脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

祈り

2013-04-07 22:07:06 | 私の思い 3
今まで、
たくさんの方のブログを拝読させていただいてきた。

それは、
ご家族であったり、
ご本人であったりと
立場は違っても
みな、脳腫瘍という敵と闘う仲間だ。

とりわけ、
脳幹腫瘍と闘っておられる方の症状は、
再発して、
脳幹に転移した頃の夫の症状と重なり、とてもつらい。
夫も
そんなふうに苦しかったのだ、と思う。
それでも、夫は多くを語らなかった。
苦しみを訴えることはなかった。
どんなに不安だったことだろう。
どんなにつらかったことだろう。

信仰心のない私は
祈る相手を持たないけれど、
それでも、祈りたい。
その方とご家族の時間が
少しでも穏やかなものでありますように。
奥さまが、
私のような後悔を抱かなくても良いように
精一杯寄り添えますように。

今更ながら・・・

2013-04-07 03:45:00 | 私の思い 3
わかっていることだけれど
受け入れきれないのかもしれない。
だから、人から言われると
よけいに反発したくなるのかもしれない。

どんなに悔やんでも、
どんなにもがいても、
時間は戻せない。
あのときに戻ることはできない。
以前の自分に戻ることもできない。

私は、
一人で生きていくしかない。

いろいろなことが思い出せないのは、
以前の自分とは違うからなのだろう。
違う自分として生きていくしかないのだ。
できなくなってしまったたくさんのことも。
もう、
以前のようには生きられないのだ。
そのことを
事実として受け入れていくしかないのだ。

4月6日、夫の車に乗って東京に向かった。
7日に娘を入院させ、
夫は一人自宅に戻り、
翌8日に緊急入院した。
9日に娘は手術を受け、
夫は一人で13日に手術を受けた。

どんなに心細かったことだろう。
どんなに不安だったことだろう。
当時の夫の気持ちを思うと
心を切り裂かれるようだ。