チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 持論;『戦略』は、『無効』であるばかりでなく、むしろ『有害』だ:救国の『日本のこころ』

2016-07-06 06:18:20 |   日本浮上・日本の優位性
     <無目的、無計画の「修正自在型。」に優位性がある>

 梅棹忠雄は、「目的を定めず、ただ世界のながれるままに身を任せて漂流する、その漂流にこそ行動の美を見いだすという『美学』が日本文化の根深いところにひそんでいる。」(『地球時代の日本人』中公文庫)と書いている、。

 そして、明治維新も、「明確な目標も何もないし、いったいどうなるのか、だれにもわかっていない。 
 
 しかもなんとか難局をきりぬけてしまった。」し「その場そのときで、適当に処理してゆくけれど、全体として確固たる目的、計画性、原理があるわけではない。」ことを積極的に評価する傾向があると指摘している。

 この「無目的性、無計画性、無原理性。」を貴ぶ気風は、アメリカの都市経済学者、ジェイン・ジェイコブズが論評したように、経済的に成功した都市や国家が共有していた特徴を、次のようにまとめている。 

 【 成功につながる経済発展は、目的志向型であるよりは「修正自在型。」にならざるをえず、そのときの都合や経験に応じて変わっていかざるをえない。 

 それは、1つには予測不可能な問題が発生するからである。 

 「確固たる目的。」「長期計画。」「決然たる意志。」によって『目標』に対処しようとする「工業戦略。」は、軍事的な思考方法である。

 その考えの背後には、経済的活動とは戦争に臨む時と同じように、征服し、動員し、おどしをかけることという『仮定』がある。 しかし、拡大と発展を志向するときにはそんなことはできない 】

 と述べています…。

 現在の日本経済が直面している最大の問題は、政策の不在ではなく、「政策の過剰。」である。

 多くの政治家や官僚や評論家たちが、「何が日本国民にとってベストなのかを、我々が大衆の代わりに考えてやる。

 大衆がその考えどおりに動けば、日本経済は復活する。」と唱えていることははむしろ『有害』といえましょう。

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