脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

新しい年を迎えて

2023-01-03 19:42:07 | 日記 2
実は年末、ブログの更新をしようとしたのですが
どうしてもログインできなくて、
どうしようかと思っていました。

パソコンを新しくしたことと関係があるのか、ないのか・・・

思いつく限りのパスワードを入れても
どれも「違う」と言われてしまいました。

今日、再度チャレンジしてみたらヒットしました!!

でも、このパスワードも年末に入れてみたんだけど・・・
焦っていたから、間違えたのかも・・・?
最近、こんなことが増えて、「歳」を感じることが多くなりました。

新しい仕事はなんとかこなしています。
今年は新しい資格を取りたいと思っています。

今年は夫の13回忌の年です。
人が集まることが大好きだった夫。
田舎の本家の長男として
いつも親戚の人達のことを考えていた夫の気持ちを思い
できることなら、従兄弟たちも誘いたいと考えています。

娘は今も夫が運転していた会社のバスを見ると
「お父さんのバス!!」といいます。
公共交通機関の衰退に伴い、路線が縮小され、
この辺りではめったに見かけなくなったのですが
大学病院など、都市部まで出かけるとまだたくさん走っています。
夫が運転するバスに乗って出かけたことは
娘にとってかけがえのない思い出なのだろうな、と思います。
そんなふうに、娘の記憶の中の夫に会えることが
私にとってはとてもあたたかな出来事になっています。

ほんとうにたまにですが(数か月に一度くらい)
夢に現れてくれて、私に助言してくれることがあるのですが
なぜか声が聞こえないのです。
声は聞こえないけれど
ちゃんと何を言っているのかはわかります。
目が覚めると
夫が言いたかったことはちゃんと私に伝わっています。
あのころ、もうちゃんとした言葉が話せなくなっていたのに
私に伝えたいことがたくさんあって
言葉が伝わらないもどかしさに苦しんだけれど
今はちゃんと伝わっています。
あのころも
こんなふうにわかってあげられたら
どんなによかったことか・・・
わかってあげられなくてごめんね、と今も思います。

だんだんと年を重ねて
以前のようにできないこともたくさんありますが
今年も、夫の思いを受け継いでていねいに生きたいと願っています。



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