脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

雪こんこ

2014-10-25 21:07:17 | 私の思い 3
今日、今年初めて「雪こんこ」が飛ぶのを見た。
「雪虫」「雪んこ」「綿虫」「白ばんば」などの名を持つ小さな生き物。
こどものころ、この虫がとぶのは、かなり寒くなって
もうすぐ雪が降るころだったような気がする。
マッチ箱に綿を敷き詰め、そーっとつかまえても
すぐに死んでしまう、はかない虫だった。
最近は
なぜか、とても早い時期から飛ぶようになった気がする。
でも、
いまでもこの虫が飛ぶと
とてもさみしい気持ちになる。


週末、娘が帰ってきているときだけは
できるだけ笑顔で過ごすように努力している。
それでも
ふとしたことで
涙があふれてくる。
娘のほうが
よほど適応力があり
父親のいない生活を受け入れている。
時折
「お父さん~言ったんなあ」と夫の口癖をまねてくれる。
「お父さん~行ったんなあ」と夫と出かけた思い出を語ってくれる。
娘の心の中に
大切に残されている夫との思い出。
この子は、きっと
わたしがいなくなっても
こんなふうに
その現実を受け止め
楽しかった記憶を心の支えにして
生きていってくれるのではないかと思う。
親が思っている以上に
子どもはたくましいものなのではないかと。


この子を
残してゆかねばならないことへの
心配や不安は尽きない。
あのころ
夫もこんな気持ちでいたのだろうか、と思う。
表現する「ことば」をなくして
夫はどんなにつらかっただろうと思う。
あのころの夫の気持ちを思うたび
胸が張り裂けそうになる。

どうしたって・・・

2014-10-13 21:24:57 | 私の思い 3
生きていればお金がかかる

我が家はいろいろな事情が重なり貯金はほとんどなかった

今は
わずかなパート収入と遺族年金が頼りの日々


昨春、転職して月々1万円強、収入が増えた
ところが
そのために
今年度
国保のお金が
毎月1万5千円ほど増えた

最初は、間違いではないかと思った。
でもいろいろ調べても
間違いではないらしい。
7割減から3割減になった。
それでも、まだ
減免されているのだという。
でも、
今の私には
毎月1万5千円の負担増は大きな金額だ

そのために
固定電話を廃止し
新聞もやめた
それでも
「焼け石に水」だ。
あとは
何を節約できるのだろう?

どうがんばっても
生活費が足りない
これから
冬に向かい
寒冷地の当地では
灯油代も1万円を超すようになる
無駄に広い我が家では
ファンヒーターをたいても
少しも暖かくならないが
それも
節約するしかないのだろう・・・





どうしたって
悲しいだけなのだから
もう
おわりにしてはいけないのですか?



ねえ、
あなたはどこにいるの?
わたしに
もっとがんばれというのでしょうか?