脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

誕生日

2016-09-23 20:31:30 | 日記 2
昨日は
夫の62回目の誕生日。


なにか
特別な日にしたいと思っていたのだけれど・・


午前中は
雑用に追われ
午後はずっと具合の悪い母のところへ行って
夕方、娘をグループホームに送って
夜は親の会の仕事をして終わってしまった


毎日があわただしく過ぎてゆく
夫がいたらどんな生活になるだろうと思うけど・・・


ねえ、
あなたの声が聴きたいよ・・・



2016-09-11 21:04:26 | 日記 2
今朝、ワンコの散歩に出て、
クルミの木にきているリスを見かけた。
もう、秋なんだなあ・・・と思った。

草むらには曼珠沙華が咲いていた。

気づけば
ずいぶん日が短くなった。

もうすぐ
夫の62回目の誕生日がやってくる。

ここにいてくれたら
どんな日々を過ごしていただろう。

今日は
夫がほしがっていた
小さなキャンピングカーを2台もみかけた。
そのたびに
胸が張り裂けそうな思いで
涙を必死にこらえた。


どんなに思っても
もう
ここには帰ってこないのだ。

それでも
まいにち
まいにち

「いま、ここにいてほしい」と
願いつづけているよ・・・







孤独

2016-09-03 19:34:22 | 日記 2
夫の5回目の祥月命日、そしてお盆を過ぎ
心はからっぽなのに
次からつぎへと
さまざまなことが起きてくる。

それらをどう考えればいいのか・・・
夫がいたころは
どんなことでも夫と飲みながら話すことができた。
夫はいつでも私の思いをそのまま肯定してくれた。
だから、わたしは冷静になって
自分のとるべき道を冷静に考えることができた。

今、
そんなふうに話す相手がいなくなって
わたしは
自分の思いを持て余しているのだと思う。
だれかに「そのままでいいよ」と言ってもらいたい。
誰かに「その気持ちはわかるよ」と言われたい。

そんなことは
もうかなわない甘えなのだとよくわかっている。
自分のことは
自分で結論を出すしかないのだ。

残されて
ひとりで生きるということは
こういうことなのだと
まいにち
思い知らされる。

話し相手がいる人には
決してわからない
孤独感だ。