脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

たいせつな時間

2018-10-21 20:28:55 | 日記 2
親戚の葬儀を終えた。
田舎で
本家にあたる我が家は
夫が大切にしてきたお付き合いが多い

今回は
夫がかわいがっていた従弟の育ての父で
従弟をとても大切に育ててくださった恩人なので
夫が生きていれば
率先してお手伝いをしただろうと思う
でも
女の私にはお茶を出すぐらいしか出番はなくて・・・

こちらの親戚への連絡を一手に引き受けるのも
本家の役目
誰と誰に連絡すればいいのか
お香典はどれだけ包むのか
義弟に相談しつつ・・・

なんとか本家の嫁の役割を果たせただろうか・・
夫から
合格点はもらえただろうか・・・

親族の集まる場では夫のことを聞かれるのが一番つらい
当時は聞けなかったけど、
時間がたった今ならもう聞いてもいいと思われるのかな
わたしにとっては
今もあの頃も全く同じ哀しみの中なのに・・・




今年20歳になった老猫の調子が悪く
すぐ脱水になる
注射で水分補給していただくと
しばらくは元気になり食欲が戻るが
10日ほどたつと
また食事も水分も摂らなくなり注射・・の繰り返しになった
それでも
調子の良い日は
よく食べ、ゴロゴロとのどをならして甘えてくれる

犬も右顔面麻痺のため
まぶたを閉じることができない右目によく傷がつく
そのたび、病院で目薬をもらい手当てをしなければならない
犬と猫との病院代も大変だけど
家族として迎えたのだから仕方ない

自分の子どもも含め
この子たちのこともきちんとしておかないと
死ぬことはできないな・・・と思う
命を預かったことの責任の重さを
今更ながらにひしひしと感じている


ひとも
どうぶつも
みな
いつかは
別れなければならないから
一緒に過ごせるこの時間が
とても大切なのだと思う

夫との時間を
もっと大切に過ごせばよかったと
自分を責め続ける毎日でもある