳っぽい気がする。)

 3位、「ほかに、やりたいことがある。」 28%

 4位、「能力・適性に合った、仕事が分からない。」 25%  (あっ、まさに、これを、A君が言っていったのだ…。)

 5位、「自分の能力・適性が分からない。」 23%      (同上)

 6位、「希望の就職先が、見つかりそうにない。」 17%   

 7位、「求職活動の仕方が、分からない。」 16% 

 8位、「何となく。」 11%           (何じゃ、そりゃ?)

 9位、「仕事に就く、必要がない。」 8%     (え~つ。)

 この回答のうちで、『不況』と直接関係しそうなのは、第6位で17%の、「希望の就職先が見つからない。」という選択肢だけであります。

 あとは、「ニ―トのままでいても、差し迫った経済問題に、直面することはない。」という豊かさが、ニ―ト激増の原因だということを示しているのです。

 ニ―トの激増は、絶対に多くの進歩的知識人(?)が、主張するような、『不況』の副産物ではありません。

 社会全体が、『豊か』だからこそ可能な、「働きたくなければ、無理して働かなくても、何とかやっていける。」という生き方を、実際に選ぶ人が、増えているというだけのことであります。

 それにしても、「若者が『たるん』でいるのは、社会全体が、豊かになり『過ぎ』たからだ。 だから、人為的に『苦労』をつくり出してでも、もう少し若者の生活態度を『しゃん』とさせてやろう。」というのは、大変な『危険』思想であります。

 こういう発想をする連中が、そのうち首を突っ込まなくても、何ひとつ問題はない戦争に首を突っ込んででも、若者を戦死させてやろうというような、とでもないおせっかいを、し始めるのであります。

 それに、「社会が豊かになったから、『たるん』だ人間が増えて困る。」というのは、「読み書きのできる人間が増えると、理屈をこねるやつばかりになる。」というのと同じくらい、『愚劣』な議論であります。

 文明が、どんどん『進歩』するのは、世の中に生きている人間の大半が、『たるん』でいても、暮らしていけるようになり『たい』、からであります。

 日本は、本当に『良い』国で、若い女の子が、暗い夜道を歩こうと、サラリーマンが、電車の中で、鼻ちょうちんをふくらましながら、居眠りをしようと、たいした危険には、遭遇しません。

 もちろん、公共の場で、一心不乱に、マンガ雑誌を読みふける程度のことは、大昔から許容範囲内の行為になっているのであります。

 ようするに、「たるみっぱなし。」でも、生きていける国で、だからこそ、世界中で、『一番』人類文明の『理想』に、近付いた国なのであります。

 (だから、『円高』と市場が評価しているのです。 続く)

 

 


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