脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

どうしようもなく

2016-06-25 22:00:36 | 日記 2
どうしようもなく哀しくて
どうしようもなく悔しくて
どうしようもなく恋しくて
どうしようもなく腹立たしくて



そんなとき
ひとは
みんな
どうしているのだろう?



いつも
どんな愚痴も
どんな泣き言も
どんな怒りも
すべて
黙って聞いてくれたひとがいないいま


わたしには
語る相手がいない



ただ
こぶしを握りしめて
ないている



わからないまま

2016-06-12 22:43:52 | 私の思い 3
夫が名古屋の病院を退院し
車椅子ながら
自宅での生活をしてきたこの時期・・・

週3回のデイサービスとデイケアを利用し
在宅でリハビリも受け
ヘルパーさんにも来ていただき
とにかく
利用できる限りのサービスを利用させていただいて
かろうじて生活が成り立っていた

ひとつひとつについて
詳細な検討を加える余裕はなかった
とにかく
使える限りのサービスを利用しないと
重度の障害をもつ娘と
わたしの生活が成り立たなかったのだ



どんどん変化してゆく夫の病状
それは
とても残酷だった

娘にとっては
「お父さん」が「お父さん」でなくなってゆく過程だった
混乱し
日常生活にさまざまな困難がおきていた





それでも
いま
娘は
夫が元気だったころをたくさん思い出してくれる
それだけが
いまの私の救いだ



夫がいない今
なにをこころのよすがとして
生きていけばよいのか
いまだわからないままだ